習慣は変えられる
名演説家と呼ばれるには、
豊富な知識があり饒舌なだけではダメだ、
という話を最近耳にしました。
聴衆の感情に訴えかけられる人こそが真の演説家だそうです。
畑違いではありますが、
そのことをこの本で体感しました。
この本はタイトルの通り「習慣」について書かれています。
自己啓発のジャンルに入るのではないかと思うのですが、
読み終えるまでに何度か泣かされました。
「習慣の力」が人にどう影響を与えるかという実例が紹介されているのですが、
そのひとつひとつに血の通った人生の物語があり共感感動せずにはいられませんでした。
感情に訴えかけてくる自己啓発本…
このことから名演説家ならぬ名著作家と勝手に認定します(^◇^)
「習慣の力」は諸刃の剣のようなもので、
良い方に働けば強力な味方なるけれど、その逆も十二分にありえます。
この本で扱う習慣の定義は、
ある時点で意図的につくり、やがて考えなくても毎日、何度も行うようになるもの。私たちはどのくらい食べるか、職場についたら何をするか、週に何回酒を飲むか、いつジョギングに行くかといったことを、ある時点で意識的に決めている。やがて決定をしなくなり、その行動は無意識のものとなる。それは神経学的には自然の結果だ。
…からの、
そしてこれがどのようにして起こるかを理解すれば、自分の好きなようにパターンをつくりなおすことができるのだ。
つまりは、
習慣ができる仕組みを理解すれば自ら習慣を自由に変えることができる、ということですね。
逆説的に言えば、理解していなければ習慣を自ら変えることは困難ということですね。
喫煙、飲酒、暴飲暴食、ギャンブルなどなど、
止めたくても止めれない習慣をお持ちの人は多いんじゃないでしょうか。
私もその中の一人なのですが、
この本はそんな悩みにとても役に立つものでした。
習慣がどのようにできていくかから始まり、
習慣の力、習慣の変え方、習慣をつくり出す方法…と、
これ一冊で習慣のすべてがわかるといっても言い過ぎではないと思います。
ちょっと厚い本なので読むのに時間がかかりましたが、
今までの生活を見直すきっかけになりました。
現時点で、
無人島に一冊本を持っていけるとしたらどの本?
この本!と即答するくらいのポジションにある愛読本です。
長くなってきたので、最後に(これまた長い)引用で閉めさせてください。
「私たちの生活はすべて、習慣の集まりにすぎない」
1892年にウィリアム・ジェームズはそう書いている。私たちが毎日行っている選択は、よく考えた末の意思決定だと思えるかもしれないが、実はそうではない。それらは習慣なのだ。一つ一つの習慣はそれほど重要ではない。しかし長期的に見ると、食事で何を注文するか、毎晩子供たちに何を言うか、お金を貯めるか使うか、運動をどのくらいするか、考えをどうやってまとめるか、そしてどんな手順で仕事をしているかといったことが、その人の健康や効率、経済的安定、幸福感などに大きな影響を与えている。
良い習慣をつくって幸せになりたいですね。

