黒田勇樹オフィシャルブログ「Surrea StringS」

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冗談交じりに言い始め、周囲が予想以上に盛り上がり、成り行きで「世界一おもしろい芝居を作る」という、無茶なオーダーの、全責任を負うことになった、今作

公演は終了しましたが、配信はまだまだ続くので是非、御覧下さい

ビックリするほど、お客さんから聞く感想、アンケートやSNS

「面白かった」「楽しかった」が、溢れていました

僕は、本気を出すのを怖がっていて、職業として演出家をする時は「お値段相当の仕事をする」と決めていました

怖い理由は、ただ一つ「周りがついてこれなくて潰れる」を、沢山経験したからです

更に昨今の経済状況や、コンプライアンス遵守の傾向もあり

例えば「その台詞全然言えてねぇから、バイトなんか休んで朝まで1万回言え!」とかは絶対言っちゃいけなくて

ギリギリ気をつけて「口に馴染んでないから、何度も発すると良いよ」ぐらいに留めるんですが

そもそもそういうことをしていないから、台詞が口に馴染んでない相手に言うので「どうせやらないだろうな、この台詞切るか」という、悪魔の囁きと戦うことになります

すっごいストレス

これを解消するのが、前述の「お値段相当の仕事」です

書きたかった台詞を削っても、したかった演出ができなくても

「このバジェットの仕事だからしょうがない」「なんでもしてよかったらジムキャリー呼んでくるわ」と、自分を諌めながら、この恐怖から逃げ回っていました

で、今回の「世界一面白い」に、向かい合うために”修羅”になることを覚悟しました

争いや戦いの絶えない地獄みたいなところに落ちるみたいな意味なのですが

案の定、衝突や物理的なダメージも多く、それでも僕は約束を守らなきゃいけないので

物語としても、作品自体での彼の生き様としても「真京孝行は、こんなにカッコいいんだぜ」だけを追い求め続けました

普段は、作品やキャストの感想を長々と書くのですが、いかんせん

終わってみて思い返すのが

「めっちゃ面白かった」だけなので、以上を公演の感想にかえさせて頂きます

感想まとめ

配信はこちらから
クソお疲れ様でした!