LCH-FMN020U での Time Machine その1 (Mac OS X 10.9)」の続きです。

4. Time Machine の設定

ここではすでに Time Machine を設定済みの環境にバックアップディスクを追加する手順をまとめています。

Time Machine を新規設定する場合の手順は「LCH-MN2TU3S での Time Machine その2 (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

4.1. Time Machine へのバックアップディスクの追加

「システム環境設定」-「Time Machine」から Time Machine の設定画面を起動します。

20140917_01.png


追加した LaCie2 LCH-FMN020U3 を選択して、「ディスクを選択」ボタンを選択します。

20140917_02.png 20140917_03.png


4.2. バックアップ方法の指定

Time Machine の設定画面に戻ると、バックアップ方式を指定するダイアログが表示されます。
バックアップディスクを切り替える (追加したバックアップディスクのみにバックアップを取得する) 場合は「"LaCie"を置き換える」ボタンを、両方のバックアップディスクを使用する (バックアップは交互に取得される) 場合は「両方を使用」ボタンを選択します。

20140917_04.png


5. Time Machine によるバックアップ

5.1. バックアップのタイミング

バックアップは自動的に行われます。
既存のバックアップディスクの存在有無にかかわらず、初回 (追加直後) はフルバックアップ、次回以降は差分バックアップです。

通常は1時間毎にバックアップが行われますが、バックアップ先が存在しない場合 (外付け HDD が接続されていない、等) はバックアップ処理が遅延されます。
この間はバックアップはローカルに保存され、バックアップが可能となったタイミングでバックアップが始まります。

20140917_05.png


5.2. バックアップ速度

今回のバックアップ対象は約 220 GB で、バックアップ完了まで 35分弱かかりました。
このことから転送速度は
  220 x 1024 x 8 / (35 x 60) = 約 858 Mbps
となります。

5.3. バックアップデータへのアクセス

LCH-MN2TU3S での Time Machine その2 (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

6. LCH-FMN020U の使用感

後継製品ということもあり、スピード以外は LCH-MN2TU3S と同じでした。

6.1. 良い点

  • MacBook Air がスリープ / ディープスリープ から復帰すると問題なく認識されます。
    今のところ Time Machine でエラーとなったことはありません。
  • ファンレスですが、アルミ製の筐体が HDD の熱を放熱してくれます。
    アクセスが多いときに筐体を触るとほんのり暖かいです。

6.2. 悪い点

  • MacBook Air は SSD 搭載のゼロスピンドル機であるため、起動時や省電力モードからの復帰時のシーク音は耳につきます。
  • 筐体がアルミ製のため重いです。
    持ち運びはためらわれます。
  • AC アダプターの横幅があるため、隣のコンセントが塞がれます。
  • USB ケーブルが太く、取り回しが良くありません。
    そのくせ、外付け HDD 側のコネクタにテンションをかけるとすぐ壊れそうです。

6.3. ベンチマーク

MBA Mid 2012 (USB3.0) 環境における LCH-FMN020U の転送速度」を参照してください。



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