💰 金価格はなぜ上昇しているのか?
本当の理由
最近、「金(ゴールド)の価格が上がっている」というニュースをよく見ませんか? この現象、単なるブームではありません。そこには、私たちの経済の仕組みと地球の資源という、スケールの大きな二つの理由が深く関わっています。
金価格が上昇する「本当の理由」を、難しい専門用語なしで、とことんかみ砕いて説明します!
理由1:地球の限られた資源だから!
金の埋蔵量と年間採掘量
金は、石油や木材のように「増やせる」資源ではありません。地球に最初から存在している量に限りがあります。
-
埋蔵量(残り): 現在、採掘されていない地球に残された金の推定総量は、あと約5万トンほどと言われています。
-
年間採掘量(減り具合): 対して、世界中で1年間に新しく掘り出される金の量は、約3,000トン前後です。
このペースで掘り進めると、あと十数年で、採算が取れるような埋蔵金は掘り尽くされてしまうという計算になります。
つまり、どんなに技術が進歩しても、**「あと少ししか地球に残っていない」という希少性(レアさ)**が、価格を押し上げる根本的な力になっているのです。
理由その2:お金(紙幣)の総数が急増しているから!💸
二つ目の理由は、**「私たちが使っているお金(紙幣)の価値が下がっている」**という、ちょっと逆説的な側面です。
紙幣の総数が急増
各国の中央銀行は、経済を安定させたり、不況から脱したりするために、市場に流通させるお金の量(マネーサプライ)を増やす政策をとることがあります。これを「金融緩和」と呼びます。
イメージしてみてください:
-
【金】は量が一定(または少しずつ減っていく)の「モノ」**です。
-
【紙幣】は量がどんどん増えていく
市場に出回る紙幣の量が急激に増えると、相対的に紙幣一枚あたりの価値は薄まります。
分かりやすくいえば、**「昔は100円で買えたものが、今は120円出さないと買えない(=100円の価値が下がった)」という状態、つまりインフレ(インフレーション)**が起こります。
人々は、価値が薄まっていく紙幣よりも、実物資産として価値が変わらない(むしろ希少性で価値が上がる)金に交換して資産を守ろうとします。この**「紙幣より金を持っておきたい!」**というニーズが集中することで、金価格はさらに上昇するのです。
まとめ:金は「究極の安全資産」🛡️
金価格の上昇は、**「地球上の残り時間が少ない」という希少性と、「現代の紙幣経済への不安」**という二つの大きな要因が絡み合って起きています。
金は、戦争や経済危機など、世の中が不安定な時にこそ価値が保たれる**「有事の金(きん)」**と呼ばれます。
**「もし、世界中の紙幣の価値がゼロになったとしても、金は物理的な価値として残る」という安心感があるため、これからも金は資産を守るための「究極の安全資産」**として、その価値を保ち続けるでしょう。