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石井 久美子 です 
２０１７年本屋大賞翻訳小説部門受賞
ハリネズミの願い
読まれましたか？
難しい本が読めない私。
これは童話形式で書かれた物語だったので楽しく読めました。
自分に自信がない臆病で孤独なハリネズミ。
ハリネズミが頭の中であれこれ考えごとをしてあらぬ妄想をして、結局前に進めない。
そんなハリネズミの姿にときに自分を重ね、身につまされるような感じでした。
読み進めるうちに、なんとも愛おしいハリネズミに「がんばれ～」とエールを送りたくなるのはやっぱり、自分と重なる部分があるからかなぁ。
ときどき出てくる哲学的なメッセージが心に響く。
ぼくは存在している。
なにが存在しないか知ってる？
<あとで>。
<あとでは存在しないんだ>。
<いま>だけが存在する。
著名人の方たちが書いた帯のコメントがとってもいい。
さすがです。
読むたびに、新たな発見が出来そうな本です。
そのときどきで読む人にとって必要なメッセージが受け取れると思う。
何度か繰り返して読みたいです。
まだの方、是非読んでみてくださいね。
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ハリネズミの願い
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明日もいい日でありますように 
最後までお読みいただき、ありがとうございました 