いつからだろう?色褪せた世界をずっと歩いてた

変わらない、つまらない日常
淡々と過ぎていく日々
けれども変わっていく周りの人達
変われない自分
独りが恐くて周りに合わせてたら、笑う事を忘れ愛想笑いしか出来なくなった。


そんな世界にかかった6色の虹

その虹が導いた7つ目の光

世界は途端に色付き、何時の間にか僕は本当の笑顔を取り戻せた

でも君はもう居ない。

段々色褪せてゆくけれど、君が色を付けてくれた世界の中で今日も僕は笑顔で生きる

またいつか君と逢える日を迎えるために
考えるのが、思い出すのが、辛くて怖くて。
考えないように、思い出さないように、自分から遠ざけたかけがえの無い思い出。


手から零れ落ちる砂の様に、存在が失われつつある。

一つ一つ、思い出せない事が増えていく。

そして、最後は何も残らなくなる。

あの子の存在も、俺の中から消える…。

それは、あの子にとっても同じ事。。。

いや、もう消えてる。

とっくに忘れられてる。

今は辛いけれど、いずれ何も感じなくなる。

もし過去がそうやって消えて行くなら、消えた過去以上の未来が欲しい。。。


彼女は旅立って行った。

彼女の最後に俺は何をしてやれたんだろう。

俺は、方角を教えるどころか、結局、真っ白の地図のままの彼女の背中を押してしまったのでは無いだろうか。

何も出来なかった、諦めてしまった、手を伸ばす事さえしなくなってしまった。

一言、辞めるなと言えたら、言っていたら。考え直せと言っていたら。
何か変わったのかもしれない。

どうか、白に呑まれないで…。

光が彼女を導きますように。