以前、出棺後自宅付近経由の配車が来ました
地図で場所、道順を確認して
担当と打ち合わせ
すると
担当 : 「故人の母親が病弱で殆んど寝たきりで
葬儀に出席出来なかったんです。
自宅で待っているので
そこで故人のお顔を見せてあげたいのですが・・・」
私 : 「お気持ちはわかるのですが、
道路上ですので無理です」
丁重にお断りしました
式が終わり、無事出棺して、自宅付近到着
施主さんが 「母親を呼んで来ますので」
待つ事数分
故人の母親が両脇支えられてやっとの思いで歩いて来ました
その母親の姿を見て思わず私
「お顔をごらんになってあげて下さい」
納棺室の扉を開け
柩の窓を開き
故人のお顔を見て頂きました
母親は曲がった腰を更に曲げ、柩にすがっていました
手を合わせる母親を残し出発です
ここからが本当の出棺だなと思い
いつもより長くクラクションを鳴らして
ゆっくりバスを出しました
左のミラーには手を合わせる母親の姿が・・・
バスが見えなくなるまで手を合わせる母親・・・
思わず涙がこぼれました
親より先に死ぬのは最大の親不孝
痛感した出棺でした
合掌

