就業支援していると「求人票と労働条件が違うので困っている!」という言葉を時々耳にします。
さて、この場合、支援者としてどのように対応すればよいのでしょうか?
① 会社に対し、求人票と労働条件が違うので求人票の労働条件通りに変更してくださいと労働契
約書の内容を確認せずに申し入れを行う。
② 相談者に労働契約書の内容を見せてもらい、その内容と求人票の内容を確認したうえで、その後
の対応を考える。
あなたなら、①と②どちらを選択しますか?
答えは②です。
理由は、求人票=労働条件契約書ではないからです。
求人票記載の労働条件は、一般に労働契約申込みの誘引とされ、直ちには労働契約の内容とならないとされる可能性が高いからです。
そのため、まずは相談者が企業とどういう内容で労働契約を交わしているかの確認を行ったうえで、その後の対応を考えましょう。
その結果、労働条件契約書と実際の労働条件が異なる場合については、労働条件の変更の申し入れをしましょう。 申し入れをせずにそのまま働き続けると、黙示の合意により契約内容になったものとなる場合があるので注意が必要です。
なお、就業支援に際しては、労働条件契約書等、就職時に提出する書類については一緒に確認したうえで提出するよう心がけましょう。
県央支援センター 主任就業支援ワーカー
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