※あくまで個人的な素人による感想文です。



8公演、お疲れ様でした。

いつも、終わってしまうと、さびしい、という気持ちが強いのですが、今回ばかりはなんだか、無事に終わってくれたことをほっとしています。



いつもはこの舞台チームの紹介も兼ねて感想書いているのですが、今回は知ってる前提で書きますね。
あと役個々の感想はもう個々に手紙に書いてしまったので二度書く気になれないw
なので役名で失礼します。



3月の大阪公演の感想はこちら。


http://ameblo.jp/kurackey/entry-12008204656.html
















東京全体の印象としては、それぞれの「演技」が確実に役者によるものだったということ。


今までアクロバットとかダンスとかリズム感とかが重要視されていた(というか注目されがちだったし、実際私もそちらを重点的に見ていた節があります)彼らの舞台が、
「役で魅せる」ことをまたひとつ伸ばしてくれたな、という印象でした。

良くも悪くも劇団。
「好き」や「楽しい」ことの延長、…ではなく、今回、役者として、プロとして、「魅せよう」とする意気込みが若手の間でどんどん強くなっていったのが、目に見えてわかりました。
それはでも、このチームで互いを高めあえるこそだからなんだろうなぁと。
舞台上で新しい演技をしてみるって凄く勇気のいることだと思うのだけど、それをちょくちょくやってる皆は、周りと相談しながらやったり、やらせてもらったりしてるんだろうなぁ。
毎日ちょっとずつ違う演技をして役柄について探ってみたり、そういうのをやれる環境のなかで、安定感のある大人組に支えられて、また大人組もより役に深みが増していったのが手に取るようにわかるのですね。



彼らにとって一番の原動力はこの「絆」なんだろうな、としみじみ感じました。



今回、この内容で8公演はさぞ体力的にも精神的にもきつかったと思う。
(精神的には前回の零式東京公演のほうが大変だったかもしれません)

正直、2日目と3日目なんて誰かが倒れるんじゃないか、一歩間違って怪我でもするんじゃないか、とハラハラしてました。
2日目と3日目、それぞれしんどそうな人は違ったけど、初日の緊張から解かれて遠征疲れが出て、このまま、どこで皆が持ち直せるんだろう、と。
でも、みんな、疲れなんて全く取れてないはずなのに、後半折り返したところからでしょうかね、突然集中力が戻って、急に演技が一皮剥けて、 武将の顔つきになって…
まぁ私がその回は舞台から近いところで観ていたせいもあるのでしょうが、みんなの姿を見ていてすっごいべしょべしょ泣いてしまいましたあせる
(声も鼻水も出さないので涙が洪水のようだった…)


その中でも、疲れているはずなのに、フォローすらしてくれていた毛利、家康、そして大野のお三方。
素人の私の目から見ても分かるぐらい、皆を、舞台を助けてくれていました。
掛け合う役の相方の不調を必死に支えてくれた毛利と家康。
率先してアドリブ入れて、場の雰囲気を持ち直そうとしてくれたりもしてましたね…。
そして、常に全体のバランス見ながら立ち回ってくれていた大野。
間の取り方、舞台の全体の雰囲気、それらをみている方々が、常に客席を意識して立ち回ってくれていました。
きっと、裏でも皆のことフォローしてたり、檄飛ばしたり、引き締めたりしてくれてるのかなぁ、なんて思います。


この長丁場の公演の中でも、特に丁寧な印象だったのは長宗我部と才蔵の二人の印象が強いかな。
ちょくちょく疲れてたりも一瞬だけ見せるけど、基本、ほんと一瞬だけで、全く最初から最後までブレずにやり遂げていましたね。
体力あるなぁ~~~~!

