転機翌日の仕事はまず謝罪や現状の報告を上役に行った。また、向精神薬を服用しているからか十分な睡眠が取れたからか、朗らかに前向きに仕事へ向き合う事が出来たのだ。後悔や不満、自己肯定感の欠如。これらの負の要素は頭の中に再来することはなく、また仕事に少しずつなれ肯定的に仕事や自身を捉えていくことが出来たのだ。今に思えばこの1週間は寝る事は無かったが長い悪夢を見ていた様に思える。かくして鬱や適応障害、ホームシックとも呼べる移動後最初の1週間を乗り越えたのだった。