
しっかりとした言葉で作品について綴りたいと思いつつ
どうしても"魔法"とか"奇跡"とか、そういう不確実な言葉を使いたくなる
誰にやってもらうとも決まらないまま書いたこの台本を伊丹さんや向ちゃんにやってもらえている時点で奇跡は始まっていたとも言えるし
そもそもプロデューサー小宮山さんとの出会い自体が"人生相談読んでくれててバイトしてたゴールデン街のbarに飲みに来てくれたから"だったり
他のキャスト・スタッフとの出会いも全部奇跡
演劇が魔法だとすれば
世界一手順が地味で煩雑でコツコツやるしかない
イモリの丸焼きを放り込めばボワッとなって完成したりは絶対にしない
そういう儀式の必要な魔法
ついつい奇跡を望んだり期待してしまうけど
それはもう確実に起こっていて
今も地味で苦しい儀式の真っ最中なんだ
それでもきっと出来上がるのは、劇場に奇跡を起こす魔法になるはずと信じて
皆様のご来場をお待ちしております