リストランテで待ってる・5 | お気楽ごくらく日記

お気楽ごくらく日記

白泉社の花とゆめ誌上において連載されている『スキップ・ビート』にハマったアラフォー女が、思いつくままに駄文を書き綴っています。

【ス・○・ビ非公式ファンサイト有志同盟からのお願い】
原作画像を掲載しているなど、原作への著しい権利侵害が見受けられるサイト様からのリンクは拒否させていただきます。
心当たりのある運営者様へ。この【お願い】文章を載せているサイト&ブログに関しての名称と作品名、そしてリンクの即時削除をお願いいたします。

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*

 

   

 

「ああ?だ~か~らっ!!逃げられていないっつうの!!そんなにあいつの事が好きだったら、熨斗付けてくれてやるよ。」

 

背後から聞こえて来た不快な物言いに蓮が振り向くと、キョーコの幼馴染の不破ショータローがスマホに向かって噛み付いていた。

 

「あんな色気も何も無い女が好みだなんて、お前もたいがい趣味が悪いな。あいつの取り柄なんて働く事と家事だけなのに。」

 

誰と声に出してなくても、キョーコの事を言っているのだと簡単に予想がついた。明らかにキョーコを見下したような物言いに蓮は眉を顰めた。

幼馴染なのに、キョーコの良さを何も分かっていないなんてどこまで節穴なんだ。

 

キョーコと出会ってまだ間がない蓮でも、キョーコの食事の所作の美しさや話題の豊富さ、見ていて飽きないほど感情豊かな表情に、キョーコの内面の美しさと言ったものに、常々感服していると言うのに、この男は一体キョーコの何を見ているのだろうか?と疑問に思った。

 

「そうそう。だから、今フリーだからよ。今度の合コンには俺好みの女を揃えておいてくれよ。」

 

ギャハハと品の無い笑い声を立てて、不破ショータローは雑踏の中に消えて行った。

 

今のショータローの話をキョーコが聞いていなくて良かった、と蓮は心底思った。

もうこれ以上、キョーコが傷付いている所など見たくない。

 

その時ふと、社の言葉が蘇った。

 

《妙齢の男女が一緒に出掛けて何もありませんでしたと言われて、納得する人間はそうはいないと思うけどね。》

 

その言葉を言われた時は、何を言われてるのか分からなかったが、不意にストンと胸の中に落ちて来た。

 

自分は最初からキョーコに恋していたのだ。

 

《つづく》

 

お久し振りでございます。

先日の台風、皆様の地域、大丈夫でしたか?

私の住んでる所は午後から大荒れに荒れてました。電車が終日運休するほどには( ;゚─゚)ゴクリ

しかも、上司が12時半に、「こんな天気だし、お客さんもう来ないでしょう。」と言って、とっと帰りやがりまして、午後から丸っと一人にされ、少々ブチ切れ状態になりました(●・̆⍛・̆●)