私の通うお稽古場の先生に昨年、桐蔭席でお釜をかける話があり

昨年の９月に下見をかねて伺いました。

そして今年に入り桐蔭席の日程が決まってからは、あれこれと

用事も多くなったのですが、ちょうど忙しさの頂点の頃、私がアウト

何のお手伝いも出来ないまま当日を迎えてしまいました。

今もそれが心残り・・・

ちなみに、桐蔭席とは

桐蔭席で釜を掛けるということは、裏千家では大変名誉なことで、

一生に一度でも掛けられれば茶人冥利に尽きるという程です。

と言われています。

お茶会当日は「思いっきり華やかにね」と先生からの連絡で

お稽古場の友人と話し、訪問着で行きました。

桐蔭席は京都女子大学の坂を上ったところにあります。

桐蔭席、何故にそれほど凄いのかというと

表札が

お家元なのです

裏千家の茶室世界中に沢山ありますが、お家元のお名前が掲げられる

お茶室そう多くはないでしょう。

お待合から、お茶室へ。

蹲を使って、にじり口から入ります。

お茶室は台目でした。

こちらのお茶室は文化財の指定も受けているので設備投入が出来ず

エアコンもありません。

１１月の時期は良いのですが夏の盛りは皆滝のような汗を流しながら

になるそうで、この時期でよかった～～とほっとしました。

お茶席から設備がある新館へ。

と言ってもこちらも素晴らしい佇まいです。

桐蔭席の名前の通り

襖には桐の文様

欄間には瓢。

桐蔭席は太閤秀吉さんへの深い深い思いを持って昭和４年に

建造されたそうです。

こちらのお席では点心を頂きます

一つ一つがとても丁寧に作られていました。

ぎんなんご飯、また食べたい

お椀も、さすがの料亭のお味。

それもそのはず

箸袋持ち帰っちゃった

辻留さんの仕出しなんです。

もう、お出汁を取っている風景は道場六三郎さんもびっくり（古いわね、この頃）の
かつをぶしの投入量。

美味しいに決まってるじゃん、と思いました

辻留さん、京都は仕出しのみですが東京は懐石を頂けるので一度は伺ってみたい

お店です。

お稽古場の方々、お顔だしＮＧ

ずらっと訪問着です

おしどり着物、重なりました

Ｆさんの着物は人間国宝の羽田登喜男先生のもの。

帯も羽田さんでした。

おしどり、大きかった～～

桐蔭席、お片づけは大きな先生方がしてくださることになったので

（若手に大事なお道具触らせられないというのが本音でしょうね

）

少し早めの午後２時過ぎに４人で紅葉見物となりました

１１月１７日向かったのは東福寺

紅葉は・・・

う～～～～～んん

微妙

今年の紅葉は１２月初めが見頃だったようです。

まだまだ色づきは浅いような・・・

１１月も半ばなのにね。

それを知ってか、平日だからか

いつもは人で一杯になる通天橋への道もガラガラ

人が一杯で落ちるんちゃうか

と思う橋も人がまばらでゆっくり見物できました。

いつもなら写真を撮るのも大変で立ち止まろうものなら

「止まらないでくださ～～い」と警備の方の声が飛ぶ場所も

あっさり、撮れちゃった

よく見ると紅葉、焼けちゃってますね。

夏の暑さが続いたのが原因でしょうか。

異常気象は自然にも脅威を与えるんですね

来年はもう少しきれいな紅葉を見たいです

の画像はｙａｈｏｏから。

通天橋、落ちそうなくらいの人、人、人

紅葉も素晴らしいですね。

通天橋を通っていく開山堂・普門院

枯山水のお庭で向かって右手から写真を撮れば、良かったみたいです。

市松模様の白砂が綺麗で、こちらにばかり注目してしまいました。

続いては方丈へ

四隅に庭をめぐらせた方丈庭園が世界的にも有名です

方丈南庭神仙境を表現しているそうです

うずまき模様、とてもきれいで足跡がないんですよね

どうやって模様を作っているのかしら～、とみんなであれこれ話しながら見ていました。

禅の心には程遠いわね

続いては

方丈西庭

西庭は「井田市松」の庭。さつきの刈込みと砂地が大きく市松模様に入り

くず石を方形に組んで井田を意図して表現します。色彩の変化も楽しい庭です。

（東福寺ＨＰより）

一瞬、苔とも思える緑は「さつき」なんですね

と、いうことは５月頃には緑から赤に変化する市松模様を見られるんでしょうか。

閉門ぎりぎりまで東福寺を見て歩きました。

朝、７時に京都に着いてから一日楽しく過ごせました。

お茶会は朝早いけど、その分一日をいつもより長く楽しめるのが

良い所だとも思います

なんせ、４時５時起きですものね。

桐蔭席から東福寺へ