2008年11月01日(土)

叡電デオ600形引退(03)

出町柳 10:22 →宝ヶ池 10:31 (予定)

出町柳 10:22 →宝ヶ池 10:34 (実際)

叡山電鉄叡山本線普通

叡電デオ700系デオ730形デオ732

出町柳駅の駅舎自体は京阪と叡電の共同使用となっていますが、改札口は別々となっています。

すでにデオ600形を使用した臨時列車は出発しています。後続の電車で宝ヶ池駅に向かい、八瀬比叡山口駅から出町柳駅に向かう列車を狙うつもりです。

デオ730形は京阪1800系(2代)の廃車発生品を流用して製造されたので、製造当初からカルダン駆動です。
京阪1800系(2代)は、京阪本線系統の1500V昇圧時に車両不足を解消するため、余剰となる600系の車体と1800系(初代)の台車・電装品などを組み合わせて1982年から1983年にかけて登場したものです。昇圧対策として、旧形車は6000系を新製して置き換えていましたが、全部を一気に置き換えるに莫大な資金と留置しておく場所も必要です。そこで暫定的に、手持ちの車両の中で継続使用可能なものを組み合わせただけでした。そのため冷房すら取り付けられずもっぱら支線運用となっていました。1988年から1989年にかけて6000系が追加新製されると真っ先に廃車となっています。このデオ730形に利用された住友金属工業のFS310形台車は、当初1810系の台車として登場しており、1800系(初代)が本来履いていた台車ではありません。多分形式間で台車の振り替えが頻繁に行われており、それが1800系(2代)改造の際集められたからでしょうか。ちなみにこの塗装ですが、グループ会社の京都バス・京福バスの塗装に準じたものですが、現在は塗り替えが進行中であり、近いうちに見られなくなります。

出町柳駅に到着です。

屋根から吊り下げてある駅名標は古いタイプですが、直前の10月19日から駅ナンバリングが導入されたので、ステッカーで対応していました。

まだ時間があるのでコーヒータイムです。

叡電のエースとも呼べるデオ900形「きらら」です。11月ということで観光客が多いので、あえてこれに乗車するのは避けています。

出町柳駅行きのデオ800形とすれ違います。

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