1年以上前だと思いますが、パンデミック・インフルエンザについて、驚異的なまめさで更新していた小樽市の保健所所長のウェブを紹介したことがあります。今では、保健所を辞められて、インフルエンザ対策のコンサルをやっているようです。


 下記WEBですが、私は、その情報のスピードと正確さでいつもこちらを見ています。今回、パンデミック・アラアラートのレベルが5になっていますが、その毒性については別問題であり、現状、大きな心配はいらないと、説明しています。

http://nxc.jp/tarunai/index.php?action=pages_view_main&page_id=26


 よろしければ、是非、ご活用を。

 

 自動車メーカーが壊滅状態と思いきや、最高益を更新しているメーカーもありました。日経新聞とR25から情報を取って表にしてみました。


       (億円)    (万台)  (万円)

  最終利益 販売台数 一台利益
VWAUDI 5937 623 9.5
フィアット 2179 215 10.1
ダイムラ 1790 207 8.6
ホンダ 800 378 2.1
BMW 417 143 2.9
フェラーリ 407 0.66 616
日産 -2650 370 -7.2
トヨタ -3500 897 -3.9
クライスラ -7252 200 -36.3
フォード -13208 540 -24.5
GM -27974 835 -33.5


 VW恐るべしという感じでしょうか。VWもAUDIも小型車、高効率エンジンの車種が多いためなのか?売れているようです。欧州車なので、ディーゼルがメインになるのでしょうが、1.4LのTSIエンジンというターボ付で、1.8Lクラスと同等の力を持つエンジンを昨年開発しています。また、今回、このTSIのダウンスケール版の1.2Lも出てきました。


 一番の驚きは、フェラーリです。こういう趣味の車は、景気が悪化すると売れないように思うのですが、こちらも最高益を更新してしまいました。さらに驚いたのは、一台あたりの利益で、なんと600万円以上あります!!最高益のVWでさえ、平均10万円/台の利益しかありません。つまり、現状よりも10万円値引いたら赤字に陥ります。BMWなどは、現状よりも3万円値引いてたらアウトですね。


 車業界は、ハイブリッド・電気自動車と新しいプラットフォームへの変革期であり、単なる業界再編では済まないような状況ですね。既に、電気自動車のフェラーリと呼ばれている「テスラ・ロードスター」は、1000万円以上しますが、1000台以上予約待ちとのこと。新規参入もありえます。



 


 「フラット化する世界」の著者の最新作。ちょうど、オバマのグリーン・ニューディールと符号しています。全米でも100万部突破のベストセラーだそうです。


 さっそく読んでみました。一番の気に入った点は、「地球を救う205の簡単な方法」というセクションがあるのですが、こういったやり方は、本質的な変革にはなりえないとはっきり主張している点です。流行の耳ざわりの良いソフトな個々人の行動よりも、リーダーを変えること。そして、法律を変えること。と言っています。


 「自分の家の電球を”換える”よりも、指導者を”変える”ほうがずっと重要である。指導者はルールや規制を決め、ルールや規制は市場を形作り、何百万人もの行動と動機を一変させる。指導者は、電球のエネルギー効率についてのルールを決め、電球を点ける時間を決め、切るのを忘れないようにと注意する。」


 実際問題、個々人の消費行動を抑制することは、失敗に終わるしかないように思います。やっぱり無理です、自分自身を考えても。


 一番やるべきことは、クリーンエネルギーの産業を育成できるような法律・規制を設けること、そして、エネルギー効率の良い自動車・住宅機器・電気機器の開発・代替がスピーディに起こるような法律・規制を作ること。現実を変えるには、これしかしないでしょう。フリードマンもそう言っています。


 とはいえ、世界のクリーンエネルギー企業の株価INDEXは、全体の相場を上回るどころか、全体のINDEXを下回ったままです。これだけ、騒がれているのどうしてなんでしょう。気になるところです。




 

 


 今年になってから、国が太陽光発電の電気を、ドイツと同様、買い取るという議論がいろいろと行われています。設置については、補助金が復活したのですが、国の補助金は、この3月末までで終わってしまうようです。なんで、こんな短い期間しかやらないんでしょうね?


 東京都については、1KWあたり10万円の補助が出るようなので、5KWの発電機を設置すると50万円補助がでます。さらに、先週、なんと渋谷区では、設置後の売電で、1KWHあたり30円上乗せして電気を買ってくれるという発表をしたようです。

現在でも、東京電力は、確か22円/KWHで売電を受けていると思いますが、これに30円が上乗せになるので、約50円/KWHとなります。


 もし、太陽光発電を導入すると、だいたい、5KWの太陽光発電機は250万円くらいかかるといわれていますので、これが、補助金で、200万円となります。


 次に年間の売電額ですが、補助金なしで、12万円/年くらいになると言われていますので、補助金を入れると25万円/年程度になります。そうすると、200万円の投資で、年間25万円の運用益が入ります。なんと、12%程度の利回りとなるではありませんか。


 設備が20年程度使えるとすれば、年間の償却額は10万円。運用益25万円-償却10万円=15万円/年となり、実質的にも7%程度の利回りは期待できます。


 もちろん、CO2削減にも貢献できるわけです。現状、株も不動産投資も難しい状況なので、もし、お金がある人は、太陽光発電投資をやったらどうでしょう。


 うちは、マンションなので、残念ながら難しい。。。


 最近は、太陽光発電+エコキュート(ヒートポンプ型給湯)という組み合わせが、かなり普及しているようですが、旭化成は、さらに、地中型エコキュートというシステムも販売しています。これは、地中の温度は、夏は涼しく、冬は暖かいということで、外気との熱交換をするのではなく、地中で熱交換をしてしまうという優れ物。夏のあのエアコンから出る熱風が消えるわけです。

 日本もグリーン・ニューディールができそうかな?








 



 

 エアコンは、別名ヒートポンプと言われます。いわば、熱をくみ上げる道具です。これ、身近なのに、結構、分かりにくいです。エアコンの仕組みを説明しなさいと言われて、しっかり説明できる人は少ないでしょう。


 実は、ヒートポンプはえらくエネルギー効率がいいのです。最近のエアコンは、投入エネルギーの5倍近い熱を汲み上げることができるものもあるようです。ちなみに、冷蔵庫もヒートポンプです。


 こちらに、多少、宣伝チックですが、説明 があります。


 実は、ここしばらく、寒かったので、エアコン・床暖房とつけていたのですが、びっくりするほどエネルギーを消費しており、というか、電気代・ガス代が、えらくかかっていたわけですが。。。それで、家の断熱と暖房器具の見直しを含めて、省エネ対策をしようかと思って、いろいろと調べ始めています。


 金銭的な面とエネルギー効率は1対1ではないし、手段も、オール電化があったり、ガスによる蓄電(エコキュート)があったり、いまなら助成が効く太陽光発電があったりと、なかなか判断が難しいですね。もう、少し勉強をしないと。。。