さよならの温度は低い両耳をすり抜けるときふるえるはだか


短歌研究 2011・1 うたう☆クラブ掲載(栗木京子 選)

扇マークつけてもらいました。
栗木さんとは、相性がいいような気がします。

さほど凝った出来ではないと思うのですが、やたらと時間がかかった記憶があります……。
内容もさほどオリジナリティがあるというわけでもないので、その分、言葉のチョイスに苦心しました。
初期の段階では「すり抜ける」「通り抜ける」によっかかりすぎて、あっさりしすぎていたんですが、そんななかで「ふるえるはだか」が見つかって、なんとか落ち着きました。







きみがすきだった(マンゴースワークル)いまぼくの手のなかの夕映え


あけましておめでとうございます。
更新、しばらくすっかり忘れてました。
今年もよろしくお願いします。


マンゴータンゴスワークルがおいしくて、夏はタリーズにちょくちょく行ってました。
色がきれいなイエローオレンジで、なんか良いです。
時どき、オレンジじゃない黄色っぽい夕焼けに出くわすと、「わぁっ!」と思います。
赤い夕焼けと違って、不思議な感じで。






それぞれの胸底深くにある限り愛は正しいひかりでしたか


最近思うのは、「口に出して言わなきゃまるく収まることばかり」です。

わたしは、ものごとについつい口を挟みたくなるたちなので、そう思うことひとしおです。
「それは違うでしょ」って思うようなことがあっても、ぐっと我慢でこらえます。
まだまだ鍛錬が足りないので、ついつい口を出して、状況をひっかきまわしてしまうことがあるわけですが。

そういう意味で「口に出さなきゃいい」ってのと、あとは、思っていることは正確には言葉にならないってことです……ね。
じぶんの中には明確にコレ!って形があっても、言葉にすると歪んでしまうことがしばしば。
それだけならまだしも、本人の口を出る時点で歪んでしまうのに、それを受ける人が理解する段階でもまたしても歪んでしまうことがほとんどなのではないかと 私は思うわけですよ。

伝わらないことばかりです。



この短歌は、最初つくったときにはもうちょっと違う感じだったのですが、改作しました。
改作でわりと良くなった…… と、自分では思っています。
うーん…、でも、「でしたか」がちょっと嫌な感じだなぁ。
声に出すと音がちょっとカクカクしてる。
それと、「正しい」は、漢字がどうもしっくりこない ような……。