興奮再び

ホテルを出た我々は、オスウシィーの誘導で本日一つ目の目的地へ。

『野球殿堂博物館』

僕は小学３年生から中学３年生（高校１年生少し）まで野球をやっていたのはオスウシィーも知っている。が、その頃から

野球はやるもの

観るものではない

という謎のポリシーがあり、プロ野球にはそれほど興味はなかった。

今思うと、見ているだけだと眠くなるというのは実際にあったと思うが、今思えば自分よりも上手い人が恵まれた環境で野球をしていることに嫉妬していたのだろう。

勿論それも知っているはずのオスウシィーがなぜ僕をここに連れてきたのか？その答えがすぐにわかった。

まだまだ記憶に色濃く残っているあの2023.World Baseball Classicに関する展示が行われていたのだ。

トロフィー、メダル、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手などのユニフォームやヌートバー選手のペッパーミル（？）などなど数多く展示されていて、あの興奮が昨日のことのように思い出された。

ちなみに、あれ以来、調理器具の街・東京合羽橋ではペッパーミルが爆売れだそう。（博物館情報ではない）

その他、もちろん日本プロ野球界や高校野球などの展示もたくさん。

この日は野球開催日だった為多くのお客さんで賑わっていたが、プロレスやコンサート開催日ならある程度空いている中で見られるのではないだろうか？（そういう時は閉館日か？）

伝統の一戦

博物館を後にするころには僕の心に久々の野球熱再燃。

それを見越してか、オスウシィーから二つ目の目的地が発表された。

普段プロレスやコンサートでしか

来ない東京ドームで

巨人阪神戦を観戦していただきます

その手にはバックネット裏指定席のチケットが。

ｍ 3150 ｍ（サイコー）

投手戦

バックネット裏というより、１塁側内野席といった場所ではあったが、久々の野球観戦は雰囲気だけでも十分楽しめた。

この日は巨人阪神東京ドーム３連戦の２戦目。前日は巨人の劇的な逆転で大盛り上がりだったとか。

一方、今日の試合はビギナーにはちょっと辛い投手戦。

盛り上がったのは阪神・大山悠輔選手のホームランぐらいだった。

が、繰り返しになるが、久々の野球観戦は雰囲気だけでも十分楽しめた。

少し気になったのが、最近の巨人のユニフォームは背番号の上に名前が無い。これはどうなのかな？

調べてみたらこんな記事が。

以下、記事引用

『背番号の上にローマ字表記の選手名が入らないシンプルなデザインで、米大リーグ、ヤンキース、レッドソックスなど伝統球団のスタイルを採用した。ただ、ファンからは「名前を入れないとわかりにくいかも」「Ｖ９時代ならまだしも、今の巨人で名前なしでわかる選手が何人いる？」といった声も上がった。』

うん。おっしゃる通りだと思う。

余談になるが、前述の通り、プロ野球を見る機会はあまりなかった僕だが、それでも経験者と言うこともあり多少なりとも気にかけているスポーツではあった。が、そんな僕が野球から大きく離れたきっかけになった理由が２つ。その一つがクライマックスシリーズの採用だ。

昔はセ・リーグとパ・リーグがそれぞれリーグ戦を行い、優勝したチーム同士が「日本シリーズ」で日本一をかけて戦う。

このシンプルさが良かったのだが、現在はクライマックスシリーズの採用で何が何だか。

良いものはどんどん取り入れる。

これは時代を生き抜くために必要不可欠な選択だと思う。

が、これらを繰り返すことにより敷居を高くしてしまうのは本末転倒。

野球の良さは、知れば知るほど奥は深いが、知らない人でも楽しめるシンプルなルールにあると思う。

現在はルールが難しくなってしまっているため、ペナントリーグを追う人が減り、シンプルに打った投げた（抑えた）だけが楽しめる大谷翔平選手の試合が人気なのだと思う。

実際、70を越えたうちの両親も、毎朝BSでエンゼルスの試合を２人で応援するのが最近の日課。だが、夜は２人とも野球中継など見向きもしていない。巨人が好きだからという理由で長年読売新聞を取り続けていた父ですら、だ。

長くなるが、僕がプロ野球から離れたもう一つのきっかけ。

セパ交流戦だ。

これは絶対にいらない！（個人的には・・・（弱気））

セ・リーグとパ・リーグというのは、いわば新日本プロレスと全日本プロレス。この団体は交流をしないからこそ色々な想像が膨らみ、そしてファン同士が燃え上がり、どっちが強いかで激論を交わすことができるのである。

そんな両リーグの王者が年に一度、リーグの壁を越えて日本一をかけて大勝負を展開する。

だからこそ日本シリーズが盛り上がったのだ。

これこそがプロ野球のあるべき姿ではないだろうか？

僕が子どものころは、テレビ中継のあるセ・リーグとラジオしかやっていないパ・リーグといった印象だった。

必然的にテレビでよく見るセ・リーグのチームが好きになるが、日本シリーズで姿を現したパ・リーグの西武ライオンズが巨人を圧倒する。その姿にしびれた少年たちはパ・リーグも追うようになる。

そういう子どもたちのニーズに応えてセパ交流戦を！なら１００歩譲ってわかる。

しかし今は地上波に加え、ＣＳやパソコン・モバイルの専用コンテンツなどで全球団の全試合が追える時代なのだ。

ならばリーグの壁を越えた「夢の対決」は無駄打ちしないでもらいたい、僕はそう思う。

野球あまりわからないと言いつつ、書き始めたらやはりこみ上げるものがあるもので。脱線し過ぎて申し訳ない。

そろそろ本題に戻ろうと思う。

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