道の駅 三途の川

道の駅 三途の川

霊柩車のドライバーが日々あった事を書いて行きます。

霊柩車のドライバーが日々あった事を書いて行きます。人はいつか必ず死を迎えます。普通の人にとって「人の死」は日常ではないですよね。しかし、葬祭業者にとって「人の死」は悲しい事ですが日常です。仕事なのです。毎日葬儀の現場を見ていると色々な事があります。もし、ブログの中で 「不快」 に感じられる表現に出合いましたら、速やかに退場をお願いします。
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以前、出棺後自宅付近経由の配車が来ました


地図で場所、道順を確認して


担当と打ち合わせ


すると



 担当 : 「故人の母親が病弱で殆んど寝たきりで


葬儀に出席出来なかったんです。


      自宅で待っているので


そこで故人のお顔を見せてあげたいのですが・・・」


 私  : 「お気持ちはわかるのですが、


道路上ですので無理です」



丁重にお断りしました


式が終わり、無事出棺して、自宅付近到着


施主さんが 「母親を呼んで来ますので」


待つ事数分


故人の母親が両脇支えられてやっとの思いで歩いて来ました


その母親の姿を見て思わず私



「お顔をごらんになってあげて下さい」



納棺室の扉を開け


柩の窓を開き


故人のお顔を見て頂きました


母親は曲がった腰を更に曲げ、柩にすがっていました


手を合わせる母親を残し出発です


ここからが本当の出棺だなと思い


いつもより長くクラクションを鳴らして


ゆっくりバスを出しました


左のミラーには手を合わせる母親の姿が・・・


バスが見えなくなるまで手を合わせる母親・・・


思わず涙がこぼれました


親より先に死ぬのは最大の親不孝


痛感した出棺でした




合掌


とある日の出棺で


火葬場へ到着し1時間半程の待ちを言い渡されました


いつもの事なのですが、ご遺族に「待ち」である事を伝えました


ご遺族は


1人、また1人とバスを降りて行きました


火葬場のロビーでくつろぐために


これもいつもの事です


それでも、たいてい数人はバスに残ります


何せ仏様はバスに乗っている訳ですから


それにしても、バスの中ずいぶん静かだなぁ


と思い客席を振り返りました



   ・・・


   誰も乗ってねぇ



そうです


ご遺族全員ロビーでくつろいでいらっしゃる様で・・・


仏様のそばに誰かいてやれよ・・・


薄情な遺族だな・・・


やがて順番が近づいてきます


通常ならばご遺族はバスに戻って来るのですが



   ・・・


   誰も戻って来ねぇ



順番が来て


遺族の乗ってない霊柩バスが


エントランスへ入場し柩を降ろします



   ・・・


   遺族誰も出て来ねぇ



バスの中には


お骨箱・供物などが置き去り



   ・・・


   全部人任せかよ・・・



同業他社の運転手さんには


前代未聞だと笑われ


恥ずかしいやら虚しいやら


複雑でしたね


人間


生まれる時も死ぬ時も1人


とは言いますが


一緒にいれる時は


いてあげましょうよ・・・ご遺族の皆様!



仏様、


私が1時間半一緒にいてあげましたよ


成仏してね



合掌


札幌市山口斎場は最新です。


遺体を燃焼中に出る煙を


再燃焼炉で再度燃焼させるので


煙は殆んど出ません


臭いもありません


しかし


この日は


煙


エライ勢いで黒煙が出てました


煙の臭いは明らかに石油製品が燃える臭いでした


ビニールとかプラスチックの類です


異常な燃焼をしている炉はすぐ判ります


火葬場側で担当業者に確認したところ



  柩には何も入れていない



との事でした


そう言うしかないでしょうね


まぁ、火葬途中の柩を炉から出して確認する訳にもいかず


火力の調整で乗り切ったみたいです


最新の火葬場から煙モクモクってのは・・・


見た目にも良いモンじゃないですね


副葬品をいれる時にはマナーを守ってほしいものです



合掌