10月25日(木)から28日(日)までの4日間、徳島大学蔵本祭にご来場下さいました皆様、ありがとうございました。前夜祭途中に大雨に見舞われましたが、残り2日間は快晴となり、無事全企画を終了することができました。


ここからは蔵本生、特に後輩のみなさんに向けてです。

まずは蔵本祭運営に際して、多くの人が各部署の委員として力を貸してくださりありがとうございました。当然ですが実行委員だけでは蔵祭は運営できませんでした。


蔵本祭は都会の学園祭より規模は小さいです。正直しょぼいと思っている蔵本生もいると思います。
それでも中四国の医療系キャンパスの学園祭の中では十分に規模が大きく、医歯薬学部が揃うキャンパスの魅力を伝える場となっています。

蔵本には学祭サークルがないため、医学部を中心に普通の学生が実行委員に就くことになります。

非日常的な行事のために各委員は自分の時間を削って準備をしなければなりません。なぜ自分だけこんな面倒ごとをしているのだろう、蔵本祭なんかなければいいのにと漏らす委員もいました。

その通りだと思います。ほとんどの委員が初めての実行委員で、自分が今頑張って準備していることがどのような結果、どのくらいの達成感に変わるのか分からないからです。学祭サークルに所属しているわけでもなく、ただやらされていると感じても無理はありません。

しかし今年の学祭終了後の最後の会議で、最初は乗り気ではなかった委員も含め多くの委員が「実行委員をやれてよかった」「まだ学祭が終わってほしくない」と言ってくれました。自分もそう思いました。
学祭が終わって得られたものは想像の何倍もすごかったです。

「誰かがやってくれるやろ」という仕事を引き受けてしまった謎の一体感で、学科、学年を超えた70人の組織が学祭で1つになる。それだけでやってよかったなと思えました。

大学を卒業し、俺大学生で何してただろ?と考えた時。あ、みんなと学祭してたなとその後の人生で思い返せることは幸せなことだと思います。

後輩の皆さんも、もし今年の学祭が楽しかったと思えていたら、自分達の後輩にもそういう場を作ってあげて下さい。そして作る側が1番蔵本祭を楽しめることを知ってほしいです。

長文になり失礼しました。
とりあえずは来年度の蔵本祭の成功をお祈りしています。


第34回徳島大学蔵本祭実行委員長
筧拓朗