こんにちは。日本肌育学会の山本です。
新しい学校、新しい職場等々、新しい環境に慣れるために、がんばっている方も多い季節ですね。

「肌を守って育てる」活動をしていますと、こころと肌はつながっていることを実感する場面がよくあります。
肌は心と体の鏡。と言われるように、その人の心の状態や体の状態が映し出されるところなのです。
ですから、心と体が辛いとSOSを肌に出すんですね

肌を守って育てるには免疫力が大切（以前から何度もお伝えしています

）であるという事は、シンプルに考えれば、心も体も免疫力が大切であると考えられます。

体の問題は、最終的に自己免疫力が決めて

だと理解しやすいのですが、心の問題も自己免疫力なの

と思われるかもしれません。

自己免疫力を強くするには、腸内環境を整えることが一番良いと思います。
腸内にはたくさんの菌がいて、一生懸命がんばって私達の免疫力を上げるために働いてくれていますね。
私達は、腸内細菌のために何をしてあげたらいいのでしょうか

それは、ミネラル、鉄、カルシウム、アミノ酸などを多く含む天然食材を気をつけて食べることだと思います。
やはり、身近で確実にミネラル等を摂取できるのは、きちんとだしをとったみそ汁ではないでしょうか。

皆さん思い出して下さい

お出しに使う“昆布”ひとつとっても、カルシウムは牛乳の7倍、ミネラルは23倍、鉄分は39倍入っています。
グルタミン酸というアミノ酸も豊富でしたね。昆布だけでもこれですから、干ししいたけ、いりこ、かつお節など他のものと一緒にだしをとれば相乗効果がありますよ。

アミノ酸やミネラル等が体の中で不足すると、自殺や暴力が増加することは、色々なこころの本にも書いてあります。小学校の給食にきちんとだしを取ったものに変えると、子どもに落ちつきが出たり、ウロウロする子が減ったり、遅刻が少なくなったり、ケンカが減ったりするそうです。

ミネラル、アミノ酸、カルシウム、鉄などが不足していても、今日から補えば“こころ”も“からだ”も整ってくる

大丈夫

だと証明してくれているようなものだと思いませんか～

体にミネラルやアミノ酸等が満ちていれば、免疫も強くなり安定したものの見方やくよくよせず前に進んでいく力が自然と湧いてくると思います。前に進んでいくスピードは個人差があっても良いではありませんか。
それも大切な“個性”です。また、“やる気”をささえているといわれるセロトニンなど脳内で幸せを感じる物質の前駆体の95％は腸でつくられていると、マイケル・D・ガーション教授も「セカンドブレイン」の中でも書かれています。ご興味のある方は是非読んでみてください。

こころの健康は食べ物から・・・
そして、こころを支えるのは“日本の伝統食”だと思います。

おだしや発酵調味料、海塩（自然に天日で干したもの）がお料理のベースになってますね。「こころの病

」を防いでいたのは日本の伝統食であったといっても過言ではないかもしれません

私的にはそう思っています。

こころとからだを結んでいるのは腸であることに気づいていただけたら嬉しいです。

さあ、今日からおだしをとって、こころもからだも喜ぶごはんを作りましょ♪

家族みんなの健康としあわせは、私達のすぐ近くにあります

こころも免疫力♡