サンダーバードを見に、銀座まで逝ってきた。
以下すべてネタバレ。
●会場の客層。
→
☆ ■
☆ 親子連れ ス
■ 親子連れ ク
☆ 親子連れ リー
■ 親子連れ ン
■ ☆
→
☆…少女 ■…ヲタ
とざっとこんな感じ。親子連れが真ん中を占拠。まぁそういう映画だからいいんだけど、観に来た少年たちはさぞかしガッカリしただろうと思われる。隣でやってたハットリ観た方がよかったんじゃないか。
●映画の感想
結論から言うと、サンダーバードは活躍しなかった。
なんか『スパイキッズ』みたいな、主人公の少年、典型的なメガネ君、少女の「中学生ぼうけんトリオ」がサンダーバードの基地で悪人と追いかけっこしている映画。期待を大きく裏切られた気分。って『スパイキッズ』見たことないけど。自分としてはこう、サンダーバードの各マシンの特性を活かした戦闘映画を期待していたんだが。ミサイルとか出てきたし、悪役も出てきたし。
映画では、まず最初に「サンダーバードはこういう活動をしてますよ」的な説明として、彼らが人命救助をする。だが、ここしか活躍しない。それも活躍というか、ただ2号からリフトを降ろして人を救ったというだけ。その後映画は『スパイキッズ』となりサンダーバード基地内での「中学生ぼうけんトリオ」と犯人グループのボス(ハゲ)、大男(曙)、メガネ女という「犯行グループしんりゃくトリオ」たちとの追いかけっこになっていく。
これが本当にくだらない追いかけっこで、サンダーバードの残りのマシンを使って追いかけっこをするならまだ見所はあるのだが、マシンは使わず基地内でハゲ軍団と子供たちが追いかけっこをする、1時間ぐらい。なんか山の草むらとかで大量の蜂を放ったりして原始的な攻撃をして曙みてえなのが「うぎゃー」とか言ってるし。弱すぎ。こんな感じで基地を乗っ取ろうとするハゲらにぼうけんトリオが挑んでは逃げ、挑んでは逃げの繰り返し。
「サンダーバード五人集はどうしたの?」と思うだろうが、サンダーバード五号(宇宙ステーション)にミサイルが打ち込まれ、その救助のために主人公少年のご父兄の皆さん五名が全員集まってしまい、宇宙を彷徨ったまま地球に戻れなくなってしまっている。そんで映画の後半最後の方までずっと宇宙を彷徨ってるのだ。
だから実質サンダーバードの活躍は一番最初の救助シーンだけということになる。しかも四時間しか酸素が持たないとか言って酸素ボンベを代わる代わる使ったりするのだが、後半の方はもう酸素ボンベもなくなったのか意識を失って逝っちまいそうなツラして宇宙ステーション内を浮いているのだ。つーか、酸素ボンベを使わずに意識失って浮いてるだけなら死んでんじゃん。ただそこは映画。「○○、このやろう!」のひと言で生き返る。「君に名前を呼び捨てにされるのは初めてだな」とニヤリとしながら。なんだ、寝てたのか。
この映画はもう突っ込み所がたくさんあり。
・基本的に移動が極端。
あれ?さっきまで倒れてたのになんで後ろに回りこんでるの?とか、さっきまで宇宙にいたのになんでロンドンにいるの?とか、なんでいきなりこの場所がわかるの?とか。映画ということを差し引いても無茶がありすぎる。
・息をしない少女について
最後の方で水没したロープウェイを『海猿』のように救助をするのだが(サンダーバードじゃなくて少女が)、2,30メートルは沈降しているかと思われる海の中を、なんと酸素ボンベも何もなく、潜水艦?から素潜りで泳いで行くのである。すげぇ!その間映画では1分ぐらい。実際はもう少しかかってると思うんだけどあんなこと可能なのだろうか。その後ずぶ濡れで潜水艦の中に戻ってきて笑ってた。
・唯一の見どころ
ピンク尽くしの巨乳の女がノーブラなので、服の上から乳首の影が確認できる瞬間がある。この女は巨乳だけあってまぁ見れるので、巨乳星人には満足なんじゃないか。知らないけど。
・超能力について
