今日は雨でございます。兄ぃです。
しとしとざあざあ、と懲りもせずに降り続いています。じめじめは憂鬱でごろりとしてしまいます。なんだか身体が湿っぽい・・・。
弟は雨垂れが面白いのか、見上げては顔を下に、見上げては顔を下にを繰り返しています。弟のしっぽもそれに合わせてふぉんふぉんと揺れる。
ふっ、まだまだ子供よのう。
「兄ぃも見ようよ!」と弟がきらきら眼を見せているが、残念、兄ぃは眠いのだよ弟よ。
「・・・退屈な男ね」
ど、どこで覚えたっ? そんなセリフっ!

毛繕い。
ぺろぺろぺろ。
ふぅ。毎日蒸し暑くていくら舐めても涼しくなりません。兄ぃです。
夏が始まり半ばまできたみたいですが、やはり毎年夏は毛皮が邪魔に感じます。
特にオチなし!

にゃんにゃん。

雨やまぬ。隣は何をするひとぞ。兄ぃです。
隣のあいつはこんな時間だというのにビールを呑んでいます。いい身分です。おもちゃを振り回しているのですが、僕も弟も雨でご機嫌ななめ。遊ばずの姿勢を崩しません。あいつも大人気ない事に遊ぶまでおもちゃを振り回します。なおも無視して狸寝入りの僕と弟。
振り回すあいつ。
目を合わす事すらしない僕ら。
激しさを増すおもちゃ。
意地でも動かない僕ら。
どちらも引かない一進一退の攻防。
両者無言の中での厳しい戦い。


……32分後。
激しく振り回していたあいつの手がテーブルの角に当たる大きな音と悶える声によりこの戦いは幕を降ろしましたとさ。