あけましておめでとうございまます。
去年始めたこのブログ、皆様のお蔭でもう21回目を数えます。ありがとうございます。本年も定期的に綴ってまいりますのでご愛読のほどをよろしくお願い申し上げます。
お正月、鎌倉まで行って参りました。鶴岡八幡宮に初詣。
帰りに鎌倉駅ホームで「鯵の押し寿司」を買いました。この押寿しは、衛藤先生との思い出の食べ物の一つです。
私が高校生の頃、鎌倉教室の集まりの時に何度か衛藤先生と千葉県の津田沼(先生のご自宅)からご一緒したことがありました。当時は、弟子の中で私が一番近くに住んでいたこともあり、先生を迎えに行き電車でご一緒します。
お目の御不自由な先生のお手を引いて、ホームへの階段やホーム上での安全に気を遣いながら先生をご案内するのです。先生をしっかりとご案内するという大役を仰せつかった高校生の私は、緊張感を持つとともに先生と教室を出て電車でいろいろなお話ができることの楽しみもありました。
総武線のボックス席に2人で座った時先生がある時ニコニコと、「こうして千葉から神奈川まで行くとなると、まるで小旅行ですね。」と仰いました。親子以上、もしかしたら孫に近いくらい年の離れた私との移動も先生は楽しんでくださっていたように私には見えました。大変ありがたい事と思います。
帰りの電車では先生もホッとなさるのか、よく駅の売店での買い物を頼まれました。それは「ビールとおつまみ」、そして先述の「鯵の押寿し」です。
ビールの銘柄は覚えていませんが、おつまみは大抵ピーナッツ類だったと思います(さすが千葉県在住!)。そして空いている車内で先生が召し上がります。鯵の押し寿司はご帰宅後の楽しみになさっていました。
初詣のお土産に買った「鯵の押し寿司」を帰宅後に美味しくいただきながら、当時の思い出を楽しんでおります。