♪・・2012《魔笛》公演 by 国立音楽大学オペラ研究会・・♪ -2ページ目

♪・・2012《魔笛》公演 by 国立音楽大学オペラ研究会・・♪

2012.3.6.tue@所沢ミューズ マーキホール 公演に向けた活動の様子や裏話などなど^^

みなさんこんにちは!
さて。今日も頑張って編集して参ります。今回は前回よりさらに混沌としたインタビューになっておりますが、どうぞ最後までお付き合いください^^;

今回の主役は……ダーメ(夜の女王に仕える侍女たち。ドイツ語で、「貴婦人」などという意味です)!こちらも三人いらっしゃるので、まあ……その、なんというか。

インタビュアーは弁者・武士役の高橋君と、パパゲーナ役の三浦梓さんです!
あ、今回は「高橋」が二人いるので……ダーメの3人はあえて名前で表記します。ご了承ください(みんな2文字だから都合がいいね!)


高橋「ではまず、お名前と役名を教えてください」
きえ「ホントにインタビューっぽいね(笑) ダーメ1高橋希絵です」
ゆみ「ダーメ2の清水祐未です」
みく「ダーメ3の飯田弥来です」
三浦「よろしゅう。オペ研に入ったきっかけは何ですか?」
ゆみ「去年のオペ研本公演の『ドン・ジョバンニ』に合唱として出たので、それで今年の『魔笛』にも出ないかって言われて……でも練習とか多くて大変そうだからどうしようかなーって考えてたんだけど、オペラに出るなんて機会はもうないだろうし、勉強にもなると思って入りました」
みく「私は……2幕パミーナ姫からの猛烈な電話でお誘いを受けまして」
きえ「そんとき私隣にいた(笑)」
みく「そうそう(笑)で、門下が同じ子もいっぱいいるし、まあ……興味のある役立ったので、やってみようかなーと思って入りました」
三浦「いいね」

高橋「じゃあ……今はダーメをやってますが、その自分の役についてどう思いますか?」
きえ「むずかしい……まあ、結局なぞっていう(笑)」
みく「うん(笑)」
きえ「悩むね」
みく「……女王様に仕えてる身だけど、自分たちの意思もちゃんとあるだろうし、ただへこへこしてるだけじゃないよね。1番の重唱でも見られるように、それぞれ主張するところがあるっていうのが脇役ってだけじゃないなって思う」
きえ「あと、悪者かいい人か……どっちか全然わからない。あ、あと最近気づいたんだけど。この『魔笛』っていうオペラのタイトルを初めに言うのって私なんだよ。5番で」
みく「マジか」
高橋「ホントだ」
きえ「だからね、タイトルロールを渡してるのがうちらなの」
三浦「確かに」
きえ「だから結構重要だよね。ま、“女”っていうのの象徴かもしれないしね。そして、こういう人たちにだまされちゃいけないっていう象徴でもあるし」

三浦「はい。では、その役を演じるにあたって、何か思うことは? 気をつけていることとか」
ゆみ「なんか……結構自我が強くて、見るからにがつがつしてるのがダーメ2なのかなって。『タミーノ』っていうイケメンがいて、気持ちを抑えることもなくまっしぐらに行っちゃうようなところもあって……まあ自分とは違うし、たぶん(笑)」
みく「たぶん(笑)」
ゆみ「やっぱり普段そういうふうにできないじゃないですか。役だから、好きなようにできるのが面白いなって思う。でも、逆に思いっきり表してても、やってるつもりでも、そういうふうに見えてなかったりして。難しいんですよ」
みく「難しいね」
ゆみ「これからの課題です」

きえ「あと、自我が強いんだけど、いつも3人一緒じゃないとだめなの。それって……女子じゃない?」
一同「女子だねー」
きえ「街中とか学校とかで、きゃぴきゃぴして『みんなで一緒にトイレ行こう!』とか見てて、あー女子ってあんな感じかーって(笑)」
三浦「あるね」
高橋「……怖いね」
一同「(笑)」

