おはようございます!ハーブとアロマのマニアと自他ともに認めるかくもとくみです。地元湘南藤沢辻堂でハーブとアロマの講師をしています。

お友達のMちゃんから、どくだみ化粧水の作り方を教えて~と連絡が入りました。今年はどくだみの花はいつもよりすこーし早く満開を迎えた気がします。フェイスブックでもドクダミ化粧水づくりに励む方々が多いですよね~。kumincureもその一人です。

まず、いつものドクダミ化粧水の作り方。




<今回の材料>

フレッシュのドクダミの葉と花 90g

ウォッカ 700ml

煮沸沸騰した清潔な瓶の容器(今回は、ダイソーの900ml容器を使ってます)

※こちらは収穫して瓶に詰め込んだときの容量です。

 

適当で大丈夫なんだけど、だいたいフレッシュのどくだみ1に対してウォッカを5~7の比率で加えることをおすすめします。

 

※今回の材料はウォッカがちょっと多めになってしまいました。

※ウォッカは40度のスミノフ(赤いラベル)を使いました。

 

ホワイトリカーでも大丈夫ですが、なるべく度数の高いものにしましょうね。

 

どくだみの葉はいつ収穫するのがいいの?

はこちらを→

 

<作り方>

ドクダミを収穫して、虫やほこり?を落とすためによくはたきます。kumincureの庭のドクダミなので、空気はきれい。洗わなくても大丈夫だと勝手な安心感があります。葉っぱを取り除き、瓶へギュギュっと詰め込みます。ウォッカを葉っぱがひたひたに浸かるように注ぎます。

 

しっかり蓋をして、この状態で1か月~3か月、風通しのよい日陰で放置するだけ。3年かかるものはもっと効能があると書かれている資料もありました。2017年度、本格的に実験し始めて2年がたちました。たしかに1ヵ月のものや3ヵ月のものとは香りが違うのが誰もが感じられます!2018年度3年たったものがどうなったか、またご報告します。

 

※なるべく1日1回はふりましょう~

※通常は収穫したら洗います。洗うと水分がたくさんつくので、乾かす必要があります!一晩、少な目の束にしてつるしておくといいと思います。

 

<使い方>

上記で作ったものはドクダミのチンキと呼びます。ドクダミチンキ5mlに対して精製水95ml加えてよく振ったものがどくだみ化粧水となります。今年は、これにいろいろ精油をミックスさせて使ってみますね~。このドクダミチンキをいつも飲むドリンクに数滴たらして飲んでもいいのですよ~。アルコール消毒の代わりにドクダミチンキを薄めたものを手にすりすりしてもおすすめ。うがい薬にもいいですよ!


ドクダミは「十薬」と言われ、生薬の世界では利尿作用、便秘改善、皮膚病改善、抗菌作用があるお薬として知られています。
蚊に食われたとき、ドクダミの生葉を揉んで擦り込むとかゆみが治まります。

 

香りは脳に直接作用します。いやな香りだと思っているときは「今は必要ない香り」なんです。風邪を治したいと思うとき、ドクダミの葉がとても居心地のよい香りに変わります。

 

ドクダミだからとか左脳で意識せずに、あなた自身の五感を磨いて感覚を養ってみてください。心静かに深い呼吸をして、「今自分が必要としている香りはなんだろう」と意識をすると、とーっても面白いことが次々と起こりますよ!

 

たくさんこのブログを見ている方!

気を付ける点もあります!

ただ、ドクダミには光線過敏症を引き起こす可能性が言われています!

がぶがぶ飲みまくる、塗りまくる、という事をしてしまうと、光線過敏症になってしまう可能性があると症例報告されております。

どんなによいものでも適量があります。使用量には注意しましょう!

 

さらに、ドクダミの花だけをチンキにする方がいらっしゃいました。

ドクダミの花には美白の効能があるとか???

 

この情報を知ってしまったkumincureは、早速また収穫しに庭へ。

 

投稿されたみなさまは、ドクダミの花を収穫しています。


 

でもkumincureはつぼみに目をつけます

 

理由は?

 

バラの花も朝早く、花が開く前に収穫して水蒸気蒸留法により精油にします。カモミールは花が開きかけた時が一番おいしく、開ききった花ではおいしさもカモミールのすばらしき効能も落ちてしまいます。ラベンダーもタイムも、精油を抽出する際には開花直前。

 

そう!

