先月、会社の人は主人のお墓参りをしてくれていた。
明日も夕方家に来る予定になってるので、もしかしたらお墓参りもしてくれるのかもしれない。

 

一周忌…命日も近いし、いつもは月命日にお墓参りをするのだけど、今日、ちょっと行って掃除をしてきた。
 
義母さんが花を活けていてくれたようだ。先月私のとは違う花がお供えしてあった。少し傷んでたから、下げることに。

なにもお花が無いお墓が…ちょっと寂しい…。
今日はお掃除…と思ったので、お花をもってこなかったけど…やっぱり、お花を買ってくることに。
 
そして思った。

 

お花…お供えしきれないときあるんだよな…と。
命日を迎えるし…お墓…お花でいっぱいにしてあげたい…。

 

私もお供えするし、義母さんも。義弟夫婦もたまに来てくれてる。もしかしたら義兄夫婦も来てるかもしれない。

会社の人もお花を供えてくれていた…。

お花立…もう一対あっても良いんじゃね…???
よくあるプラスチックの簡易的な花立ては嫌だ…(ーー;

 

そう思って、営業中の墓石屋さんを検索かけて、行ってみた。

あいにく小さな墓石やさんで、オーダーメイドで作ってるとこだった。

四寸のシンプルな四角いものだとステンレスの花立てもついて一対で2万5千ほど。
今注文してもお彼岸にできあがるかどうか…らしい…。

 

…うーん… 早く欲しい…
 
少し大きめの仏具屋さんに行ってみると、ちょうどよさそうな四角いのが店先にあったので、聞いてみると、見本らしく販売してないと…(ーー;
えー?売ってよぉ…と思ったけど、おねーさんが「ちょっと先に行ったとこにある大きい石屋さんなら沢山種類ありますよ」と教えてもらったので行ってみると…今日は休みだ…(ーー;
 
うーん…

 

もうすぐ日が暮れる。

お花もお供えしときたい…そう思って、一旦、花を買ってお墓に戻った。

ゆっくり主人とお話してたいけど、花立てがどうしても気になる…どうしよう?? 取りあえず花瓶おいとくか…??

仮の花立てだから…安いので良いか…あとでちゃんとしたの設えよう…

 

白い花瓶を買ってお墓に戻ると…真っ暗w

18時だと、もう日も落ちて、木々が繁り、街灯も、近所の家の明かりもない墓地周辺は真っ暗。

 

もってきた懐中電灯で照らして、花瓶にお水を入れてお墓にセットしておく。

普通は夜のお墓って怖いんだろうけど…私はあんまり怖くない。

 

むしろ暖かい感じがした。

 

主人の遺骨が安置されてるし。

長居したかった…。空には満天の星も見えて綺麗だったし。

 

集落の人ばっかりのお墓だから、お墓に眠ってる人は主人の知ってる人も多い。

『あれまあ、ケンちゃんの嫁さん、こんな時間に来たよ』

『今日は来たの3回目だね』

『命日が近いから…お墓が気になるんだろうね』

『毎月お花をお供えするし、愛されてるんだね』

と、こんな時間にまた来た私を見て苦笑いしてる主人をからかう声が聞こえてくるようだった。

 

 

お墓を掃除しても。お花を毎月お供えしても。自己満足なのはわかってる。

こんなことしかしてあげれない…。

 

悲しい…。