きえ「あとさ、『めっちゃ似合うよー』とか『めっちゃすごいじゃん』とか言いつつも、結局自分が一番っていうのがどっかにあって、そういうのも女子だなって思う」
一同「女子だねー」
きえ「だからこのオペラで私は“女子”を極める。“女の子”じゃなくて“女子”ね」
ゆみ「でもダーメは貴婦人だから」
みく「どの世代にも“女子”っていうのはあるんだよね」
きえ「おばあちゃんにもありそう! 『あの人がゲートボールでさ……』みたいな」
みく「うん、わかったから」
きえ「ゲートボール後の悪口(笑)」
みく「ナイスショット! っていったけど、みたいな(笑)」
きえ「うちのおばあちゃんよく言うよ。隣の家がどうのこうのって」
三浦「『なんとかさんちはなんとかを買った』とかね」
みく「そうそう!すごい知ってるよね!」
三浦「すごい知ってる。なんで?どこからその情報?みたいな」
きえ「○○さんちの孫はどこ大を出て△△に就職した、とか」
みく「○○さんが入院したとかも(笑)」
三浦「あそこの土地はいくらで……」
(佐々木「はじまった」)

高橋「はい、じゃあ……『魔笛』の中で、他にやってみたいキャラクターは?」
きえ「夜の女王です」
一同「(笑)」
きえ「自分の声帯が違う声帯で、生まれ変わったら夜の女王をやりたい」
ゆみ「やってみたい役……なんだろうな、どれもやってみたいけど……え、ちょっとまって考える。やりたくない役っていうのはないし」
きえ「え、でも私が童子やったらどうする」
みく「ダーメ3人でクナーベやっちゃう?(笑)」
ゆみ「こわいから」

みく「私も夜の女王かな」
一同「おー」
みく「今は仕えてるじゃん。じゃなくて今度は従えたい」
三浦「なるほどね。みんなのあこがれ夜の女王」
きえ「従えたいですね」
みく「スポットを浴びたい」
きえ「あのさ、『トゥーランドット』ってオペラ見たことある? トゥーランドットってさ、強いふりをしてるのね。でもカラフがほれた理由ってのが、弱いからなんだって。“強さゆえの弱さ”が見えるからなんだって。トゥーランドットと夜の女王ってすごい似てると思った」
みく「オペラを超えたね」
ゆみ「今それ聞いてすっごい夜の女王やりたくなってきた」
みく「みんなで夜の女王やろうか」
高橋「まこちゃん大人気じゃん(笑)」
佐々木「♪」

三浦「次ね。自分を『魔笛』のキャラクターにたとえると何?」
きえ「なんだろうな……」
三浦「いや、きえちゃんは夜の女王でしょ。強がってるようで弱いってやつね」
高橋「だってさっき散々言ってたじゃん」
ゆみ「私はなんだろう……なんだと思いますか」
きえ「ザラストロ」
ゆみ「えー!」
三浦「あと、弁者とかね」
きえ「そっち系のしっかりした人たちだね。正論をいう」
三浦「みくちゃんはね、パミーナ」
一同「ぽい!」
みく「えっ……姫じゃん」
きえ「みくってさ、意外と好奇心旺盛なの。少女っぽいの」
ゆみ「意外じゃないよ(笑)」
きえ「そっか(笑)しっかりしてるし大人っぽいけど、少女っぽい」
みく「まさかのパミーナ」
佐々木「ほらほらほっぺが赤くなってきた」
みく「……」

高橋「次……『魔笛』の中で好きな曲」
きえ「曲? 4番のアリア」
三浦「全部よるじょじゃん!」
みく「よるじょごり押し!」
きえ「14番も好き(笑)」
佐々木「じゃあ今度聴かせてー」
きえ「やめろ。耳をふさがないと聴けません。が、聴きたい方は私まで」
高橋「某動画投稿サイトに載せるか」
三浦「ゆみちゃんは?」
ゆみ「なんだろう……アリアだよね?」
佐々木「なんでもいいんだけど、みんな細かいんだよ……」
ゆみ「自分たちがやる1番も好きだし、パパパ(21番、パパゲーノとパパゲーナの2重唱)も好き」
三浦「おー」
ゆみ「あと、パミーナのアリア」
きえ「すごい。歌えそうゆみちゃん」

