私の車は、米国でのレストア車になります。

当時は円高でしたので、

工賃や部品が安く済むアメリカで行うのが主流でした。

 

一番安いときで1ドル80円、

現在は140円、 

単純計算ですが、

輸入車は現在の

6割の価格で購入できた時期がありました。

 

ただ、レストア車に関しては

安く部品を調達できるメリットはありますが、

同じ車両を丁寧な国内仕上げ同様に仕上げるとなれば

金額での比較はできません。

 

BUSの劣化でよく見られるのが、ブリスターです。

(写真左)

内部で腐り始めており、

カサブタのように、ぼろっと剝がれてしまう症状です。

 

5年前に、25年間乗ったBUSの外装の

レストアを行いました。

 

車庫でなくカーポート駐車だったので、

雨の当たりやすい右側だけ腐り始めていました。

 

屋根には大きく穴が開き、

フロントドア下部も腐り、

痛みがひどくなりました。

開店来、

行きつけの専門店から、

フルレストア

500万だせばShow Carにまで

仕上げられるとの提案をされました。

 

しかし、

25年も乗り続けたので、

数年後、廃車にしてもいいかなと判断、

お断りしたころから店主の機嫌が悪くなり、

私の足は遠のき始めました。

金の切れ目が縁の切れ目なのでしょうか、

集客に成功し始めていたころなので、

一人当たりの単価の引き上げ、

客の選別を始めたのだと思います。

(この店で車検を受けない車の修理は

 受け付けないという方向…前出)

 

 現在、その専門店は、

 お金持ち相手のお店で繁盛しています。

 わたしは、退場になりました。

 

車検時、

その店で車検が頼めなくなったので

「車検のコバック」でお願いしました。

 

コバックは受付だけで、

整備は公認工場へ運びます。

車検に出した数日後、

リダクションギアに不安があり

自社の技術範囲では車検が通せないとのことで

車が返却されてしまいました。

 

 

途方に暮れていた時に出会ったのが、

現在お世話になっている整備工場になります。

 

きっかけは、

NETで店探しをしているときに、

体育館ほどある大きな修理工場でしたが、

HPの片隅の写真に

オーバルのTYPE-1が映り込んでおり

ダメもとで電話をしてみました。

 

偶然にも、

社長が若からし頃  乗っていた車とのこと。

快く、引き受けてくれました。

 

その際に、レストアの話題になり、

車検と一緒にレストアを行うことになりました。

見積金額は、外装だけなのでかなり安く出てきました。

 

車検のために納車、

その後

仕上がるまでに1年半かかりました。

 

参考価格フラット4

BUS全塗装だけで 90万~(ラバー別・単色)