長宗我部が、平伏して懺悔しているような姿、その相手が大助っていうのが、個人的に凄くよかったな…
やっぱり、前の舞台で予科練の少年達がただ死んでいく姿を見送らなければならない教官の役をやった経験もにじみ出ていて、「なんで長宗我部が刀を捨てたか」に物凄く説得力が生まれた気がします。


目線の使い方が上手いのはやっぱり家康・淀殿と大野。
目線だけで表情が変わるし、舞台の雰囲気がガラッとかわるのはこの二人だと思いました。
突然、舞台全体が、その役の心情に飲み込まれるというか。
一瞬にして色が変わるような気がします。
個人的にお兄ちゃんに家康が心許してる描写というか演技が増えてたのすっごいよかった…
余計最後の対決が策略感出てて、家康おそろしや…ってなりました。。
家康の悔しいのに笑ってる顔とか、策略を叩きつける時なんて客席で悪寒で震えてましたもんね、私。


間の取り方が抜群に上手いのは毛利だった印象。
セリフが多くなかったせいもあったと思うのですが、語りのところとか、間の取り方だけで観客をその間に引き込むところが印象的でした。
間は、舞台に凄く大切。
特に、畳み掛けるような演出や流れがある舞台だと、その間が活きてくるなぁと。
3公演目ぐらいからだったかなぁ、皆にも渇を入れるような名乗りから始まって、間と間で引き締めてくれてた気がします。


明石は、他の五人衆のひとりである武将としてはもう充分存在感を発揮してたけど、
それまで「キリシタン」って設定がある意味演出上でのみ活きていたような気がする。
特に、過去について多く語られないせいもあるんですけどね。
だけど、裏切るかもしれないフラグを立てた毛利との語りの中で、明確に慈悲の心を持って接している演技になって、達観した何か神々しいオーラすらあったように思います。
「ああ、彼は洗礼を受けているんだな」っていう雰囲気を纏っていました。
(演技力の伸びっぷりが凄まじくて私が召されるかと思った……)
贔屓目だったらすみません。(笑)



個人的にはね、後藤又兵衛が歴史上で好きなのでね、又兵衛と才蔵が本当に親子のようになってって、人一倍声に迫力がある又兵衛が息子に自分の晴れ舞台を見せるところの間の取り方で、一気に全身から這い上がってくる何かが、涙を溢れさせてくれるんですよね~…
晩年不幸だったと言われてる又兵衛が、少しでも死ぬ間際幸せであったらいいな。



大阪前半では割と唐突だった兄弟対決は、あちこちに対決フラグを立てる演技をしてくれていて嬉しかった。
大阪では蝉の描写本当に必要なのか?(遊んでいるだけなのか…?)
と思ってもいましたが、夏の陣の背後に流れる蝉の鳴き声に対して活きてくる演技がかなり入ってきていて、夏の陣つら汗ってなりました。

特に、最期の対決なのに、二人で稽古してるように笑い合って、信繁が信之斬っちゃって「ああ、今死闘の最中だった」って互いが気が付くシーン。

ここ、大阪とか、東京の前半は、ただ最期を二人で戦えるのが嬉しいだけだと思ってた。

でも、最期なのに、昔を思い出して、昔に戻ってしまっている二人が見えた気がする。
はた、と、非情な現実に戻る演技と間が素晴らしく良かった…。
勿論信繁の首を持つシーンも毎日日替わりでとてもよかった。



役と役の掛け合いで、「ああ、だからこの二人が掛け合っているんだな、この二人の掛け合いでこそこの役の設定に深みが生まれるんだな」ということを、説得されました。

語りの中心である佐助の声質の違いで場面転換がはっきりしていたので、やっぱり怒涛のごとくの展開と切り替えでも、置いて行かれることなく切り替えられていたと思います。



勿論、ダンスも殺陣もみんな体幹が確実によくなっていて、ダンスとかアクロバットのキレが確実に前の舞台よりよくなっていました。
(もう主役の信繁に関しては文句なく上手ですよ…扇子の音人一倍おおきいもん…←あの音が大きければ大きいほど上手いと剣舞では教わりました)
一度、カウントとってみようと思ってみた回があったのですが、ほんっとーに綺麗に音楽に合わせてカウントとってるのね、凄いね。
音楽にあわせて動きが出てくるんじゃなくて、動きで音楽奏でられそうだもんね。




今まで、この舞台の演出上カウントとかがどれだけ大切か理解していたつもりでいましたが、一通り全部みて、
一歩間違えたら大事故になりかねないような殺陣、それを毎公演やりこなしてしまう彼らの練習量と絆を見せてもらいました。


