私が宇宙理論を知るにあたり、1番はじめに多く触れたものは、エイブラハムの教えでした。
エイブラハムとは、私たちよりずっと高次元にいる宇宙意識の存在です。
エスター・ヒックスという方がエイブラハムの教えをチャネリングで言葉にしています。
たくさんの方の実体験を本やSNSなどの情報で知るようになり、
「こんな世界もあるのか!」と小さな子が宝物を発見したような、
とても心が弾んだのを今でも覚えています。
仕事の休憩時間に読んだり、家事や移動時間に聴いたりと
時間の限り現実から逃れるかのように情報に触れていました。
面白いーー!!というシンプルな興味と、わくわく知りたい欲求
そして、現実は何も変わっていないのに
とても心地よくて、それでいて穏やかな
何とも言えない満たされた感覚になっていました。
今思えばこれは私にとって波動の転換点になっていたのです。
フルタイムで働いて身体はクタクタ、人間関係でも悩みはあったのに
エイブラハムたちの教えが私を元気にさせていました。
私が情報にのめりこんで数か月経った頃
嬉しい気持ちと同時に、つまらないような、面白くないなと思うような
そんなモヤついた感情が生まれ始めていました。
宇宙意識の情報に触れている時と現実との落差が激しすぎて、
日々の人間関係や仕事にうんざりするようになっていったのです。
今まで何も思っていなかったわけではありませんが、
辛く苦しい気持ちが当たり前になっていたので、
うんざりしながらも、仕方がない変えられないものとして処理していたんだと思います。
ある意味で現実逃避にも思えるかもしれません。
それくらい宇宙意識の情報は私にとって楽しく、わくわくと思わせてくれるものでした。
この頃から座学のように日々頭に叩き込んでいた情報を、ひとつずつ実践するようになっていくのです。