BS松竹東急チャンネルでの「拝啓天皇陛下様」録画。
昭和前半部の軍隊を中心とした物語。
主演は「長門 裕之」と「渥美 清」。
喜劇作品なので、新兵の困苦な生活も 総じてやんわりと描かれている。
虐めてくる古参兵役の「西村 晃」いかにもで、ピッタリ。
また 温情家の部隊長(一人だけ異世界に居るみたい)の役が「加藤 嘉」。なんとも不思議な味を出している。
もう一人、「桂 小金治」を久しぶりに見た。「ポンポン大将」が懐かしい。
( 見終わって気が付いたのだが、もしかしたらこの作品のヒットが、後の映画「兵隊やくざ」につながっているのでは、と。 主人公の鈍感さや頑丈さなども「勝 新太郎」風味には変えてあるが、相棒の兵がインテリだってあたりも同じだし。)
ただし この映画のエンディングはダメ。 喜劇なのだから、「見て良かったね。楽しかったね。」と終わってほしかった。
日本の映画は なぜだか 悲劇的に終わらせたがるのが 悪い癖だ。