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今日は3月8日、「サバの日」。「サ(3)」「バ(8)」の語呂合わせからこの日が記念日に制定されました。本日の夕飯は「鯖の味噌煮」にしようと思います。
さて、そんなサバについて、中学受験の理科や社会でも出題される「知られざる秘密」を、一緒に探ってみましょう!
背中が青くて、お腹が白い理由?
海で見ると、サバのような「青魚」は背中が綺麗な青色をしていますね。模様もよーく見るととても美しい。でもこれ、単なるお洒落ではなく、進化による「生き残り戦略」なんです。
背中が青い理由:空から狙う鳥の目をごまかすため、海の色に紛れる「保護色」。
お腹が白い理由:海底から見上げた時、太陽の光で明るい水面に溶け込む「保護色」。
生物学では、この仕組みを「カウンターシェーディング(対向着色)」と呼びます。敵から身を守るための、大自然の知恵です。ペンギンやシャチなどでも見られるやつです!
「青魚」なのに「赤身魚」!?
サバは青魚でもありますが、水産学上の分類では「赤身魚」です!
分類の決め手は、酸素を運ぶタンパク質である「ミオグロビン」の含有量。
100グラム当たり10ミリグラム以上あれば「赤身魚」、それ以下なら「白身魚」に分類されます。
ミオグロビンとは、簡単に言えば「筋肉の中のヘモグロビン」のようなもの。赤血球の中にあるヘモグロビンから酸素を受け取ってためておくためのタンパク質です。
回遊魚であるサバは常に泳ぎ続けるため、体内に酸素を蓄える必要があり、ミオグロビンが多く含まれています。そのため、実は「赤身魚」に分類されるのです。背が青く見えるのは外見の色であり、身の色は別ということですね。マグロやイワシは赤身魚です。加熱前の魚の切り身を見たら、ぜひ「この赤さが泳ぎ続ける秘訣か」と感じてみてください。
「サバを読む」はなぜ?~江戸時代の話~
皆さんも一度は使ったことがある「サバを読む」という言葉。年齢や数をごまかす時に使いますね。この言葉の由来は、サバの「鮮度が落ちやすい」という特徴にあります。
江戸時代、サバは大量に獲れましたが、傷むのが早かったため、漁師さんや魚屋さんは数も数えずに急いで売りさばく必要がありました。「いち、にい、さん……まあいいや、だいたいこれくらい!」と、適当に数をごまかしたことから、数値をごまかすことを「サバを読む」と言うようになったと伝えられています。知っていましたか?
サバをめぐる日本の漁業
中学受験で押さえておきたいポイントは、サバの「産地」と「漁法」です。
社会との関連も結構ありますね。
主な産地:近年のデータでは、長崎県が全国1位。茨城県(波崎港など)は2位の水揚げ量を誇ります。他に静岡県(焼津港)、千葉県(銚子港)なども有名です。
漁法:主に「巻網漁(まきあみぎょう)」や「定置網漁」で行われます。
資源管理:最近では、資源を守るためにTAC(漁獲可能量)制度という法律に基づき、獲っていい量が厳格に決められています。
★TAC(Total Allowable Catch:漁獲可能量)制度
サバ類(マサバ・ゴマサバ)は重要管理魚種に指定されている。資源減少に伴い、2025年には前年並みの約7.1万トン(太平洋系群、日本海側で削減傾向)へ大幅な削減が決定され、持続可能な漁業のための管理が強化されている。
水産庁HP
やってみよう!
スーパーで魚を買うときに、どこで水揚げされた場所なのか見てみましょう!
また、水産食品であれば、こんなパッケージがついていることがあるかもしれません。
ぜひお子様と一緒に探してみてください(社会の試験で出ることもあります)
🔳天然の水産物「MSC認証」(HP)
水産資源と環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた「天然の水産物」に対する国際的なエコラベル制度

🔳養殖の水産物「ASC認証」(HP)
環境負荷の低減、労働環境の確保、地域社会への配慮を基準とした「責任ある養殖水産物」に対する国際的なエコラベル制度

🔳日本の状況により即した「MEL認証」(HP)
水産資源の持続性と環境に配慮している生産者(漁業・養殖業)ならびに、流通・加工事業者を認定する、日本発の、国際的なエコラベル制度

これらのラベルがついた商品を積極的に購入することも、水産資源を守ることにつながります!
美味しさの秘密:なぜ味噌煮に「ネギ」?
実は、サバの旬は秋から冬。特に真サバは脂肪分が20%を超えることもあり、とってもジューシーです。
豊洲市場に展示してあった「冬の旬の魚」
ところで、鯖の味噌煮に欠かせない「ネギ」。これには実は「理科的な理由」があるのです。
サバには「トリメチルアミン」という生臭さの元になる成分が含まれています。ネギに含まれる香り成分(アリシンなど)や、味噌のコロイド粒子がこの臭い成分を吸着・分解してくれるのです。つまり、ネギと味噌は単に「美味しい」だけでなく、「魚の臭みを科学的に消す」という役割を果たしているわけです。まさに、料理は理科ですね!
【クイズ】サケはつぎのうちどれに分類されるでしょうか?答えは最後に掲載しています!
①赤身魚
②白身魚
③どちらでもない
【家でできるミニ実験】
生のサバの切り身に塩を振って10分置いてみてください。表面に水分が出てきます。これは「浸透圧」という現象です。塩の濃度が高いと、細胞内の水分が外に出てくるのです。この水分を拭き取ってから焼くと、臭みが消えて美味しくなりますよ!ぜひ今夜のおかずに試してみてください。
【答え:②白身魚】
サケはエビの仲間を食べて赤くなっただけで、筋肉のつくりは白身魚と同じ。本当は「白い身」の魚なんです。
食べ物で体の色が変わるのは、ザリガニやフラミンゴもそうですね!
鯖缶が宇宙に行ったお話、ご存じですか?
