当社では最近、kintoneを導入しました。
kintone。
いろんなことが出来ますが、何でも出来るわけではなく。
使いこなすには、少々工夫がいるようです。
でも、当社は地図にこだわる会社なので、
どうしてもkintoneと地図を連携させたくて。
そこで、当社「カンタンマップ」とkintoneを繋いでみて
多くの方から問われたことをまとめてみますね。
カンタンマップ
http://www.at-creation.co.jp/system/iPad.html
・Googleマップを使っても良いの?
地図と言えば、Googleマップ。
これはもう当たり前の世界になりつつあります。
無料で使えて、しかも使いやすい。
しかしです。
自社の顧客の情報をGoogleマップに重ねて、
営業社員らで共有しても大丈夫?
サイボウズさんのサイトにも、「有料になる場合がある」
といった注意書きが書かれています。
そうです。
kintoneのサイト内で業務利用でGoogleマップを使うと、
Googleマップの利用規約違反になります。
kintoneで利用する場合、誰でもが見られるサイトにならないので、
この場合は有償利用の対象になります。
Googleマップを商用利用しようとするならば、
為替相場や種類にもよるようですが、
年間120~160万くらいかかるようです。
ちなみに、年間利用料なので、毎年この金額が
必要になりますので、これも要注意です。
・kintoneの地図連携サービス
kintoneのウェブサイトに、「連携サービスを探す」
というサイトがあります。
https://kintone-sol.cybozu.co.jp/integrate/?_ga=1.126821005.1080639499.1476968142
この中に、地図連携を紹介するページがありますが、
しかし、、、地図連携に関するサービスが見当たりません。。。
・カンタン顧客管理マップ for kintoneをリリースします
「カンタン顧客管理マップ」とは、「カンタンマップ」と
kintoneを連携させたサービスです。
「カンタンマップ」とは当社が提供する
iPad・iPhone向け地図アプリです。
カンタンマップで出来ることはとても少ないです。
・kintoneアプリに入っている顧客リストなどの
位置情報を地図上にPIN表示出来ます。
・PINは種別ごとに色分けで表示出来ます。
また、色ごとに表示非表示を切り替えられます。
・そのPINをクリックすると、kintoneを表示して
詳細情報を見られます。
・PINを地図上で追加して、kintoneのレコード追加
をすることが出来ます。
・PINの位置が間違っていた場合、
PINの移動をさせることが出来ます。
・地図はiPad・iPhoneに標準で入っている
Appleマップのデータです。
・ゼンリン住宅地図や小学校区など、他の地図と
重ね合わせることが出来ます(オプションサービス)。
・地図上でカンタンな距離計測や面積を
測ったりすることが出来ます。
・PINの場所までナビをしたい場合は、Googleマップアプリを
呼び出して、それでナビをしてもらえます。
文字の分量にすると、結構なボリュームになってしまいましたが、
使ってみると「これだけ?」というくらいシンプルです。
使い方もカンタンなので、慣れてしまえばパソコンが
使えない人でも使いこなせてしまいます。
だから「カンタンマップ」なのです(笑)。
・顧客リストはカンタンに地図に重なるのか?
顧客リストなどを地図に重ねるのに
必要なのが、実は「経緯度」なのです。
おそらくkintoneやExcelで顧客リストを作って
おられる方で、フィールドに経度と緯度を
作られている方はいないと思いますww。
そこで必要になるのが、
住所データから経緯度を自動的に算出する作業です。
住所を経緯度に変換する手法のことを
「ジオコーディング」と言います。
このジオコーディングにも実は、
GoogleマップAPIが使われることが多いです。
当方のサービス、カンタンマップでは、kintoneに入っている
顧客リストアプリに、ジオコーディングプラグインを提供することで、
経緯度を自動付加する仕組みをご提供予定です。
よって、顧客リストの住所データがあれば地図化は可能です。
但しです。ここが重要です。
では、住所データがあれば、カンタンに地図化出来るか?といえば、
残念ながらほとんどの場合、そうカンタンではありません。
何が起こるのか?と言いますと、ジオコーディングの変換エラーです。
どんな場合にエラーになるのか?と言うと
・住所データが入っていない
・住所の漢字や数字などの打ち間違い
・旧の住所表記になっている(市町村合併などによる住所変更)
・マンション名などが住所に含まれている
・住所が途中までしか入力されていない
などといったケースが考えられます。
当社がこれまで何度も実施した経験から、
10%くらいのデータでエラーが出るのが一般的です。
顧客リストを地図化する前に実施した方が
良いこととしては、住所データの整理です。
少しでもエラーを減らすために出来ることは、
マンション名などは別フィールドに入れることはとても有効です。
・地図に重ねたら何が変わるのか?