本当にお疲れ様、としかいえない。


彼らは、このチームで演じる限りその絆を糧にどんなことも乗り越えていけるんだと思います。
そんな彼らを少しでも応援出来たらな、と、思ってしまいます。




ううう、通常公演の千秋楽(7公演目)を円盤にしてほしい…!!!!
素晴らしかった、もうあの回は本当に本当に素晴らしかった…………!!!!!!!!
あの回スタオベしたかったよおおおおおおおおおおおおあせる

どうしてこんな陳腐な言い回ししか出来ない。



DC版のアドリブ集とか、淀殿の歌とか、エンディングダンスとか(この日はずっと笑ってたのですが、最後のダンスでまたべしょべしょ泣いてしまった。美しかった…)円盤に収録してほしいなぁ。
おまけない割に円盤ちょっと高いのよね…(舞台のチケット代より高いと、高い、てイメージ)
DVD100回見ても生で1回みた感動は味わえないからです。


 
サントラどうしても欲しいです…




個人的には匂いの演出なくなって助かりましたww
タダでさえ他の舞台より感覚鋭くしてみている舞台の最中にもうひとつ五感刺激されるとほんと気持ち悪くなる…ので…

あと。
今回、自分がちょっとこの舞台に入れ込みすぎたのか、途中「観客」として観劇することを忘れてしまっていた節があるので(心配しちゃったり、「あとは皆を信じるしかない」と思ってみたり)、そこは反省。
推しが不調そうなのを見て私も翌日の会議で倒れかける始末でしたし…
そういうの、よくないですね(苦笑)

きちんと、チケット代払って観にいってるんだし、客として楽しませて貰うことに集中するのが観客ですもんね。
彼らももう、きちんとしたプロですし。



次回公演も本当に楽しみです。




円盤でたら、多分この舞台ものっすごくアメリカ人とかが好きなタイプの舞台なので、勝手に鑑賞会しようと思います。
私は翻訳しねーぞー!!(私信)

海外公演はぜひNYで!(予算は…)
久々にアメリカ帰りたいし、いくでー!

※あくまで個人的な感想のまとめです。『日記』です。


※完全にネタバレしかありません。まだ東京公演控えておりますのでネタバレご容赦な方はどうかお戻りください。
















最初に、今回のメインの小道具の話をさせてください。





あれ、もう、まず、最初に見たときに、嬉しかったのと、悔しかったのと入り混じって心のそこから複雑な気持ちになったのは許してください。


嬉しかったのは、私が扇子大好きだから。


悔しかったのは、扇子好きなんだけど、踊りでの表現が難しいことも知ってるから。

というのも、私、剣舞の有段者なんです。
アメリカ留学するときに一芸持って行きたい、っていう結構不純な動機でしたが。
一応、日舞の基礎もやってます。 真剣も振ったことある。 (重かった…)


剣舞って、多分普段見る機会あまりないと思うのですが日本刀と和扇子使って踊りますので
扇子の稽古はもうどんだけ手を傷めたことか。
親指と人差し指の間、皮剥けたよ。
汗で凄い滑るし。
ほんと掌に穴開くし痛いし。

刀もさ。

親指を立てずに刀を鞘に納める、しかも太刀佩きで。(切れるほうが下を向いていることね)
これも、すんごーーーーーーーーく難しいんです。


それと、和扇子と違って今回の小道具の扇子は要(持つところね)で扇の開き具合を

固定できないもので、おまけにふっとい竹の骨でしょ。


あれ、ほんと、角度つけて開いたり綺麗に開いたまま踊るの、握力必要だし、でも手首の柔らかさ必要だし、私、一年以上慣れませんでした。


それを、2ヶ月ちょっとであんなにも美しくマスターしてしまって。

親骨(扇子の骨のはじっこね)と、腕が真っ直ぐ一直線。

しかもただ踊るだけじゃないんですよ、殺陣あり群舞あり扇子で家紋の表現あり。
日舞の動きの基礎だってきちんと押さえてるし。



もう、正直、悔しい、の一言です。



でも、多分、それだけ練習してきたんだろうなってすぐ分かりました。

すぐ分かったから、余計、いろいろこみ上げてきた。
絶対手だって痛めてるはずなのに、その手で刀の殺陣もやっちゃうしさ。


別に私エンターテイナーじゃありませんから、舞台観て

「ああ、演技上手くて悔しい」とか

「ダンス上手くて悔しい」なんて

思ったことは当然無いんですが(当たり前)、今回ばかりは悔しかったし、大変さもほんのちょっとだけですが分かる分、どんだけ練習したんだろうってそっちでも泣いた。


間違いなく日本一練習してるカンパニーだと思うよ私は…


美しすぎて演舞なんてもう夢幻のごとくだよ…

今もあの扇子の音が離れません。


個人的に、扇子での家紋の表現ものっ凄く感動した!!!!!

