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最終話




そのうち茂呂彦には仕事が見つかり
自転車で30分ほどの職場に通勤するようになっていた
アンネも散歩ついでにと職場の近くまで茂呂彦の出勤に付き合うことがあった

その日も二人で部屋を出て、仲良く話しながら仕事場に向かった
晴れていたがこの季節になると空気が冷たい

アンネが前の日に見たチョコレート関係の食品売り場で母親がクジを引き
見事一等を引き当てるが最終的に嫌な終り方をする夢の話をしたあと
晩御飯は何がいい?と茂呂彦に聞く
茂呂彦は何でもいいと言ったがアンネが何でもいいと言われると困ってしまう性格なので
ご飯とパスタどっちがいいか聞いた挙句
茂呂彦は久々にパスタにすると答えた


二人は職場の近くにあるスーパーのベンチに座って煙草を吸った
アンネはその場所が嫌いだったが、茂呂彦はなかなか気に入ってるらしく
毎日早めに家を出て10分ほどその場所で煙草を吸うのが日課になっていた

その場所にはゴミ掃除をしている年寄りがいて
アンネはそれを見ていると朝日の中でも鬱な気分になってくる

暫くその煙草臭い場所で休んだあと二人はさよならを言って
茂呂彦は仕事場に向かいアンネは家に帰った




アンネは部屋の掃除をしたあとうとうとしていた
昼過ぎになり、買い物をしようと外に出る


アパートの駐輪場に茂呂彦の自転車があった
カゴにはいつも使っている布のかばんが放置されている

アンネは意味がわからず、暫くその光景を眺めた
かばんの中を見るのが怖い
その場で色々な可能性を考えてみる

アンネはふと楽観的な考えが浮かび、かばんの中身を見た

そこには部屋の鍵や小銭要れなどがそのまま入っていた
アンネは信じられず
部屋に戻り茂呂彦の唯一の身分証明書である免許書の入った財布を探した
茂呂彦の物を入れているカゴの中や押入れなどをくまなく探したが
財布はどこにもなかった

アンネは携帯を見た
アドレス帳から茂呂彦の実家の番号が消えている

その日以来、茂呂彦がアンネの待つアパートに帰ってくることはなかった










せつめいしたい




林檎に例えてた事により、より解らなくなってしまいました









けとう


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o0O



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映像の無い夢


を見ました


銀閣寺の資産価値は三百万円以下


4年間国家予算を貯めれば
アメリカのすごい綺麗な土地が買える