花を開かせるために植物はがんばって効能を発揮させるのです。

 

花が開いてしまったら、植物は効能をだす必要がなくなります。

 

だから、kumincureは、どくだみも、開いた花ではなくて、つぼみに注目してみました~。

 

どくだみの葉はいつ収穫するのがいいの?

はこちらを→

しかし、広大なわが庭???をみても、すでに満開ばかりで、つぼみはたくさんは収穫できませんでした。

 

開ききった花ではなく、開いたばかりの花を選んで、つぼみと一緒にウォッカにつけ込みました!


 

<材料>

 

どくだみの花とつぼみ フレッシュで30g →洗って一日乾かすと10gになりました。

 

ウォッカ 100ml

 

※ドライのハーブはハーブ:ウォッカ=1:10が基本です。

 

※ドクダミは日陰干しがよいといろんな本に掲載されています。

 

<作り方>

 

煮沸沸騰した消毒瓶に加えて1~3か月放置するだけ~

 

どくだみの花とつぼみのチンキ。

 葉っぱのチンキとの違いがあるのかないのか?

実際に使って試すのが楽しみです!

→2017年度、実際にいろいろ試しました!

 

葉のチンキと花やつぼみのチンキとでは香りが全然違います!!

フローラルで、花やつぼみのチンキはドクダミの香りがまったくわかりません!

 

ドクダミの名前の由来は、「毒や痛みに大変効く」ことからきたとか、

特有の臭気から、「何かの毒を隠し含んでいるのでは?」と推察され、毒を溜めた草「ドクダメ」から変化したとか。

重要な薬草の意味で重薬ともいい、多くの別名を持ってます。


生薬名は十薬(じゅうやく)といい、「十の効き目がある」という由来で、その優れた薬効がうかがえます。

 

ドクダミ独特の匂い成分は、デカノイルアセトアルデヒドとラウリンアルデヒドであり、熱を加えたり乾燥させると臭みが弱まります。

 

お茶にする場合は必ずドライにして!(日陰干しです)

  ミントと混ぜて飲むのがkumincure流。

すっきりしたのど越しで、意外においしいのですよ~

解毒作用で便秘の改善に役立ちます。

利尿作用があるから、むくみを改善したり、膀胱炎、尿道炎の症状を緩和するなど、体内の水分調整に効果があるといわれています。


 

天ぷらにすると、独特な風味が良い味を引き出してくれるそうですよ~

(ただ、我が家では天ぷら料理は年に一度もだしません。だって野草でもなんでも天ぷらにしたらおいしく食べやすくなるに決まっているから芸がないもの!)

 

ベトナムでは生春巻きやサラダの材料として、ナンプラーをかけて臭みをなくして食べるそうで、アメリカではVAPCAと呼ばれて、ベトナムハーブとして紹介されてます。

私はガパオなど作る際には必ずドクダミを加えてます!

味にうるさい主人も、好き嫌いの激しいわが子も、ドクダミが入っているとは知らずに「おいしいおいしい」と食べてくれます!

どくだみはほんとにおいしいですよ!
 

水虫には生薬を挟んで塗布。

 

ドクダミは、アトピー性皮膚炎の症状が緩和すると研究発表されたばかり(2013年)


 

雑草と思ったら、生えすぎて嫌な存在。

 

でも私たちにとって活用できる薬草と思ったら、とても貴重な存在です。

 

しかも、ドクダミの花の咲き始める、成分が一番多い、この時期にしか、収穫できない!

 

ドクダミを見つけたら、収穫してみてね~


最後まで読んでくださりありがとうございました。

ハーブやアロマをこよなく愛し、生活にいかに取り入れていくかを研究しているkumincureこと角本久美でした。

取得するまで3年以上かかるJHS認定上級ハーブインストラクターを修了し、2017年7月に卒論発表をします。

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター

日本産アロマyuicaスペシャリスト

資格とはだれでも取得できますが、それをどう膨らますか。

ハーブとアロマの融合した講座が大人気で、おかげさまで告知すると満席御礼が続いてます!

リピーターさまさまです!

いつもありがとうございます!

 

 

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