人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。


と、大前研一さんはおっしゃっています。

これはあくまで、変わりたい人の話。

自分の成長の鈍化を環境のせいにしようと思えば、理由なんていくらでも挙げられます。

外資金融に行っていようが、[データの処理ばかりで実際に頭を使っている気がしない][体力的にきつくて日々をこなすことに集中してしまう]と、いっているだけの同期もいました

また、スタートUPして、自分のアイディアで勝負している起業家も、法規制から、会計、営業まである程度の範囲は自分が担当せねばならず、やりたいことだけに集中できない、という友人もいます

私は、どこに向かっているかなんて、人間の数だけ違うゴールがあるのだから、その時体験している現実に意味を見出せないなら、どんな環境にいても、無意味だと考えています

ビジネスマンなら、稼いだ額というわかりやすいもので比較したがりますが、おそらく人生はその貯金額ではなくて、お金をどう自分に使ったかの方により重きがあるように思います

環境に身を委ねなくても、自分への自己否定が強い人は貪欲に前進し続けます

それは彼らにとって、環境というのは自分が進むベクトルの補助に過ぎないのであって、ベクトルの方向まで決めることができるのは自分自身の他にいるはずがないと考えているからです

あの会社の方が、あの仕事のほうが、あの人のいるところの方が

言い訳を探しているくらいなら行動を。言い訳してるくらいなら行動を。

自分という人間が、自分の人生の方向付けにはもちろん最も大きなな要素を占めるのですから、環境ありきで考えるのはやめましょう