BS松竹東急チャンネルでの「拝啓天皇陛下様」録画。

 

昭和前半部の軍隊を中心とした物語。

 主演は「長門 裕之」と「渥美 清」。

喜劇作品なので、新兵の困苦な生活も 総じてやんわりと描かれている。

 

虐めてくる古参兵役の「西村 晃」いかにもで、ピッタリ。

また 温情家の部隊長(一人だけ異世界に居るみたい)の役が「加藤 嘉」。なんとも不思議な味を出している。

 

もう一人、「桂 小金治」を久しぶりに見た。「ポンポン大将」が懐かしい。

 

( 見終わって気が付いたのだが、もしかしたらこの作品のヒットが、後の映画「兵隊やくざ」につながっているのでは、と。 主人公の鈍感さや頑丈さなども「勝 新太郎」風味には変えてあるが、相棒の兵がインテリだってあたりも同じだし。)

 

ただし この映画のエンディングはダメ。 喜劇なのだから、「見て良かったね。楽しかったね。」と終わってほしかった。 

 日本の映画は なぜだか 悲劇的に終わらせたがるのが 悪い癖だ。

 

このところ ピクサー作品が放送されていたので 録画して 順次 見ています。

 

「トイ・ストーリー」は 正統派の脚本で、奇想天外な部分は、ほぼ無いけれど 楽しめました。75点。 「パート2」も録画してあるけれど、しばらく寝かせておく予定。

 

「リメンバー・ミー」は、出来は良いのだけれど、のめり込むほどの作品ではない。特に「野良犬」の描き方が肌にあわなくて困った。  60点。

 

で、「インサイド・ヘッド」、これは脚本が練りに練られていて素晴らしい。 特に精神世界の構築が微に入り細に入り じつに丁寧で驚きました。

 

小学生高学年の少女の心の中、五種類の感情たちが 上手く表現されていて、GOODです。 舞台が ただ単に心の中「指令室」だけの話かと思いきや、そこから飛び出しての「記憶」や「思い出」などが、無限に存在するワールドへと広がっていくあたりは、ワクワクしました。85点。

 見事な脳内心中世界の構築と映像表現です。  

 

この主人公とも言うべき「喜び」の声を「竹内結子」さんが演じていたって事が、今となると「寂しく空しい」です。

 

 

朝ドラの「虎に翼」を見ていたら、ここ二日間、出演の女優に覚えがあった。

 

若いころの「星野真里」に雰囲気が似ているなぁと、考えた。少し経って思い出した。

「美山加恋」だ! 数年前に「パン関連の番組」で見て以来である。

 

 幼女時代の面影が残ってはいるものの、もう彼女も二十台後半か。

迫力ある役柄もこなせる様になったのね。良かったような 寂しいような。