これ観て貰わないと伝わらないんだけど…

豊臣紋(五三桐か五七桐か私はあまりどっちか知らないのですが)

ちゃんと花序につく花の数にあわせて扇子の開き具合変えてるのね!!!!!
武田菱とかさ、初日センターよりちょっと下手だったから綺麗に見えなかったんだけど、センターで見たときの感激ったら!

家紋ダイスキなのでめっちゃ興奮しました…
あれ超難しそうだもの…


案外、周りの友達も気がついてなかったようなのでおススメポイントとして推しておきます。笑



あと、ラスト対決は真田VS徳川ということもあり、全体的に真田と徳川の対比的な部分が演技にも盛り込まれているのですが、
衣装が真田の銀・徳川の金、と対比しているので、扇子も銀・金なのかな、と思ったのですが、
真田は白地になんか文字書いてあるのが、観客側の想像を膨らませてカッコいいね。
銀じゃなくて良かったと個人的には思ってます。


辞世の句にしちゃ短いしな、何を書いてあるのかな…と、最後まで想像を膨らませることに致しましょう。笑


BSP舞台の初日から最後まで全部観るっていうのは今回初めてなんですけど

(というか同じ舞台全通って初めてですけどね。。。。)
初日はみんな緊張していたのか、「前回を越える舞台にしたい」って気持ちが強すぎたのか、

焦りというか突っ走ってる感が凄かった気がしたのですが、

ラストにむけて、彼ららしい演技がちゃんと出来てきてて、やっぱり千秋楽は期待以上のものを見せてくれたし、舞台も役者も生き物だなぁって改めて舞台が好きになりました。


勿論、『初日初回から完成したもの・完璧なものを見せたい』と思うのが作ってる側の本当の意図だと思うし、
例えば我々観客が「どんどん良くなってってるよ」と伝えれば、正直なところ、複雑だとは思います。


でも、客席に観客がいないと出せない演技とか表情って絶対あると思うんです。
一回本番を通して、自分の中で考え方が変わる事だってあると思います。


すっごい足元にも及ばない比較で申し訳ないのですが、いっくら完璧なプレゼンとか勉強会とかの準備しても、初回は絶対参加してくれる人に伝わらない箇所がある。
次に、同じ内容の講師をしたら、絶対にもっと伝わるトークが出来る。
いくら完璧に準備しても、準備したことに酔って満足しては駄目だし。
自分のしょっぼい体験談からしたらそういうことだと僅かながらに理解してます。



そんな中でも、もう飛びぬけて演技で魅せてくれたのは徳川家康だった。


おっそろしいわ…
あの真田丸でされたことの復讐に和議を結ばせるときのあのあたり、怖すぎた。
悪役の演技でゾクゾクさせられるのってたまらんですよね。

そんな徹底した悪役かと思えば、踊りの時は儚い雰囲気すらあったりして。
悪魔と契約して物の怪となりつつあった家康もやっぱり人間なんだな、と思わせる切ない踊りに見えました。


淀殿に関しては(歴史上の人物としては色々な解釈あるとおもいますが、あくまで私は史実としてあまり好意的に解釈していないので)その厭味っぷりというか私が好意的に思っていない箇所とかが結構クローズアップされて演じられていたので個人的に凄い良かった。
厭味なほど女性っぽい演技ももー!!!女子力高すぎ!!!笑

ずっと、田渕さんには悪役というか、今回の家康のような役をやって欲しかったのでほんっとたまらんかったです。



さて主役。
今までアンケートでもずっと「真田十勇士」とか「戦国モノ」って書いてきたので今回の松田くんの真田幸村めっちゃ楽しみにしてたんですけど


松田君は天才ですね、ほんとに。
ダンスと殺陣美しすぎかろう。
死に様とか美しかろう。
もう美しい以外の言葉出てこないわ。
あとリアル100人斬りして(多分斬った数107人ぐらいだと思う…)息上がらないとかなんなの…


