新しいブログを立ち上げてから少しずつアップしてきた2012〜2013シーズンの振り返り、いよいよラストの2013年ロンドンワールドです
SPとFSの2回アップです
当時18歳の結弦くんが未来の自分を掴むため、フィギュアに自分の全てを委ねた波乱のシーズンのラスト
大切に振り返ります
羽生結弦選手 2013年世界フィギュアSP9位
2013-03-15 18:28:20
昨日はとてもとても長い1日でした
ライブを見たい気持ちを押さえて、なんとか子供の寝かしつけを完了
夜の放送まで待ちきれず、PCで速報を確認すると… そこにはあまりにも厳しく辛い結果が待っていた
慌てて上がっている動画を見て、頭が真っ白に
結果よりも、とにかくゆづくんの身に何が起こっているのかが早く知りたかった
あれだけ自信に満ちあふれたショート
きっと何か予想外のことが起こっているんだって
色々なところを回って、ゆづくんに起こった事態を初めて知った
演技の中でのゆづくんが精一杯作る笑顔が、何度も頭を下げる姿が、あまりにも痛々しくて…
辛かったけど、最後まで見ました
私の気持ちは、スケアメほどの悲壮感は不思議とありませんでした
事態も状況もあの時より厳しいはずなのに...
誰より難易度も高くて流れのある3A
回転速度が速くてポジションも綺麗なスピン
世界トップクラスの演技だったと思います
痛みをこらえてのステップも…
ゆづくんの大きな意志を、意地を、あの演技でたくさん感じたからかも知れません
それでもその後はショートの演技を辛くて見れなかった
ゆづくんがどんな思いで、どんな決意であのリンクに立っていたかを知りながら…
ゆづくん、本当にごめんなさい…
「悔しい。このままじゃ終われない」
私も同じ思いです
だから…
フリーが終わるまで絶対に泣かないって決めた
ゆづくんと一緒に戦う、最後まで
どんな結末になっても…
今日の東京はいいお天気
お昼に次男くんを連れて、神社でゆづくんのことを祈ってきました
どうかゆづくんの類い稀な才能を守って
無事に演技を終えることが出来るよう、今持てるものを無事に出せるようにって…
顔を上げると、私が祈るのを見よう見真似で、同じようにお祈りポーズの次男くん
「たくさんお祈りしたから、お兄ちゃん大丈夫だよ」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
(うちのお兄ちゃんと勘違いしている...w)
「うん… いっぱいお祈りしたから大丈夫だよ」
「大丈夫」
そんな状態じゃないのにこの言葉を使いたくないって、演技を見てからずっと思っていたけど…
ようやく口に出せるようになった
抜けるような青空
とっても気持ちよかった
行ってよかったです
近くの公園で、遠くから「お花見つけたよ~」と次男くん
側に寄って覗いてみると、小さなピンク色の花が咲いていた
寒い日もまだあり、公園はまだ荒れている所も多いけど、いつの間にか所々に小さな花が咲く季節になっていたんだな...
次男くんが見つけたその花は、懸命に咲いているようで...ゆづくんの姿が重なった
泣きそうになった
「足許のその花でさえ、生きる事を迷いはしない」
彼はきっと、もう迷わずに前を向いている
そんなゆづくんを、私もまっすぐに見つめて応援します
SP動画
SPボロボロ…羽生9位「悔しい」/フィギュア
2013年3月15日 サンケイスポーツより
18歳の日本のエースが文字どおり壁にぶち当たった。冒頭の4回転トーループで転倒した羽生は、リンクのフェンスに激突。2連続3回転は一つ目の着氷で乱れて単発どまり。屈辱の演技だった。
「悔しくて悔しくて、とにかく悔しい。(踏み切りに)入る前から無理だと思った」
手負いだった。関係者によると2月の四大陸選手権(大阪)後、インフルエンザを発症し10日間の休養を余儀なくされた。復帰後には左膝を痛め、本格的な練習は今月6日からだった。痛み止めの薬を飲んで公式練習を滑っていたという。
昨年11月のNHK杯で樹立した当時世界歴代最高の95・32点を大幅に下回る75・94点で9位。それどころか、カナダの英雄チャンに3・05点も更新されてしまった。
日本勢は3人とも4回転ジャンプを失敗。ソチ五輪で最大の3枠を得るには上位2人の順位合計が13位以内が条件だが、SP終了時点で高橋4位+羽生9位=13位。がけっ縁に立たされた。
「左膝? その話はフリーの後でいいですか。1日の猶予があるので、しっかり(体の)メンテナンスをしたい」
羽生は珍しく語気を強め、言い訳はしなかった。世界選手権での初Vは絶望的になったが、フリーでせめてもの意地をみせる。
今見ても、ロンドンワールドのSPは辛いですね...
日本男子は全員クワドを失敗し、ソチの三枠崖っぷちの大ピンチ...
結弦くんはコンビネーションも入らず...
無理に笑顔を作ろうとして、泣きそうな顔と笑顔を交互に見せるところがもう本当に辛い...
試合後の涙も...
でもこの時のSP、この次のシーズンの爆発的な活躍を予感させるようなパリ散ですよね
スケーティングも振り付けも徐々に自分のものとして同化してきているし、明らかにパリ散初お披露目の時の幼さ、青さから脱却しつつあります
やっぱり練習は裏切らないですね
それがきっと、記憶に残るあのフリーにつながったのだと思います
振り返りの感想はフリーでまとめますね