久しぶりの投稿、カレッジ早稲田2の山本です。
私も大都会東京に転勤して1年が経ちました。驚きです。まだまだ生活にはというより、移動になれない私です。だからこそ、学生の気持ちがよくわかります。
カレッジ早稲田の学生は、都内だけでなく近県各地からカレッジに通いたい!と入学して来られます。電車を乗り継ぎ、満員電車に揺られ、長時間の通勤を毎日。私は、そんな学生を尊敬します。
先日、初めてすし詰め状態の満員電車を経験しました。もう乗れないのに、人がどんどん乗ってくるんです。ありえない・・・。
しかし、そんな社会でみんな生きているんです。学生も・・・。いずれはそうなると思います。今は、多少通勤ラッシュの時間がずれているので、大丈夫かも知れませんが・・・。
しかし、2時間かけて重い荷物を背負い、座れるかどうか・・・乗り換えの時に人にぶつからないか・・・など、たくさんの試練はあります。
ある学生は、自宅を早く出るものの、満員の電車を見ると乗れず、次の電車にしよう!と見送り・・・そして次来た電車もまた満員。見送り・・・次としているうちに時間だけがすぎ、カレッジに遅刻。自己嫌悪になり、イライラ。友達に相談するものの、「慣れるしかないよ」のことば。
確かにそうなんです。いずれ仕事につけばそうなるから・・・練習。別の人からアドバイス。別ルートを開拓しました。いつもより早く到着している学生に「良かったね、間に合ったね、すごいね」と声をかけました。
しばらくは、遅刻クリアできていましたが、また・・・。
「どうしたのか?」
話を聞くと、
「初めのルートは友達も一緒で、ようやく慣れたところだったけど、別ルートは
1人で一からやり直しでまた不安な気持ちが・・・。」
気持ちの切り替えや状況の変化についていけなくなったようです。そうやって頑張っている学生に、「遅刻しないように!」は言えませんでした。
確かに「遅刻しない」ことは大事かもしれませんが、まずは「どうやったら、満員電車に乗れるか?苦痛なくカレッジに来ることができるのか?」を一緒に考えていきたいと思いました。
本人の人生から考えた個別性で、集団の中での支援の組み立てを考えることは、決してその学生を特別視しているのではなく、その不具合を少しでも解消し、学生がより楽に利用したい形に近づけるのは、私たち支援者の仕事だと思います。その周りの理解も求めながら・・・一緒に・・・。
現在、その学生は、イライラしないように電車で好きな雑誌を見たりして、自分なりに対処方法を考え、回避していろんな方法を試し、日々頑張っています。
支援者はその努力を見落とさず、よくやっている!ことを伝え、これからも応援していきたいと思います。
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