最期を兄弟にしてくださってありがとうございます(兄弟すき)


兄弟対決が割りと唐突な印象なので「え??そんなにお互い好きだったの??」ってなってる間に、初日の観劇は終わってしまってたんですけど
千秋楽に向けてどんどん兄弟が兄弟らしくなっていったので最後の対決は泣いた。

いやー、息子の前や佐助・才蔵の前では父親・上司っぽい口調なのに、兄貴の前では突然の弟になるからあれずっるいわー。
どう頑張っても天才の弟に勝てない兄が、一発で斬ってあげられず、苦しめてしまうシーン。
思わず、早く楽にしてあげてよ!と叫びたくなるような辛そうな傷の数々。
最後の最後に泣きながら弟の首を持つ兄。


最終公演で泣きました。


その前に、ひとりひとり死に花を咲かせるところで、語りの佐助の悲痛な声に泣かされてたのもありますけども。


笑いながら兄弟が最期を戦うところ、ものっすごおおおおおおおおおおおおおおおおおおく好きなので、個人的には前半か幼少期のときに兄弟が稽古したりしてるシーンが欲しかったなぁ。
まぁ、その代わりに真田信繁・大助親子のシーンなんだろうけど…
もうちょっと兄弟対決フラグ立てて欲しいかも。

兄弟が東西別れるところと最期の対決に入る前の、松田君の演技とかセリフが若干変わってたの、大変良かった。
あと、お兄ちゃんも感情露にしていくの、大変良かった。

ほら、読み物によっては真田兄弟というか兄のほうがあまりいい人に描かれないケースもあるじゃないー。
弟に対する嫉妬の塊のような部分が全面に出てたりとかさ。
でも、そんなんじゃなくて、「家名を護ること」と「真田家に見捨てられた空しさ」と「兄」の部分の葛藤がとてもよく分けられてて、お兄ちゃんの役者さんにも感激してしまったよ…
兄弟あんまり描かれなかったらどうしようってちょっと心配してたからさ…

なんなのかねがえこーといい彼といい、福岡ひまわり私の沼の巣窟なの??笑



はい、そうです、わたくしめの推しはですね。


「明石全登」ってあんまり小説でも出てこないし、キリシタンってことでBASARAみたいにヤーハー言い出したらどうしようって楽しみ半分ドキドキ半分だったのですが


ド  ス  ト  ラ  イ  ク  



あー!!!!!!!!!!(BGM:法螺貝)

キャラ設定も!!!!武器も!!!!!!! (ドドドドド!)

あの、一回打ち抜くごとに扇子をクルッとまわして銃口を吹くときの流し目!!!!!!!! (ウィ~~ン!!)


もう、本当に、あの、動悸と息切れで死ぬかと思いました…(救心飲んでこの人…)


今回いろんなところで出てきてくれるしもう、活躍っぷりが目覚しくて嬉しすぎる…ありがとうございます…(拝)
ダンスもさ、ちょっとだけ人よりターンが多かったりしてさ…ほんっとに色っぽくなりました…
アクションのキレとセンスは誰よりピカイチでなんかもう走り抜ける影すら目で追ってしまって定点カメラにならないように必死でした。

あといちいちネタパワーアップしてくるのやめてくださいw
そっちに目が行っちゃうw
笑顔眩しいwwwww


あと、かねがえこーのカテコ挨拶で
「将来のことより『今』を大切にしてます。後のことは考えない。これは芝居の中でも実際の今の僕の仕事でも同じように思っています」(意訳)
って言葉、すっごくズッシリきた。


つい、「将来のために」とか「先のことを考えて」って考えになると、護りに入るというか、現状に満足できない不満ばかりの生き方になってしまうと、私は思ってます。
仕事始めたばかりのときとか、そうだったからね。
現実世界では、勿論将来のことを見据えることも凄く重要なことなんだけれど、そこばかりみてしまうのは駄目だなって、改めて考えさせられた。