悪玉ボスのハゲが超能力を使って相手の動きを止めたり、相手を持ち上げたり、相手を頭痛にしたりする。それはいいんだが、超能力を使った後に激しく疲労する。もうあからさまに額に手をやってくらくらしている。情けない。だがこの念が何であるかは結局最後まで明かされない。
この疲れやすい超能力の特性を少年が見破り、メガネ君に報告するシーンがある。中学生トリオがサンダーバードに乗ってロンドンへ向かう時のシーン。
少年「俺、あいつの弱点見つけたぞ!」
メガネ「さぁ、出発するぞ、捉まってろ!」
サンダーバードの操作に夢中で話を聞いてないのだ。無下に扱うのである。お前主人公のセリフぐらい聞いてやれよ。
この部分は『ジョジョの奇妙な冒険』第3部で承太郎たちがDIOを倒す旅に出発するシーンを以下を参考にしたのではないか。
花京院「こんなことをいうのもなんだが恋をするとしたら、
あんな気持ちの女性がいいと思います。
守ってあげたいと思う…元気なあたたかな笑顔が見たいと思う」
アヴドゥル「うむ。いよいよ出発のようだな」
せっかく自分の女性観をあまり親しくないアヴドゥルに吐露したのに対し、DIO討伐隊の出陣に意気高揚としてまったく話を聞いていなかったこのアヴドゥルを連想させる。懐かしいな。
だがこの超能力を使うと疲れるという特性を弱点として見破ったという伏線を張っていたのにも関わらず、結局最後までその弱点を突けなかったのも消化不良。最後はハゲに少年が向かっていくのだが、念で空中に持ち上げられてしまう。それでも立ち向かおうとする少年。頑張れ少年。勝てないけど。
その時、ちょっと前に念で捕えられて何の役にも立たない父も大丈夫かと叫ぶ。そのうち自動的にハゲが疲れるので空中から落とされてしまうのだが、その後ももの凄く疲労しているのだ。肺の辺りを抑えてヒィヒィ言ってる。そんなに疲れるなら使うなよ。で、この時に「今だ!」と少年がなんかするならわかるが、ただ壁に打ち付けられて「うぅ…」って言ってるだけ。で、さっき水の中を泳いでた少女がここぞとばかりに突然現われ、念力を使い始めて倒す。あの弱点の伏線は何だったんだ。
最後はハゲらは捕まり連行されていくのだが、なぜかあんなに街を破壊して強盗をしたハゲは警察にしょっ引かれるのではなく、同じ犯人グループの曙に抱っこされてパトカーに向かっている。なぜまた抱っこなのだ。こんな凶暴犯は普通手錠つけてしょっ引くじゃないか。世界のどの映画でも現実の警察でも手錠使うだろう。なんで共犯者に抱っこされてパトカーに向かうのかわけわからん。そんでさっきまで宇宙に行っては捕まり少年を助けに来ては捕まりでなんの活躍もしなかったサンダーバードのご父兄たちが飛んできて、かっこよくロンドンの市民にアピールをして飛び去っていくのだが、その時にこのハゲが抱っこされながらひと言。
「サンダーバードよ、また会おう」
笑った。
日本語吹替え版ということもあり最後のクレジットではジャニーズの誰かが何かを歌っていて、近くの中学生女子たちもこちらが目当てだったらしく黙って聞いているところをすぐに席を立ちトイレに直行。その後ラーメンを食おうか迷ったが思ったより腹が壊れていることに気づき先程会社に戻り思いっきり大便。ウォシュレットがないと大便ができない性質なのですぐに帰ってよかった。
今回は何を観に行くか決めていなかったのになぜサンダーバードにしたのか。この映画をやるってことを「どっかで見たことあるどっかで見たことある」と思い思わずサンダーバードを選択しまったのだがそれはなぜか。さっき気づいた。ライブドアBLOGでサンダーバードのスキンを使ってキャンペーンを散々していたので、映画館の受付で既に刷り込みをされていたのだ。恐るべしBLOG。
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BLOGを見ないでなりきって書いてみよう!のコーナー。
似てなかったらすみません。
今日のテーマは
『切込隊長BLOG(ブログ) ~俺様キングダム』
さんでした。