気のまま観察 -5ページ目

おきなわワールド

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横文字小説

 読んでくれる人が面白いと思ってもらうために、今まで読んで想像していた小説から書き方を勉強したり、どんな文章なら想像出来る小説になるかと考えてオリジナル小説を書く。
 確かに横文字小説は会話文が多かったり、ページや文字数が決まってないノベル。縦文字小説の方が本物の小説だと思われても仕方がない。
 私の小説は横文字小説、面白かったよの言葉やあの表現だと駄目だ、もう少しキャラの動きを増やそう。そのコメントが嬉しい。

「小説の横文字って、有り得ない」

 いつものように、仲の良い仲間との会話から出てきた言葉。
 キッカケは、携帯小説のドラマから。小説サイトのアニメの話が出て、彼女は有り得ないと言う。

「面白そうだからサイト行ったら横文字、読む気失せるよ」
「アニメは面白かったんでしょ?」
「面白いよ。でも横文字はダメ、小説って認めたくない」

 話したこともない人の言葉なら無視出来た。でも目の前にいるのは…。心臓が煩く鳴り響き、呼吸が上手く出来ない。
 友達が私の方に視線を向けてから「サイトで小説書いてる人の中にも、縦文字にした人もいるし縦文字にしたい人もいるよ」と、仲間に言う。

「ケータイ小説は素人の小説で、本物の小説を馬鹿にしてる。○○○○○ってサイトや○○○○ってサイトは、小説を読むために課金しなきゃいけないでしょ?読んでつまらなかったら、返金してもらえる?」

 確かに小説家と違って素人で、お金を支払って読むシステムを利用してる方もいる。そのシステムの中には読み切りも有る。
 彼女の話だと、漫画が面白くて原作者の小説を読もうと小説本を買った……原作小説はつまらなくて本を買ったことを後悔したと言う。
 それからは横文字小説を小説だと思いたくないのだそうだ。




 彼女が読んだ小説のタイトルは聞かなかったけど、内容から察しがつく。
 昔の小説を書き直したいと思って、修正を数年前からしている。話が変わった小説も有る。
 私の小説は無理だけど、いつか彼女が面白い横文字小説を見つけて、彼女が好きな小説家が実は嫌いといったサイトからプロになったことを知る前に、横文字小説を好きになってほしい。

 彼女の横に座っていた女性は「彼女に教えて、彼女が好きな小説家を嫌うか知りたいな」と言ったが、私は知りたくない。