みく「私は、1番と、あのザラストロのアリア」
三浦「いーよねー。私も思った!」
きえ「あ、私あれも好き。たららら~らららららとぅうっけー……」
みく「11番ね」
きえ「とぅうっけ~」
(佐々木「ほらきた、細かい」)
高橋「ありがとうございまーす」


高橋「じゃあ次は……個人的な質問を……」
ゆみ「うわー」
みく「えー」
きえ「これ編集超難しいね」
佐々木「そうなんだよ」
高橋「自分が魔法を使えたとしたら、どんな魔法をどういう場面で使いますか?」
きえゆみみく「……(笑)」
きえ「勇気が出るようになりたい」
三浦「すごい魔法だね」
きえ「すごいハイになって、どんなことでもうまくいく気分がほしい。そしたら本番のたびに飲める」
一同「あーーーーいーねー」

ゆみ「なんか、すぐに移動できたらいいな。海外とかでもぽんっって」
三浦「わかる。どこでも○アだね」
みく「わたしー……好奇心旺盛だからな。じゃあ透明マント」
きえ「もうハリー・○ッター(笑)」

三浦「では……きえちゃんに。どうやったらそんなに身長伸びるんですか」
きえ「DNAですね」
一同「(笑)」
きえ「私、中学校のとき低かったの。真ん中くらい。で、社会の先生が相当背が高くて、『先生って何でそんなに背が高いんですか?』って聞いたら、『DNAだなーあはは』とか言われて、やっぱDNAしかないんだなーって思ったら……自分にもDNAがあった、という(笑)」
一同「へーーー」
高橋「うらやましいな……」
三浦「うらやましい」

三浦「次、ゆみちゃん。でき女ですよね」
ゆみ「えー」
高橋「なんか。キャリアウーマンやってそう」
一同「あー」
きえ「男に媚びない感じもいいしね」
ゆみ「……あはっ」
きえ「ゆみちゃんヒルズ族になりそう。なんか、一人でネコと住んでそう」
ゆみ「いーやーだ! 私も結婚したい!」
一同「(笑)」
ゆみ「キャリアウーマンにもなりたくないし、結婚したいし」
きえ「そういうとこがまたいいよ、ゆみちゃん」
三浦「実は甘えたい?」
ゆみ「めっちゃ、甘えん坊だよ。しかも泣き虫だし……」
みく「ギャップ(笑)」
ゆみ「……だし、わがままだし頑固だし」
きえ「いやいや。男だったらそんなゆみちゃんと付き合いたい」

三浦「そんなゆみちゃんに。マイブームは?」
ゆみ「マイブームねえ……おもしろい答えができないな……」
みく「面白くしてくれるのはまこちゃんだから」
高橋「うん」
(佐々木「……」)
ゆみ「マイブームはねえ……せっけんにハマってます」
佐々木「わかる」
ゆみ「固形せっけんなんだけど、なくなったら次どういうのにしようかなーとか、香りはどういうのがいいかなーとか。いろんな種類のを考える」
佐々木「考えるね」
ゆみ「あと、自分あんまり香水はつけないけど、いい香りがするものとかも好き」
三浦「女子!」

高橋「じゃあ次、みくちゃん」
みく「うおっ……はい」
高橋「これはゆうちゃんからの伝言で……『絶大な安心感を誇るみくちゃん』って」
一同「(爆笑)」
みく「(笑)そんなことないーーーいや……、私がいることで安心してくれるなら、いくらでも(笑)」
きえ「たぶんね、みくってね、すごいプラス思考なの。それがいいんだと思う」
みく「うそ。ありがとうございます」

三浦「では……恋バナをひとつ」
みく「えーーーーーーーーーー嫌がらせ系?」
一同「(拍手)」
みく「恋バナは……えーと……s――――――――――――――――そのー、えーとー」
きえ「あの、彼女はうそをつけない性格なんで」
みく「……嵐の桜井君が好きです。付き合えないのはわかってるけど、本気で好きです」
佐々木「ぜーろー♪」
一同「(笑)」
みく「可能性? 可能性が?」
一同「ぜーろー♪(爆笑)」
きえ「うまい!」
(佐々木「みくちゃんごめんね」)

