前回の「Eclipse WTPプラグインの使い方 Tomcat設定 編」では WTPプラグイン上で Tomcat を動かすための設定を行いましたが、ステータスが「始動済み」となって動作確認終了というのも達成感がありませんので、今回は動作確認用 Servlet の作成と実際の動作までを行いたいと思います。
「ファイル」-「新規」-「プロジェクト」メニューから新規プロジェクト画面を開き、「Web」-「動的 Web プロジェクト」を指定して「次へ」ボタンを選択します。
新規動的 Web プロジェクト画面で「プロジェクト名」「ターゲット・ランタイム」「動的 web モジュールバージョン」項目を指定します。
「プロジェクト名」項目は任意 (例では「tomcat」としています)、「ターゲット・ランタイム」項目は前回作成した「Tomcat v6.0 サーバー」を、「動的 web モジュールバージョン」項目は Tomcat 6.x は Servlet 2.5 をサポートしているので 「2.5」を選択してください。
「完了」ボタンを選択すると、「tomcat」プロジェクトが必要最低限の構成で自動作成されます。
「tomcat」プロジェクトを選択した状態から右クリックメニューで「新規」-「サーブレット」を選択すると、サーブレットの作成画面が表示されます。
今回は次のように指定しました。
・「Javaパッケージ」項目に「test」を指定
・「クラス名」項目に「HelloServlet」を指定
「次へ」ボタンを選択すると、初期化パラメータやURLマッピングを選択する画面に遷移します。
今回はデフォルトのままとして「次へ」ボタンを選択すると、作成するメソッドを選択する画面に遷移します。
お約束のメソッドが並んでいますので、必要なメソッドを選択してください。
HelloServletクラスでは
・スーパークラスからのコンストラクター
・doGet
・doPost
を選択しました。
「完了」ボタンを選択することで、Servlet の雛型が作成されます。
WTPプラグインでは web.xml への記述も自動的に行ってくれるので非常に便利です。
test.HelloServlet#doGet(...)
HelloServlet を選択した状態で右クリックメニューから「実行」を選択してください。
実行するサーバを選択する画面が表示されますので、「Tomcat v6.0 サーバー」を指定してください。
「このプロジェクトを実行するときは常にこのサーバーを使用」項目にチェックを入れると、次回以降の指定は不要となります。
「完了」ボタンを選択すると、(起動していなかった場合は)「Tomcat v6.0サーバー」が自動的に起動され、「内部 Web ブラウザー」ビュー上で HelloServlet の実行結果が表示されます。
また、起動時に「実行」ではなく「デバック」を指定することで、通常のアプリケーションと同様にブレークポイントやステップ実行を使用することが可能です。
1. Tomcat 用プロジェクトの作成
最初に動作確認に使用するプロジェクトの作成を行います。「ファイル」-「新規」-「プロジェクト」メニューから新規プロジェクト画面を開き、「Web」-「動的 Web プロジェクト」を指定して「次へ」ボタンを選択します。
新規動的 Web プロジェクト画面で「プロジェクト名」「ターゲット・ランタイム」「動的 web モジュールバージョン」項目を指定します。
「プロジェクト名」項目は任意 (例では「tomcat」としています)、「ターゲット・ランタイム」項目は前回作成した「Tomcat v6.0 サーバー」を、「動的 web モジュールバージョン」項目は Tomcat 6.x は Servlet 2.5 をサポートしているので 「2.5」を選択してください。
「完了」ボタンを選択すると、「tomcat」プロジェクトが必要最低限の構成で自動作成されます。
2. Servletの作成
次に、動作確認時に呼ばれる Servlet の作成を行います。「tomcat」プロジェクトを選択した状態から右クリックメニューで「新規」-「サーブレット」を選択すると、サーブレットの作成画面が表示されます。
今回は次のように指定しました。
・「Javaパッケージ」項目に「test」を指定
・「クラス名」項目に「HelloServlet」を指定
「次へ」ボタンを選択すると、初期化パラメータやURLマッピングを選択する画面に遷移します。
今回はデフォルトのままとして「次へ」ボタンを選択すると、作成するメソッドを選択する画面に遷移します。
お約束のメソッドが並んでいますので、必要なメソッドを選択してください。
HelloServletクラスでは
・スーパークラスからのコンストラクター
・doGet
・doPost
を選択しました。
「完了」ボタンを選択することで、Servlet の雛型が作成されます。
WTPプラグインでは web.xml への記述も自動的に行ってくれるので非常に便利です。
3. テストコードの追加
このままでも動作確認可能なのですが、真っ白な画面が表示されるだけですので簡単なテストコードを HelloServlet.java に追加します。test.HelloServlet#doGet(...)
/**
* @see HttpServlet#doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
*/
protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws ServletException, IOException {
response.getWriter().write("Hello, world.");
}
4. 動作確認
動作確認として、作成した HelloServlet を実行します。HelloServlet を選択した状態で右クリックメニューから「実行」を選択してください。
実行するサーバを選択する画面が表示されますので、「Tomcat v6.0 サーバー」を指定してください。
「このプロジェクトを実行するときは常にこのサーバーを使用」項目にチェックを入れると、次回以降の指定は不要となります。
「完了」ボタンを選択すると、(起動していなかった場合は)「Tomcat v6.0サーバー」が自動的に起動され、「内部 Web ブラウザー」ビュー上で HelloServlet の実行結果が表示されます。
また、起動時に「実行」ではなく「デバック」を指定することで、通常のアプリケーションと同様にブレークポイントやステップ実行を使用することが可能です。