私は、
遺伝子組み換え
(GMO=Genetically Modified Orgasnisms)
のものは
なるべく食べないようにしています
よく友人や患者様から
「なんで遺伝子組み換えってだめなの」
と聞かれるので
ここでお話させていただこうと思います
そもそも「遺伝子組み換え」はなぜ行われているのか
ざっくり言えば
その作物を育てる際の手間を省いて、
かつ大量に収穫するため
です
現状では
2種類の遺伝子組み換えがあります。
①除草剤耐性GM
とうもろこしなど作物を育てるときには
他の雑草などを駆除するために
除草剤をばらまきますが
「除草剤耐性」の遺伝子
に組み替えれば
除草剤を撒いたとき、
いらない雑草は死ぬけど
GMトウモロコシは死なない
ということになるので、
除草の手間が省けて収穫しやすいですよね
②殺虫性GM
もう一つは
害虫が食べると死んでしまう遺伝子に組み替えた
とうもろこし。
害虫は食べると死んじゃうので食べないですよね
そしたら害虫駆除の手間が省けます
ではGMOの何がいけないのか
というかまず、害虫が食べて死んじゃうものを
そもそも人間が食べること自体が怖いですよね・・・
大丈夫なわけがありません
実際いろんな事実があります。。。
まずは
ねずみの実験から。
2012年フランスで行われた有名な実験です。
遺伝子組み換えとうもろこしをねずみの餌に与え続けた結果
ネズミには腫瘍が多発。
それだけではなく
多臓器損傷、発癌率が優位に上昇し
早期死亡が見られました。
ちなみにこの実験は
下記のように
4つのネズミ群に分けて
それぞれ
GMコーンのみと
除草剤の両方、除草剤のみ、と
どちらともの、体への影響を見る実験でした。
(上の写真と下の写真でアルファベット表記が違ってしまってすみません。
上の写真、JはA群、KはB群、LはC群です。)
この結果は
除草剤の残留でなく、
遺伝子組み換え作物自体が
体に影響があることを裏づけた実験でした。
また別のロシアで行われた実験でも
GM大豆を餌にしたネズミは明らかに発育が悪かった。
それだけでなく
死亡率が優位に高かった
という結果が出ました。
また
除草剤耐性GMができたことにより
除草剤の使用量が増えたため、
除草剤の人体残留の増加の問題も大きいです。
アルゼンチンの例は深刻です。
アルゼンチンで遺伝子組換え大豆の栽培が本格化したのは2000年。
その2年後から、
ガン、不妊、死産、流産、そして出生異常が急速に増えてきたといいます。
アルゼンチン、チャコ州アヴィアテライのカミラ・ヴェロンちゃん(2歳)(↑)
は多臓器不全と重度の障害を持って生まれましたが母親が大量の農薬を使用している地域に住んでいたと。農薬が原因である可能性を示唆されています。
アルゼンチン、チャコ州アヴィアテライに住む、アイザ・カノちゃん(5歳)(↑)
は、生まれたときから全身に黒い斑点があったそうです。
この先天異常も農薬と関連があると示唆されています。
アルゼンチンで遺伝子組み換え農業が劇的に広まって以来、
チャコ州では重度の先天的異常を持って生まれてくる子どもが4倍に増えたといいます。
他にも様々な報告がありますが
この辺にしておきます
ちなみに日本で
現在輸入許可されているGMOは
とうもろこし、大豆、菜種、綿実、じゃがいも、てんさい、アルファルファ、パパイヤ
の8種類です
そのうち、主に流通しているのは、
とうもろこし、大豆、菜種、綿実
の4種類です
(日本でのGM栽培自体は行われてないので国産のものは安全です)
うち表示義務のあるものは以下です。
ちなみに加工した下記のものは表示義務がないため
GMOが使用されていることが多いです
上記のものは皆様も気を付けてください
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