高橋「じゃあ最後に、本公演への意気込みと見所を、熱く語ってください」
ゆみ「見所の一つとして、うちらの本公演には演出家がいないじゃないですか。自分たちであーでもないこーでもない、あーしようこーしようってやってるし、スタッフもやりながら出演してるっていうのを推したいな。ホントに自分たちだけでオペラをやってるので、それを、見てほしいなと思います」
みく「やっぱり自分たちで作ってるものだし、やってる本人たちが楽しんでると、見てる人たちも自然に笑顔になれるしね。つらくなったり、楽しくなったりっていうのもあるから、まず自分たちが楽しむことで、相手に伝わるものがあると思う。今までやってきたことを……正直楽しいことばかりじゃなかったけど、そういうのも全部ひっくるめて、本番今までで一番楽しめるようにやりたいな」
三浦「今ので泣けるもん私」
きえ「そう。そうですね、私もつらいことのほうが多かったけど、すごい絆が生まれてきてるなう」
みく「なうね」
きえ「なんか変じゃない? 学校でも特に一緒に行動してるってわけでもないのに、こうしてオペ研で一緒だし。一つのものを作るのにこんなに人が関わってくるんだなーって。いろいろあるけど、人が関わるっていう点でオペラっていいなって思う。私たちのその……“絆”を見てください!」
高橋「すばらしいね」

三浦「では。きれいにまとまったところで……」
高橋「ありがとうございましたー」
一同「ありがとうございました!」





はあー。
やっぱり大人数の座談会は疲れますね。ダーメのみなさんありがとうございました!

さて。本公演までわずか2週間ちょい。
いよいよ大詰めですね!

今日もご拝読ありがとうございます。




アオフビーダーゼン!

すみません。なんとも久しぶりになってしまいました!
3年生にとっては大事な一番、後期の実技試験が終わり、今度は受験生にとって大事な一番、受験が始まろうとしています。

さあ、そんな中。私たちの大事な一番は……おけぺん……オペ研だ!
噛んだ。

そして長らくお待たせしてしまいましたが、本編のあらすじを進めていきましょう。


3番でパミーナの絵姿にすっかりとりこになってしまったタミーノ。そこに、絵姿を授けた張本人、夜の女王が登場します。4番夜の女王のアリアです。

あ、そういえば言い忘れてましたが、この間から○番~のように番号がついていますね。「魔笛」は番号オペラなので、場面ごと曲ごとに番号がついているのです。
他にもいくつかくくりがあり、大きいほうから“○幕、○場、○番”のようになっています。

あらすじに戻ると、さっきの場面は、正確には第1幕第6場第4番となるわけです。
ここで、女王は絵姿にある自分の娘が悪人ザラストロにさらわれてしまったことを歌います。夜の女王に象徴されるのは超絶技巧のアリア。1幕で女王が登場するのはこの場面だけなのですが、強烈な印象を残していきます。
そして女王は、タミーノに娘を救い出してくれるよう懇願します。

女王が去ると、「魔笛」の醍醐味でもある多重唱が始まります。
5番、3人の侍女、タミーノ、パパゲーノによる5重唱です。
パミーナ救出の旅に出ることになったタミーノとパパゲーノ。タミーノには魔法の笛が、うそをついた罰を受けていたパパゲーノには、やっとの思いで許されて魔法の鈴が与えられ、二人は共に旅立つのでした。


そしてここで場面が変わり、ザラストロにとらわれているパミーナが登場します。
とらわれているパミーナはなんとか自力で脱出しようとしますが、モノスタトスに見つかり、再びつかまってしまいます。二人が押し問答をしていると、そこへ偶然パパゲーノが。なぜ。かは分りませんが、彼はひょっこりやってきてしまうのです。
この奇妙な展開は6番パミーナ、モノスタトス、パパゲーノの3重唱。モーツァルトが最も得意としたといわれる、コミカルなアンサンブルです。