顧客リストを地図化したいというニーズは多いようですが、
地図化したら何がどう変わるのでしょうか?
一番わかりやすいのは、
・これから訪問するお客さまの場所がすぐにわかる
ということです。
でも、これだけなら、住所をクリックして
Googleマップにリンクすれば良いだけです。
ただ、この場合だと、そのお客さまの位置はわかりますが、
その近くに他にどんなお客さまがいるか?はわかりません。
地図化することのメリットはたくさんありますが、一番わかりやすいのは
・今日はこのお客さんのところに行くから、
ついでに近くのこの人とこの人のところにも寄ってこよう
というお客さんとの接触頻度をあげることが挙げられます。
当社のユーザさまで、これまでは日に3件くらいだったのが、
最大8件くらい回れるようになったとのことです。
やはりタイミングよく逢える人とお仕事したいですからね。
それに加えて、カンタン顧客管理マップでは、
こんな効果もあったりします。
・訪問履歴はkintoneで保存しているので、
訪問前にこれまで話してきた内容を事前に確認出来ること
・お客さんから「前と同じでいいよ」と言われても、
その場で確認出来ること
・訪問したその場で訪問記録を記入すれば、
事務所に戻って営業日報を作らなくてもよくなること
ここまでは容易に想像出来ると思います。
地図化の効果はまだあります。
・この地域には当社の顧客は
まだこれだけしか居ないのか?
・当社の顧客は、この地域に多いのか?
・逆に、当社の顧客は川の向こう、線路の向こう側からは
来てもらえていないのか?
あと、従来の顧客リストでの管理では難しかったこんな使い方も出来ます。
・この家はライバル会社の客なので、
もう訪問しても無駄だから行かなくていい
すなわち、顧客リストには入力されない、顧客じゃないリストも
加えて、kintone連携だからこそ感じられる効果もあります。
・kintoneで機能拡張すれば、クレーム管理なども
合わせて管理することも出来ること
・住所をキチンと管理しているので、年賀状などを出す際に
kintoneで住所を印刷しても間違った住所に送ることが減ること
さらには、iPadやiPhoneの音声入力機能を使えば、
キーボードで文字を打つことも必要なくなります。
最近の音声入力は、とても精度があがったので、
高い確率でちゃんと変換してくれます。
とはいえ、たまに全然違った文字に変換されることもありますが。
そう。
kintoneを使いこなせば、追加費用なしで、他の用途にも使えるのです。
そう考えたら、使いこなせばこなすほど、費用対効果は大きく出来ます。
・利用するにはいくらかかるのですか?
ご利用には下記のものが必要になります。
・kintone(スタンダード):1500円/月(但し、5ライセンスから)
・カンタンマップ for kintone:2000円/月(但し、5ライセンスから)
・カンタン顧客管理マップパッケージ:15万円(初期設定費)
その他、オプションとして
・背景地図作成
・個別カスタマイズ
などが必要になることがあります。
・他のサービスとはどこが違うか?
顧客データを地図と重ねてスマホで見られる
サービスは他にもあろうかと思います。
「カンタン顧客管理マップ」はどこが違うのか?
それは、
kintoneベースだから、顧客管理以外にもさまざまなことに使えること
kintoneベースだから、カスタマイズも自分たちでカンタンに出来ること
顧客管理以外にも、例えば自社内の交通費精算や
見積もり受注管理などにも、追加費用なしで使えます。
(外部に開発を依頼する場合には、費用はかかりますが)
すなわち、kintoneとカンタンマップを使い倒すことで、
費用対効果はいくらでも上げることが出来るということです。
まだサイトも完成しておりませんが、
興味がありましたら、こちらからお問合せくださいませ。
http://www.at-creation.co.jp/contact.html
※作成中の新しいサイトへ記載する記事を
こちらで先行的に配信致します。