みなさまこんにちは。
はづき数秘術アカデミー
特別認定講師 田上久美子です。
昨日、子どもに対するこんな言葉を耳にしました。
「毎日やらなきゃいけない事がないと、ダメな人になっていくよ（立派な大人になれないよ）。」
それを聞いた私は
「おお…。それは困るね…（それが本当なら…）。」
って思いました。
だけど、時間の経過とともにやっぱり違和感。
それ、本当にそう？？？
「ちゃんとしないと、
規則正しく生活してないと、
やる事やらないと」
と、言ってる大人たちは
そういう規則正しい中で、
言われたとおり、
おりこうさんに育ってきた結果、
▪︎誰かと同じじゃなきゃ不安
▪︎誰かに認められないと不安
▪︎人の目があるから人とズレてると思われてはいけないから自分の意見は言えない（誰かと同じ事なら言える）
▪︎人の目があるから人とズレてると思われてはいけないから失敗したら恥ずかしいから自分のやりたい事は出来ない（みんなと同じ事なら出来る）
▪︎人の目があるから人とズレてると思われてはいけないから自分勝手だと思われてはいけないから自分に正直に生きられない（やってる人を見るとザワザワする）
▪︎そもそも自分の好きがわからない
な大人になりました。
…
…
「立派な大人」って、なんでしょうね。
子どもでいられる時間って、
長〜い人生の中の本当に短い期間。
その短い時間さえも、
普段子どもたちは、大人たちから
管理されて過ごしています。
その「管理」とは、
失敗させないように
笑われないように
いい子に育てなきゃ
成績のいい子に育てなきゃ
ちゃんと育てなきゃ
ちゃんと…
ちゃんと…
その根底にあるのは、
「期待」という名の「不安」
今回の突然の臨時休校措置。
夏休み、冬休み、春休みは、大人たちが用意周到に管理体制を整えてますが、
今回ばかりは、後手後手でした。
大人たちは「何かやらせなきゃ」と躍起になっている様ですが、
突然のこのお休み、
私は宇宙からのメッセージだな〜って思います。
「子どもたち〜！
もっと自由に遊びなさ〜い✨✨」
「大人たち〜、
大丈夫だからもっと肩の力を抜いて〜✨✨」
って（笑）
長〜い人生の中の、ほんの数週間。
「暇すぎてつまんない」
を味わうことで
「勉強したい」
と、思う子も出てくるでしょう。
「誰にも何にも邪魔されず、
自分のやりたい事に没頭する」
を経験して、
自分の好きなことが見つかった
という子も出てくるでしょう。
ふとやってみたいと思った事を、
誰からも制限されず
やりたいだけ
やってみる体験
この体験が、大人になった時に
自分の意思で
自分の人生を選択できる人
を作っていけるベースになると思うのです。
その時、私たち大人が取るべき対応は、
「見守る」
これだけなんですね。
良かれと思ってアレコレ口出しすると、
素直で聞き分けのいい子ほど、
自分では決められない、自分の考えに自信を持てない、指示待ちな人になってしまいます。
親の目（価値観・評価）ってね、
大人になっても影響し続けるんですよ〜。
それだけ影響力が大きいんです。
子どもって、何かをやっていて、
ふと不安になったとき、心配なとき、
親や大人の目を見ますよね。
その時、
「ちゃんと見てるよ」
「ちゃんとわかってるよ」
「大丈夫だよ」
の、アイコンタクトがあるだけで、
子どもは安心してその先へ進んで行きます。
大人たちは、「不安ベース」からアレコレさせようとせず、
子どもの可能性を信じて、
子どもの「やりたい」を尊重して、
長〜い目で見守ってみてはいかがでしょうか。
そしてね、
いつも頑張っているパパもママも、
この強制終了をポジティブに受け止めて、
たまにはゆっくり休んでみてくださいね。
誰かが決めた正解を、
誰かに褒められるために生きる時代から、
自分の望む生き方を、
自分で選択する時代へ。
kumiko
LINE@
田上久美子の
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