肌の黒いモノスタトス、そして半鳥人のようなパパゲーノ。二人はお互いの姿にびっくり! お化けが出たと思い、モノスタトスは逃げ出します。

この娘が夜の女王の娘だと確認が取れたパパゲーノは、女王の命でタミーノと共に助けに来たことを告げます。
するとまたKYなパパゲーノはいつもの調子で、自分には恋人がいないことを愚痴り始め……これが7番パミーナとパパゲーノの2重唱です。

注目すべきはこのオペラで初めての2重唱がパミーナと「タミーノ」ではなく、「パパゲーノ」であるという点。パミーナはパパゲーノをやさしくあやし、二人で手をとりながらこの場を離れるのでした。


さらに場面は変わり、夜の女王から遣わされた3人の童子の道案内によりザラストロの神殿の前へとやってきたタミーノ。彼は神殿へ続く門へと入ろうとしますが、中から弁者に止められてしまいます。
タミーノは悪人ザラストロにさらわれたパミーナを救いに来たと言いますが、弁者は今は言えないと言うばかり。さらに、夜の女王は彼をだましているとも言います。
そして、姿見えぬ声からパミーナの無事を知らされたタミーノは、どこからともなく聞こえてきたパパゲーノの笛音を頼りにその場を去るのでした。

一方、モノスタトスから逃げてきたパミーナとパパゲーノ。こちらも、タミーノを探している模様。するとパパゲーノ、たまにはいいことをします。笛を吹けば、その音を聞いたタミーノが返事をしてくれるだろう、と。するとどこからともなく、タミーノの笛の音が!
二人は急いで音のするほうへ行こうとしますが……

二人の行く手をふさいだのは、部下たちを引き連れて追ってきたモノスタトス。万事休す!しかしこの時のパパゲーノは冴えていました。
パパゲーノは実に画期的な方法でこの場を切り抜けます。その方法も、是非劇場で。


この場面は長丁場ですね。1幕のフィナーレ8番。物語の核心ともいえるある事実が発覚する場面なので、とても大切なシーンなのです。さあ。タミーノとパミーナは無事に出会うことができるのか!? ザラストロはいったいなぜパミーナをさらったのか!? そして、夜の女王の真の目的とは……!?


この続きはまた次回^^


最後はいつものように駆け足でした。すみません
稽古のほうもいよいよ大詰め。さてさて、問題はこのあらすじ紹介が次回で終わるか、です。あ、インタビューのほうもどうぞご贔屓に!




 


アオフビーダーゼン!

みなさんこんにちは!
キャストインタビューも3回目。インタビュアーの方も慣れてきて手際がよく・・・・・・なってない。

なぜなら

インタビューされる方は初めてなのである。しかも、今回は初めて複数同時にインタビューということで、まず、よく言ってにぎやか。悪く言ってうるちゃい。
話が脱線すること数回にとどまらず……ねー、これ文章にするの大変だったよ

まあとにかく。インタビューというより対談というより座談会なキャストインタビュー第3回、どうぞお楽しみくださいませ!

今回のインタビュアーはおなじみ弁者(神官)・武士役の高橋君と第3の侍女(ダーメ3)役の飯田弥来さんです。


一同「よろしくお願いしまーす」
高橋「まずお名前と、役名を教えてください」
根岸「クナーベ1太郎、ねぎちゃんこと根岸千尋です」
田島「クナーベ2次郎こと、田島咲乃です」
三矢「クナーベ3三郎こと、三矢茉璃です」
(クナーベというのは、童子のことです。が、太郎やら次郎やら三郎やらは原作とはまったく関係ありませんのでご注意ください)

高橋「じゃあまず……三人は今キャストとして、クナーベを演じているわけですが、その役についてどう思いますか?」
田島「んー……クナーベって子供じゃん? やっぱり子供っぽくするの難しい」
三矢「それいつも課題だよね……音形とかで子供っぽさを出すこととかね」
田島「でも子供っぽいっていうだけじゃなくて、タミーノとか導いていかなきゃいけない役回りだから、“かしこい子供”じゃなきゃいけないんだよね」
根岸「そうそう! かわいさを意識しすぎると今度は女の子になっちゃうし」
三矢「クナーベ男の子だもんね~」

