利用者の視点から | 鞍手ゆたか福祉会スタッフブログ

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鞍手ゆたか福祉会は、福岡県鞍手町を拠点に、直方市、宮若市、行橋市、北九州市、福岡市、宇美町、長崎県大村市、
東京都新宿区で障碍者や高齢者の支援を行っている社会福祉法人です。

こんにちは。一日遅れてのスタッフブログの投稿です。申し訳ありません。

 

 

本日は生活技能科の活動で実践したことについて書きたいと思います。

 

 

「知的障碍者は想像力を働かせることに困難がある。」

カレッジながさきの学院長に教えてもらったことです。そのことを踏まえてこれまで生活技能科の活動をする上で心がけてきたことがあります。それは口頭だけの説明で終わらせないということです。口頭の説明だけでは理解されていないということが、これまでも多々ありました。

 

 

そこで私は活動のためにプリントを作りました。そのプリントで要点になる部分は括弧にしておき、実際に書いてもらいながら理解してもらおうと考えていました。しかし括弧の内容をホワイトボードに板書したとき、ある学生さんたちの中にはどこを書いているのか理解していない方がいらっしゃいました。その学生さんはホワイトボードを注視することができていないこともあります。それを私は学生さんには集中力が欠けていると思っていました。声かけを繰りかえして前を見てもらおうとしました。

 

 

そんなとき、ふと思いつきました。プリントの見た目と板書の見た目が違っていて理解できないのではないか。

 

 

それを解決するために、活動で使うプリントのワードファイルをプロジェクター経由でスクリーンに投影、パソコン上で入力したものがスクリーンにも映るという実践をしました。

 

 

まだ数回しか実施していませんが、これまでの活動からは手ごたえを感じました。これまで前を向くことが難しかった学生さんが、前を向いてプリントに取り組んでくれたのです。

 

 

今後もできるかぎり学生さんの視点を想像して活動を計画したいと思います。

 

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