所得の補償ができる保険損保と生保どっちを選ぶ?

 


こんにちは。くぬぎ貴則です。

前回のブログでは、ケガや病気で働けなくなった時に備える「所得補償保険」についてご紹介しました。そんな「所得補償保険」には生命保険と損害保険の2つがあるのをご存知でしょうか?今回はさらに一歩踏み込んで双方の違いや、タイプ別のおすすめの選び方などについてご紹介していきたいと思います。

 

▼所得の補償ができる保険は損保と生保の2つがあります

ではさっそく、所得の補償に備える保険は、生命保険と損害保険とでどのような違いがあるのかそれぞれ見ていきましょう。

 


 

所得補償保険(損保会社)

「所得」が減ってしまったときに、その減少を保険から補います。

受け取る保険金額は契約前12ヶ月の所得に応じた上限額に定め、月額10万円、15万円など月単位で支払われます。働けない限り、最長2年受け取ることができます。

・保険料は男女での保険料の違いはなく、年齢、職業、保険金額、保険期間により決まります。

保険期間は1年、5年が一般的、更新時に年齢が上がれば、支払う保険料も上がることがあります。

 

就業不能保険(生保会社)

所得補償保険のように、病気やケガで働けなくなったときに、給付金が支払われます。所得補償保険との大きな違いは下記の点です。

・受け取る保険金額は、契約前の年収に応じた上限額が、 保険会社ごとに設定されます。働けない限り、契約時に定めた保険期間に支払われます。

・保険料は、年齢、性別、給付金額、保険期間により決まります。

・保険期間は年齢をもとに決め、55歳~70歳前後のうち5年きざみで設定一度契約すると月々の保険料は変わりません

 

▼所得補償の保険「損保&生保」タイプ別に選び方を指南

 


 

目先の数年間に特に生活費がかかるという時を補填したい場合など、短期間だけ収入減少を防ぎたい場合は、保険期間が1年や5年とされる所得補償保険(損保)がおすすめです。

実際の収入減の分だけ保険を受け取るのが効率的と考えれば、所得補償保険が向いていると言えます。

 

また、働いている間はずっと収入減少のリスクに備えたい場合、支払う保険料が変わらない就業不能保険が向いています。将来の収入の見通しがつきにくい場合など、受取額がはじめから決まっているのが良い人は就業不能保険(生保)と言えます。

 


 

ただし、年収、家族構成、月々の保険料やその方のライフプランは一人ひとり異なります。どちらがいいかはプロの目でアドバイスを受けたほうが賢明ですので、気になる方はぜひお気軽にお声がけくださいね。