先月の出来事2 | のんびりと・・・・・

のんびりと・・・・・

平凡のようで平凡でない。そんな私の歩く道。

私は父の病院へ電話をしました。
カウセリングの件と、父ともう一度ちゃんと話そうと思う事を。
すると、看護士は丁度父と話した後だったらしく、
父の気持ちは
家族がもう少し自分を心配してほしい事。
母に対しても、物忘れが激しく、同じことを言うたびに、どうしてもイライラして
怒ってしまうこと。
治療には家族の協力が必要なのに・・・
父は、カウセリングをさせられることが家族から見放されたと思っている
みたいでした。看護士も今はまだ父にはカウセリングは必要ではないと
思うとの事で、私も、ちゃんと父と向き合って話しますと伝えました。
それから母に電話をすると、父から電話がきて
「また、○○(長女)が余計なことをしやがった!
もういい!俺は遠い病院へ行く!」と怒って電話を切ったそうです。
母は、呆れた声で「もうそっとしておけば・・・」と言いました。
「どうせ言っても、人のいう事なんて聞く人ではないんだから」
確かに、父はそんな人間です。今までもそうでしたから・・・・
でも、今回はそんな事でいいのかなって思い、私は一人で病院へ行きました。
行く車中は、自分の気持ちをちゃんと言おうとあれこれ考えました。
でも・・・・・
病室に入る「なした!」と父が不機嫌そうに言いました。
私は「一人で来ちゃダメだった?」と明るく言いましたが・・・・
いざとなると、何から話して良いか分からなくなりました。
私は「お姉ちゃんが悪いわけじゃないんだよ。私が相談したから・・・
皆、心配してないわけじゃないよ・・・・お父さんだって私達に
言えない事もあると思ったし・・・・・何も言ってくれないし・・・」
父は「うるさい!!俺の調子が悪いのに
なんでこんな所でワーワー騒ぐんだ!何で家で言わない!俺の事なんて
心配しなくていい!!お前は自分のことだけを心配しろ!」
そういうと背中をむけてしまいました・・・・
そういわれると、言いたい事がたくさんあるのに、私は何も言えなくて・・・
私は、思うように言いたい事が言えないもどかしさや
私の気持ちが伝わらない悔しさに、ただただ泣くしかありませんでした。
「親が病気になっているんだもん。心配しないわけないでしょ?」と私・・・・
「だったら何で人頼みにするんだ!何を考えているんだ!このままなら
治るものも治らないだろ・・・ま、どうせ治らないしな」と父・・・・
「だって、どうしていいか分からなかったから・・・・・」と私・・・・
父はそのまま背中をむけたままでした・・・・・
父の背中を見ながら、涙だけが止まらず、何も言えませんでした。
肝心なときに、ちゃんと自分の気持ちを言えない・・・・
私は、いつもそうでした・・・・結局何も変わってなくて・・・・
最後に「私達も心配している事だけは分かってほしい、
これからは人頼みになんかしないから、お父さんも
遠い病院は行かないで・・・・」そう言い「もう帰るね・・・・」と言いました。
父は最後に「車に気をつけて帰ろよ」と2度程言い
「お母さんをちゃんと見てろ」と言いました・・・・
病室を出て、こんな所で泣けないと必死に堪え、車についた途端
声をだして泣きました・・・・・・
父の為にと思ってした事が裏目に出てしまった事に罪悪感がいっぱいになり
私の気持ちを分かってくれない悔しさでいっぱいでした・・・

そして、私は決めました。
しばらく、この件に関わらないようにしようと・・・・・
もう、私の気持ちも限界です・・・・・
これでは、私がつぶれてしまいます・・・・・
後は、とりあえず母を”物忘れ外来”に近々連れて行きます。
母と一緒に居ると私でさえ、同じことを言うとイライラしちゃいますから・・・
と・・・・
何だか疲れた一日でした・・・・