次男は、実母に保証人になってもらい、勝手に入籍し、その報告だけに、我が家に来ました。

夫は、小さな小さな町工場を経営しています。

その後継者の一人として、夫の工場に居た次男。

夫の元で働いていないなら、それも、いいのかもしれません。

だけど、夫に親権があり、全ての学費を捻出してきたのは夫です。

そして、毎日、工場で夫に会っていた筈。

なのに、実母だけに、報告し、入籍。

実母も実母です。

お父さんに相談するよう、何故言えないのでしょう。

多分、それは、実母の優越感だったかもしれません。

私が、この子を育ててきたのよ!

という。

夫は激怒し、次男を攻めました。

そして、叱った後に言いました。

結婚式をしなさい。

次男の嫁は妊娠していたので、安定期の頃、結婚式をするよう、夫は言いました。

小さいとはいえ、町工場を経営している立場上、けじめをつける必要があったのです。

そういう結婚式となると、この次男の母親役は私になります。

これは、仕方のないことでした。

入籍したとき、実母に保証人になってもらったくらいだから、

次男が結婚式に出て欲しいのは、私でなく、夫の元嫁である実母。

私だって、出来れば、そんな役をやりたくはありません。

でも、どうしようも出来ないことでした。



↑ここに書いた通り、嫁は、自分が惨めだと、結婚式に出席しませんでした。

その、自分が惨めだという言葉に、次男は、何を思ったでしょうか。


ここで、実母が、結婚式をして頂くこと、感謝しなさい。と、次男に教えたら、

次男は、少しでも有り難く思ったことでしょう。


だけど、実母が惨めだと言ったことで、

次男は、お母さんが、かわいそう!と思ったようでした。


後に、この次男は、

あんな、結婚式やりたくなかった‼

とほざきました。

嫁が子供産んでから、友達と実母と、楽しくやるつもりだったと。
そしたら、マタニティードレスではなく、お洒落なものが着れたと。


だったら、何故、夫の町工場に勤めているの?


美味しいところだけ、欲しいだけ‼

父親が死ねば、町工場は自分のものになる!

取れるものは取る!

そんな親子でした。


やってもらった事に感謝できないから、どんなに、私服肥やしても、満足はありません。


何をしても満たされない次男だったと思います。