飯田「そんなクナーベをやっていて、いつもの自分と役との共通点って何だと思いますか?」
三矢「三人それぞれキャラ設定を考えいるんですけど、それがわりと自分に近いかなー」
根岸「うちリーダーじゃなくない? クナーベ1なのに」
田島「いや……」
三矢「あー……」
根岸「あ、でもあれか! 調子乗って仕切ってる感じがそうか」
飯田「調子乗ってんの(笑)?」
三矢「自虐的すぎる(笑)」
田島「3人ともちゃんと調子のってる(笑)」
三矢「決めるとこ決めるしね」
田島「天然だし」
三矢「そーねー」
田島「ひざとかね」
三矢「そー……ねー。ねんざとかねー……してるところが……まあ、天然かな」
(佐々木「なんの話だよ」)

飯田「次郎さんは?」
田島「やかましいだけ」
根岸「そうでした。」
三矢「ムードメーカー的な?」
根岸「それめっちゃ共通点じゃん」
飯田「普段の自分とキャラクターが近いほうがやりやすいもんね」
高橋「じゃあ全然違うってところはそんなにない?」
根岸「かしこいってところは違う」
田島・三矢「あー」

飯田「3人とも今はクナーベやられてるんですけど、他にやってみたい役はありますか?」
三矢「モノスタトス!」
根岸「パパゲーノがいい!」
田島「えっ……ダーメ」
飯田「あっ、ありがとうございますー」
根岸「え、あの“チャーリーズ○ンジェル”やりたいんでしょ?」
(ダーメ―――夜の女王の侍女たちの登場シーンは、女性三人が大活躍する某映画によく似て、超かっこよいのです!)
田島「そう! それに、クナーベと違って大人の色気じゃんあっちは」

飯田「三矢なんでモノスタトス? テノールじゃん」
三矢「なんか……。歌えそう」
一同「(笑)」
三矢「あ、いや、男性パートだけどコミカルな場面とか楽しそうだし、つって」

高橋「じゃあ……自分を『魔笛』のキャラクターにたとえるとしたら、何?」
三矢「あー、それ考えてた。モノスタトスとか割りに近いかも。空回りしてるとことか」
飯田「頑張ってるけどうまくいかない」
三矢「そうそうそうそう」
根岸「うちはタミーノで」
一同「おお」
飯田「・・・・・・やってほしい」
田島「じゃああたしは?」
根岸「ザラストロ」
一同「(笑)」
田島「初耳なんですけどそれ(笑)」
高橋「相当すごいよそれ(笑)」
飯田「かっこよすぎ(笑)」
佐々木「……で?」
田島「・・・・・・パパゲーノっぽいかな。能天気な感じが」
三矢「ああ、確かに」
田島「お墨付きもらっちゃったよ」

飯田「『魔笛』の中で一番好きな曲は?」
根岸「19ばーん!」
田島「あー19いいねーーー!」
三矢「そう! 19の、タミーノの……あの……あそこの1フレーズが好き」
根岸「あそこでしょ? たららら~のとこ」
三矢「そうそう! たららら~……」
一同「……ららら~ららーらー……」
(佐々木「こまけーなー……」)

飯田「はい。ではここからは個別に質問していきます。まず、ねぎちゃん。これは、オペ研女子部員からの疑問なんですけど……なんでそんなに美人なんですか」
一同「(拍手)」
根岸「ちょ、ちょっとまってーなにそれー」
高橋「そういう話結構聞くね」
三矢「え? でも私あんまり聞かないよ?」
田島「え。聞くよ」
三矢「え」
根岸「思ってないんだろーどうせー」
三矢「ちがうよー! いや、だから、その、・・・・・・なんでもない」
飯田「宣材写真とかめっちゃきれいだよね」
一同「ねー!」
(佐々木「プログラムをお楽しみに!」)

