その日
雨が降ってくる前に
駅迄行かなきゃ🚲と
慌てて家を出た。
雨に降られる事なく
🚉で 🚃を待つ。
乗り込むと同時に📱が鳴る。
📱見ると 登録していた
病院名。
何度も何度も 鳴る。
彼(父)の病院は
わたしが降りる 一つ手前の駅。
その駅🚉で降り 電話をかけると
「亡くなりました」と。
雨が降り始め 傘も無く
病院迄走りました。
病室迄ゆくと、
彼(父)……
いつものように 眠っていました。
手を触っていると
看護師さんが、
「まだ暖かいでしょ」と。
実は彼 いつも冷たい手をしてまして
暖かさは 感じ取れませんでした。
4日前に 面会しましたが
目は開いているのですが
わたしを認識する事なく…
一週間前に 老健(老人福祉施設)より
病院に 移った時も、
耳元で 大きな声で
「わたしが分かる?」と問いかけると
手を左右に振り 分からないと…。
その時は 座っていられたのですが
すっかり痩せてしまった姿が。
コロナ禍で 面会もままならない状態で
老健に 入所してからは
面会は してませんでした。
コロナ禍で 面会と言うと
施設内でリモート。
彼は 耳が遠いので
リモートでは まず無理。
多分 彼
寝たまま 分からないまま
逝ってしまったんだと。
彼の武勇伝…ちょっとずつ
つづく