心からこの子のファンでよかった、この役者を知ることが出来てよかった、と思う。

………まだファンになってから日は浅いですけども。



一番キャラ的に裏切られたのはながそかべ!あ、いや、長宗我部盛親ね。笑
意外性でいったら一番!!!!!!!
ヘタレっていうかオタクっぽかったw
オタクがキレた時なんか急にイケメンになるようなそんな豹変ぶりがかっこよかったな…。
最期は逃亡しないで戦ってくれてよかった。

あと、リフトを一人でやってしまうあたり、どんだけいい筋肉つけてんだ!って感激しました…
アスリート過ぎるだろ…



あ、あと、戻ってきてくれたけんじさーん!ありがとうー!
けんじさんまた戻ってきてくれてほんっと嬉しい。

この方の演技は安定感半端ないなぁ。
他の武将はある種英雄のような生き様・死に方をしていたりするけど、大野は泥臭さが出ててホント良かったなぁ。
情けないけど憎めないキャラとのギャップが凄いな。

大野治長のことあんまり知らなかったから東京までにちゃんとなんか読もう…。





そうそう。

万年頼方と二階堂行憲(であってるよね?)が自分達を忍者として物語の中で活躍させるのは凄くBSPらしい設定で、
「ああ、だから『幸村』ってタイトルなのにずっと劇中では『信繁』って呼んでるんだな」
っていうラストは私は大好きなんだけど、
空想(物語)と現実(実際起こってること)の行ったりきたりが激しすぎなのと東軍西軍が入れ替わったりする武将もいるのでもう少しだけ尺をとって(ゆっくり進行して)欲しい…
前半特に置いていかれる…
(個人的に真田十勇士の下りだけはいらないんじゃないかと思った…あと雲…)

心から、ちゃんと戦記読んでてよかったと思った瞬間…


オチのオチはさいっこーにスカッとしましたね!!!!


オチバレの直前に、信繁の最期を彩る演舞のところで、実は実は入れ替わってるのに気がついたときには感激!

ああ、そう、その最期の演舞のとき、みんなホント最期を彩った花のように綺麗なんだけどやっぱり無念そうな表情してて、零式のときもそうだったけど、あのダンスはいつも泣かせてくれます。
気がついたら涙溢れてるのね…
化粧落ちるから泣かないようにしたいんだけど、こればっかりは無理かな。笑




前回の零式でおっそろしいほどみんなのポテンシャルが引き上げられた今回、
「みんなが凄いことを一斉にやる」

というだけでなく、

「その上に、更にそれぞれが凄いことをやる」

ということに挑戦させられてる(といういい方が正しいのか分かりませんがww)のがまた凄いなと。

魅せる方向がまたそれぞれ違ってきていて、やっぱり事務所公演ならではの良さであり、ハードさでもあるんだろうな、と。笑
やっぱりこのチーム、この演出に出会えてよかったと思います。


でも、無理に色々詰め込んで、「前作を越えよう!」感が強すぎると、某舞台のようになって話が纏まらなくなってしまうのが大変心配なので、あまりそこは気張らないで欲しいです。



最後に。



サントラ欲しい。


過去作含めサントラ全部欲しい…


夏の陣のところの曲むっちゃ好き…



東京公演ではまたパワーアップしてくるのが楽しみです。




松田君のエルサ(違)が観られると噂の(そりゃ少しも寒くないだろうね…)9月10月公演、確かディズニーハロウィンとダダかぶりで全く観られなかったようなスケジュールだった記憶があるので5月の舞台また目一杯楽しみたいです!




最後に淀殿風wwww

すっかり舞台感想ブログになってしまいました。

後から見返して自分の記憶呼び起こす日記ですけどね。



先月末と今月、同じ劇場で別の舞台を観て来たので感想簡単に書きましょうかね。


「曇天に笑う」

兎に角キャストも人気な人ばっかりだわ原作も人気だわで、百瀬くんのちゅうたろが観たい!

とは思ってたものの、チケットの売れ行きに全く付いていけず観ることも出来ないと思っていたんですが、

縁あってチケットをお譲り頂くことになり観て来ました。


脚本については、原作ファンの方からは「あのシーンもっと掘り下げて欲しい」とか「全然違う!」とかいう声もちらほら ありましたが、それは原作のあるものを舞台にするんじゃ、そうなって当然ですよね。

映画だってそうだし。

やっぱりそれぞれ好きなキャラいるから、もっと描いて欲しい、って思うしね。
私はそこも踏まえて、「ああこの脚本家は原作凄く好きなんだろうなぁ」っていうのがわかってとても嬉しかったですが。


そして演出!


