※死産したときの病態について書いています。










HELLP症候群。ヘルプ症候群と呼びます。つづりは違えど、まさに体中が助けてと叫んでいる状態だと、医師から説明を受けました。


これは3つの病態の頭文字を略したものなんです。
溶血(Hemolysis)、肝酵素の上昇(Elevated Liver enzyme)、血小板減少(Low Platelets)の症状が出現します。


妊娠高血圧症候群の患者さんに多く発生すると言われています。 妊娠中のみならず妊娠後(産褥期)に発生することもあります。確率は1万人に2人と言われています。

適切な管理が行われなければ死亡率も3割~4割ほどあるともいわれ、怖い病態でもあります。 主な合併症は播種性血管内凝固症候群(DIC)、常位胎盤早期剥離、腎不全などがあります。

わたしはこの全ての合併症を引き起こしました。


わたしが手術した日、病院の外来を全てストップ。血液検査の値がめちゃくちゃで、多臓器不全状態のわたしの手術は帝王切開ができるかどうかも先生同士で意見が分かれたそうです。


そして、血小板がすごく少ない値だったため、血小板の輸血が必要でしたが、血液というものはあっても血小板というのはなかなかすぐに入るものではなく。予断を許さない状況の中、O型のわたしはB型の血小板を輸血しました。幸いにも、心配されていた拒否反応は軽いもので、重篤な状態から少しづつ回復することができました。


この病態のはっきりとした原因は不明なんですが、血管を構成する細胞の障害、血管の攣縮(けいれんして収縮する状態)が推測されています。


以前書きましたが、わたしは妊婦検診で高血圧でひっかかったことはありませんでした。症状は突然の吐き気でした。激痛がおそったわけでもなく…。


本当にあの夜のことは悔やみ切れません。一生自分を責めていくと思います。


はじめはなんでわたしだけ助かったのか。病室の窓から飛び降りたい気持ちでした。

結局、わたしにはそんな勇気もありませんでした。


先生に言われました。

全ての偶然が重なって、わたしの命が助かった。偶然だけど、偶然はない。赤ちゃんががんばってくれたと。

偶然ではない…。生かされたのだから、わたしは精いっぱい生きていかなければと思うようになりました。


そして、退院して少し落ちついた頃にこうして生かされた自分の身体をきちんと調べたいと思いました。


今も家には、旦那がサインした子宮全摘手術の同意書があります。いちるが一生懸命押さえてくれていたおかげで、子宮を残してもらえました。


そしてわたしは、不育症の検査を受けようと決めました。先生は、どうかなって言ったけど、わたしの思いをわかってくれて、大学病院への紹介状を書いてくださいました。そして、不育症の検査を受けに行きました。