飯田「じゃあさきのちゃん。あの……すごい声が通るんだけど、発声とかのコツは?」
三矢「きたー」
根岸「うるさいって言われてるやつ」
三矢「ね、よくねぎちゃんに怒られてる! 『さきのうるさい。あたしの声が聞こえない』っつって」
根岸「ちょ、これさきののインタビュー」
三矢「あ、ごめんなさい」
田島「……最近ね、扱いがね、ぞんざいだからあたし」
佐々木「で?」
田島「あ……コツ? コツっていわれてもなあ」
飯田「昔から? それとも、声楽を始めてからわーんって出るようになったとか?」
田島「いや……昔からだね」
根岸「お父さん静かなのにね」
三矢「あー確かにね」
田島「反……抗……期?」
三矢「突然変異じゃない?」
田島「(笑)確かに、大学入って言われるようになったかも。ねぎちゃんとかもね。なんでそんなに親に似てないの?」
根岸「あー」
(佐々木「家族ぐるみで仲いいなこいつら!」)
(飯田「ホントだね! そんな感じだね!」)

高橋「あと……前のインタビュアーゆうちゃんから伝言があって……『さきのわたしのこと好きでしょ?』って」
根岸・三矢「きゃーーー」
田島「ゆうたんのこと? うん、好きだよ、普通に」
飯田「……本気のトーンです、これ、本気ですよ」
高橋「両思いよかったね」
飯田「結ばれたね」

高橋「まあ……それはいいとして。三矢さんは朝、何時に起きてますか?」
三矢「目標は5時半……なんだけど、実質は6時に起きてます」
根岸「うそつけー」
三矢「……の予定が、からの、7時?」
一同「(笑)」
高橋「それはもう遅刻するね」
三矢「ですよね」
根岸「恒例だよ」
飯田「学校来るまでどのくらいかかるの?」
三矢「まあ……2時間半くらい。なので、7時に起きると完璧アウトっすよね」
根岸「うちだって7時に出るもん」
三矢「うん、ねぎちゃん出てるのに、あたしそこで起床だもん。計算あわないよね」


飯田「では。最後の質問です。本公演への意気込みと見所を、熱く熱く熱~く語ってください!」
根岸「見所は、まさしく、タミーノですね」
飯田「お」
根岸「タミーノのあのイケメンっぷりをね」
高橋「何(笑)ギャップ萌え?」
三矢「普段とのギャップをね」
田島「これ見てる人、普段とか知らないでしょ(笑)」
(佐々木「いや……十分わかったでしょ。編集失敗してなければ」)

高橋「ギャップといえば。逆に、すごくぴったりな人といえば誰ですか?」
三矢「パパゲーナ、合ってるよね」
一同「あー」
三矢「鳥っぽい」
根岸「ぽい」
田島「ぽいね」
飯田「わかる。おばあちゃん役もはまってるしね」
三矢「『マイダーリン♪』つって」
飯田「つって」
田島「なんか、みんなこれまでやってきてるってのもあるかもしれないけど、みんななんか似てきたよね。ダーメとか」
根岸「神官とかもね。っていうか、神官二人とも体形が、一緒」
田島「うんうん! 見ててバランスいいよね」
高橋「ありがとうございまーす(笑)」

佐々木「じーーっ・・・・・・(目線)」
三矢「あっ……見所の話だったよね」
田島「やっぱり、今年キャストを初めて3年生だけにしたっていうことかな。あと、オーケストラとできるっていうのもすごいと思う。自分たちで言えば、私たちは最初で最後の男役かもしれないし……そういうレアな面も見所だよね」
根岸「あと、見所ってまこちゃんじゃない?」
佐々木「?」
三矢「そう! よるじょ見てほしい! 1幕も2幕も夜の女王をね。その、力入れてる感じのとことかね」
(佐々木「♪」)
田島「あと、あと、ダーメのチャーリーズ○ンジェルを見てほしい!」
三矢「決めポーズかっこいい!」
根岸「うちらもやりたいよね! なんか作る?」
飯田「いいじゃん! ○フュームみたいなかわいらしさとかでどう?」
田島「ホント! 『太郎です♪次郎です♪三郎です♪3人合わせて……クナーベです♪♪♪』みたいな(笑)」
(佐々木「なんだそれ」)
高橋「……はい、考えといてください」

