Uは、どうして学校が嫌なんだろう。
友達といるのは、苦痛じゃないらしい。
先生も極端に嫌ではないらしい。
勉強もしたくないわけではないらしい。
算数は嫌いだけど。


だいぶ前のこと、小・中学校の算数は好きだった私が、
「算数は答えが一つだから、解けた時の達成感があるじゃん❗️」


と言ったら、
「それが、嫌なんだ!
答えはひとつじゃない、いろんな考え方がある方がいい」


と言っていたことがある。


もしかすると、学校が嫌な理由はここにあるのかもしれない。


カリキュラムが碁盤の目のように組まれ、
上から目線の一方通行の授業。

よく、自分の話をちっとも聞いてくれない!
と、怒っていた。
先生にもゆとりがない。
こうしなければならない、と決められたことを
黙々とこなす。


キャンプの時もそう。
分刻みで予定が組まれ、
しおりには、目を覆いたくなるほど
細かくスケジュールが書いてあった。


細かな課題の中で、子供達が、自主的に考えて決めていく部分もあるかもしれないけれど、
大枠は、決まってる。


キャンプの準備が始まった頃は、まだ学校に行けていて、
リクレーションの学年のリーダーになったといって、誇らしげに帰ってきた。

でも、その直後くらいから、行かれなくなった。


その時には、何も言わなかったけれど、

しばらくたってから、

いろんなことをみんなが言うから、まとまらなくて大変だった。

でも、結局は、最後先生が、こうしよう!って、決めちゃうんだよな、って。


とりあえずは、子供に考えさせるけど、まとまらなければ、
「はい!時間切れ!」
ってことだよね。


結局、それが理由かどうかはわからないけど、準備は一切参加できず、リーダーも他の人に代わってもらい、

Uは、当日だけ出席したのでした。


楽しかったとは言ってたけれど、窮屈だったって。



今までのことや、Uの言動を振り返ってみると、



この子は、日本の学校のスタイルが
そもそもあわないのではないだろうか。

いくら充電できても
また疲れちゃって
普通に学校に行くのは無理なんじゃないだろうか。


そう思うと、このまま、この環境のなかで、
少しでも登校できたら、
「頑張ったね」

って言ってるだけで、いいんだろうか。
他の選択肢を考えなければならないんじゃないか。

と、一人、悶々と考えてます。