みなさんこんにちは。 今日は病院事情について少しお話ししようと思います。
みなさんが患者として病院を選ぶ際、何を重視しますか?
クチコミ、ネームバリュー、それとも専門性でしょうか?
個人差があると思いますが、ひとつの勘違いがあります。私の父も勘違いをしておりました。その点を説明します。
それは、「公立〇×病院は必ずしも公的医療機関ではない」ということです。
もちろん、公的な病院も存在します。
大切なのは「フルネームを確認しましょう!」ということです。
例えば、「〇▽社団法人 〇□協会 公立〇×病院」とあれば、これは民間病院です。運営している組織が〇□協会という民間組織であり、職員も公務員でもなければ準公務員でもありません。
公立(こうりつ)とは、地方公共団体によって設立・管理・運営される施設のことです。
この場合、公的機関が建てたものの、管理運営は民間に委託されているわけです。地方自治体の財政難や医師不足により、自治体病院が民間に移管されることもあります。
では、公的医療機関と民間病院の違いは何でしょうか?
それは目的です。
公的医療機関は市民のニーズに応え、適切な医療を低コストで提供することが目的です。営利を追求するものではありません。
一方で、民間病院は利益追求が主な目的となります。儲からない医療は提供されず、儲かる検査や診療が行われます。
要するに、私が患者だったら、公的医療機関を選ぶということです。
どちらも職員として経験したことのある私としては、やはり感じるものがあります。
民間病院は無駄に検査を行い、全ての検査データを揃えてから診断しようとします。それが儲かるし、医者も楽だからです。病棟健診を行い、本来自費の健診を保険診療で行って利益を上げようとします。
もちろん、適当な理由をつけますが........。
医者が肺炎疑いや腫瘍疑いと言えば、本当でなくてもそうなってしまうのが医療の世界です。。
経営者は常に儲けを考えています。会議の場で「入院を増やしてほしい」とか「入院日数を伸ばしてほしい」といった発言があることには驚きます。
「えっ!? 必要だから入院しているんじゃないの?」って思いますよね。
そのような病院は公立を名乗るのはやめてほしいものです。誤解の種です。
最後に、民間病院でもすばらしい医療を提供しているところもあるということを述べておきます。