2011年の作品で、若々しいミンギさん登場。ヒロインはソン・イエジン。『私の頭の中の消しゴム』の彼女ですね。
作品自体はそんなに面白いということもないけど、悪くもなくて、なんというか、ちょっと昔の、フランスのロマンティックコメディみたいな、レトロでいて、でもなんとなくおしゃれでもあるという作品。
もう一回観たいかというと、そうでもないけど、見終えたところでは案外悪くなかったかもという印象を受けました。
幽霊に取り憑かれていて恋愛が全然うまくいかないヒロインが、ものすごい欲求不満で、酔っ払うと必ず泥酔した挙句、ミンギさんのシャツをわざとではなくてもバリバリに破るという、、、、（笑） 付き合ってすぐに彼女から猛烈アプローチというのも、そんな彼女になぜかミンギさんが夢中になるというw
美男美女で、しかもソン・イエジンは、韓国ものには珍しい、メイクしてないくらいのかんじの清楚な仕上がり。
ミンギさんは、今回のこのおしゃれ感は、さすがモデルというか、ほんとフランスのオシャレな俳優のテイストがあります。参考にしたんじゃないかな。ジャケットやシャツの着こなしや、髪型もそうですね。わたしが大学生くらいの頃、卒業したらフランス語の勉強に留学することを決めていた頃、毎日フランス映画やフランス語の勉強や、フランスの音楽にハマりまくっていましたが、あの頃観たエリック・ロメールの映画を思わせます。
それから幽霊の問題も、最後まで結局解決していない（笑）。そんなところもフランス映画のテイストだし、ヒロインが飛行機で北欧に向かうあたりもなんとなく、あの頃のフランス映画のよう。
ミンギさんの彼女というか、特別愛情がすごくあるわけじゃないけど一緒に暮らしてる女性との関係や会話も、フランス映画っぽい。
監督は誰、と思って調べてみたら、ファン・イノ、、、、ファン・イノって『その怪物』に『デシベル』、『とかげのかわいい嘘』、『二つの顔の猟奇的な彼女』。うわ〜、全部観たわけではないですが、すごい、作品がそれぞれの世界観がはっきりわかる！
そして、『その怪物』では、自らがまるで亡霊のように現れる殺人鬼を演じたイ・ミンギが、ここでは幽霊に怯えるちょっとスカしたマジシャンの青年。本当に芸の幅の広いこと。
この、ただかっこいいだけじゃなくて、本当に化けるイ・ミンギさんにやっぱりしばらく釘付けだわ、、、、
あ、もう一回観ることはしないと言いましたが、いいシーンがいくつかあるので、そこだけちょっと見直そうかなw
この作品、アマゾンプライムでも399円払いましたので（笑）そういうことにしまーす。そのうちスケッチしたいし、ミンギさんのオシャレな姿をメモっておきます。
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