7月4日から小野剛さんが台北に来てくださっています。AFCからの講師としてインストラクターの養成のために14日まで。台湾からの受講生が6人。加えてグアムから1人。JFAから派遣の渡辺勉氏もさっそく受講生として汗を流しています。私は6日に覗くことができました。午前中に実技ひとコマ、理論ひとコマ。午後も同様にひとコマずつでかなりハードです。6日の午前は地元の中学生約20人と一緒に1対1,2対2から最後は4対4まで。実は中学生がうまくやっているのに驚いたのですが、渡辺氏に伺うと、初日はめてめてでしたが小野剛さんの指導を受けて急に変わりましたとのこと。実に驚きです。本当に、『台湾の中学生やるな!』と思いましたから。午後はGKトレでした。スコールで開始が遅れるハプニングにも負けず、7人全員がキーパーグローブをはめて楽しく“ノイヤー気分”でした。午前中も思いましたがやはり小野さんが実際に実技をするからついていくんですね。そして大きめのよく通る声でいつも激励しているんですね。講義はすべて英語です。「イエース!」「グッド!」この単語が一番多いです。だから受講生も中学生もみんな溌溂と、楽しく動くんですね。改めて学びました。

 小野剛さんは私がS級を受講した時(1999年)の先生です。あれから

18年、師の変わらぬ溌溂指導に感動しました。やはり師はあこがれの対象でなくてはいけませんね。

 日本のコーチングシステムと内容を根本から変革していった第一人者である小野剛氏がアジアの台湾で顔晴って(頑張って)いる姿に感動して興奮している自分がいました。幸せな一日でした。

小野剛氏を囲んで。AFCインストラクター講習を受けている

台湾の精鋭たち。台湾の未来は明るい。(2017・7・6)