初日に1階真ん中列あたりのセンターでみて、その後3階席一番後ろの下手で観たのですが、どの角度、どの席から見ても楽しめるように演出に気を配ってくれているのがよくわかって。

こんなに繊細な演出あるんだ!!!って感激しました。

演出面白すぎ、とおもって、もうどの席でも良いからもっかい観たい!ってなって血眼になって譲渡探して3階席で観たんですけどね。
映像と舞台装置と、あと役者のポテンシャル上手く活かしてて。


役者もまたみんな上手かった……

私は曇家の三兄弟が好きなので、3人のシーンは前半特にびっくりするぐらい泣かされて
休憩時間「あれ、わたし泣いてるwwww」ってなりましたよね。

もう、あの、原作より天火好きになってしまった…
玉ちゃんは最近だと里見八犬伝の時に観て、(里見八犬伝は前回の矢崎ぴろし凄い好きだったのですが)全然違和感なくというか玉ちゃんの吹雪いた桜にウットリしてた勢ですが、(痛々しい)
玉城くんは座長の貫禄あるわ…

あと白子な…
白子については舞台で描かれなかった部分の原作を思うと涙するしか;
ああ、あと、あと、平間くんの身体能力高すぎてもうそらびっくらこきましたとも…
思わずアミューズの沼に引き戻されそうになりました
もう戻らないと決めたんだ


ちゅうたろのさっくんは、うん、ほんとうにさっくん舞台うまいわ。

本当に生える顔、声、演技でした。

さっくんの舞台はこれからも積極的に観に行きたい。。





「最後のサムライ」


こっちは市原君の主演も楽しみだったし、演出も面白そうだな!
中村せーちゃんもいるし!と思って前方席のお高い席を数日分確保してたのです。
が。


うーん?????????


舞台みて、こんな気持ちになるの久々だぞ???

えー、うーん、?????


結構な人に
「見てみたいんだけど、どうだった?」
って聞かれて
「うーん…?????」
としか答えられなくて


一緒に行った人も
「…もう(二度目は)いいかな…」
とかで…


演出は、「あ、この人は日本作品といったら北野武監督作品とか観てるんだろうな」といったところや、
舞台上の使い方とか結構BASARAの西田氏と似たような使い方してたりして個人的には好きだったのですが


脚本が……あと一歩……


歴史とか時代背景とかそもそも地理的なものとかもきちんと捉えてないと話の流れについていけないところがあるのは正直観客側の知識量にも影響するのかもしれませんが、
(日清戦争時代と幕末行ったり来たりするから)
そもそも矛盾点多すぎて…

何回か観れば「あ、あのシーンはこういうことだったのか!」って分かる演出とかってあるじゃないですか。

4回観ても分からずじまいのところが多々あり過ぎてもう。


史実があって、それをちょっと現代風解釈というか時間軸をずらしたりするのは昭和時代の歴史物同人誌のようで
私は嫌いじゃないのですが、それを踏まえても全然分からなかった箇所ありすぎ。。。。。。


幕末相当詳しい方なのですが…。


目の前の子達なんて4列目で開始30分過ぎたぐらいから最後まで寝てたからな。
観劇態度orz
とは思ったけどまぁ舞台初心者には優しくない舞台でしたかね。。

個人的に医者役の小林君観にいったのですが一人だけ現代語使ってたの謎過ぎた。。。
狂言回しポジションかーっていうのは直ぐ分かったんですけど、別に言葉は周りの人と同じでよかったんじゃ…
千秋楽の河井の死に立ち会う時の演技はとても素晴らしかったけど…


市原君の存在感とソニンさんの演技力筆頭にみんな役者たってたのになー…


舞台観て残念な気持ちになると、イコール役者さんもったいないなーみたいになる、ということは決してありませんが
(どんなにいい舞台でも役者が駄目な時だって沢山ある)
今回ばかりはちょっと勿体無かった気がしました。。。。



銀河劇場、モノレールでもりんかい線でもたっかいから通うの地味にしんどかった…