チラシと二還胴 | 雄勝法印神楽師のブログ

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雄勝法印神楽は、基本的に舞手は面をつけて奉納します。

その中で唯一面を外して舞うのがその日の一番最後に奉納されるのが「チラシ」という舞

 

チラシはそれ単体の演目ではありません。

最後に奉納する演目の後に続いて舞うのです。

 

雄勝法印神楽のトリの演目といえば、日本武尊か産屋なので、この二つの演目の構成の一部と勘違いしている神楽師も結構います。

でも定義としては「その日の一番最後の演目の後」が正しくて、例えば、地区の祭典で急遽祭りを早くやめなければならない事情が発生したりすると奉納中の演目の最後にチラシを行います。

 

チラシは雄勝町民なら大好きな場面の一つでもあり、祭りの終わりを告げる一抹の寂しさも感じるものです。

荒型の神楽師ならあこがれる役回りだし、これを行った後の達成感たるや半端ないです。

そして、最も疲れる。。。

 

ちなみに、一番嫌いな稽古は、「チラシ」ですね。一番キツイです。15分以上やったら絶対筋肉痛

 

チラシを舞っている神楽師を見たら、「あー明日は筋肉痛だね。」と思ってください(笑)