飯田「はい! 以上です」
三矢「なんか……はちゃめちゃな感じで」
田島「すみません(笑)」
根岸「楽しかった!」
高橋「ありがとうございましたー」
一同「ありがとうございましたー」



はい。ありがとうございました。
しかし私は疲れました。
インタビュー時間21分49秒。編集に費やした私の時間、プライスレス。

楽しんでいただけたのなら幸いです。
ご拝読お疲れ様でした!次回もお楽しみに♪

クナーベインタビュー 

こんにちは!
前回のザラストロ小野君のインタビューはキャストの間でも大好評でした。みなさんはいかがでしたか?

今日のインタビューは果たして。インタビュアーは前回と同じ、弁者・武士役の高橋君と、1幕夜の女王役の石原さんです。
ちなみに書記は2幕夜の女王の佐々木です。

では、どうぞ!




高橋「 お名前と、役名を教えてください」
藤井「藤井創一朗、モンちゃんです。……あ、いや、モノスタトスです」
石原「モンちゃんってかわいいね♪」

高橋「 オペ研に入ったきっかけは?」
藤井「魅力を感じたから(笑)」
佐々木「で、どんな魅力?」
藤井「・・・・・・ごめんなさい」

高橋「藤井君は自分の役についてどう思いますか?」
藤井「とても、自分と似てると思います。本当は彼も人なんですよ」

石原「では逆に、じぶんとぜんぜんちがうと思うところはどこですか?」
藤井「彼とは、根本的な気持ちが違うきん。彼の本当の心の悩みは分らんなあ……」

石原「 その役を演じるにあたって、なにか思ってることはありますか?」
藤井「とにかく彼と仲良くなりたい」

高橋「 その役をやっていて、難しい点は?」
藤井「全部。歌にしろキャラクターにしろ、とても人間らしいきん、演じることが難しい。出来上がってるものであればそれで演じられるけど、モノスタトス自体が人間味があるから難しい」

石原「『魔笛』のなかで、他にやってみたい役はありますか?」
藤井「クナーベ1、パミーナかな……」
高橋「えっ、女声じゃ……」
藤井「ウフ♪」

高橋「『魔笛』の中で一番好きな曲は?」
藤井「2幕フィナーレの合唱やな。心が洗われる」


石原「ふだんと、じっさいのキャラクターとのギャップがある人ってだれだと思いますか?」
藤井「えw……絶対タミーノやろ(笑)」
石原「あぁあ……なるほど、ねw」
高橋「じゃあギャップがない人は?」
藤井「弁者」
高橋「あぁ、ありがとう」

石原「 すきな食べものはなんですか?」
藤井「パフェ」
(佐々木「太るよ」)

石原「 美白のひけつは?」
藤井「朝一の卵の白身パック」
高橋「・・・・・・マジ?」
藤井「・・・・・・ウソです。」

高橋「 その髪どうしたの」
藤井「役作りやんか」
石原「熱心だね!」
佐々木「で?」
藤井「・・・・・・ごめんなさい」


石原「 ではさいごに、本公演へのいきごみと見所を、あつく語ってください!」
藤井「個性豊かな人たちが個性豊かなキャラクターを演じるので、そのギャップをお楽しみください!」

高橋・石原「ありがとうございました!」







いかがでしたでしょうか?
藤井君の人柄もうかがえましたね。いろんな意味で。

次回もお楽しみに!

お久しぶりです!
3年生にとっては大事な一番、後期の実技試験が終わりました! いろんな意味で……←


さあ、それはともかく。
なんと本公演まで1ヶ月を切りました。
今日からはまた、気持ちを入れ替えておけぺん……オペ研だ!
噛んだ。



今日の一枚はこちら!
 

今日はいつもと風景が違いますね。
そう! 立ち稽古です!
オペラは音楽だけではありません。音楽と即した演技も見所の一つ。

写真の場面は6番。モノスタトスとパパゲーノが出会ってびっくりしている場面です。いい表情でてますね~。
これからどのような動きになっていくのか、非常に楽しみです^^


それではまた!