アリスターオーフレイム、入場にPRIDEのテーマ曲を使用後に敗戦！！

勿論、曲のせいなんかでは無いですよ。ミオシッちゃんのパフォーマンスが上だっただけ。

でも僕みたいな過去データがどうとか、身長が、リーチが、軽量の時からどのくらい膨らんでるとか、

そういうデータ型快楽主義ことオタクに言わせりゃ、結びつけざるをえない…

PRIDEを背負った人が全員負けたわけじゃないにしろ、多い敗戦数と敗戦後の「ああ、PRIDEが負けた」という印象が何倍にも喪失感を増大させる。

未だにね、ショックは受けるもんだと、少し感心すらしますよ。

なんとなく、アリスターについて振り返る…

ベウフォート戦、後ろ姿ですが。細いなあ。

PRIDEでの好印象はこの辺りからですかね。

ハンマー持って入場してた頃。あのパフォーマンスは謎でした。

次戦でのボブチャンチンまで含め、ノリにノってたショーグンをどうかしてしまうのでは？という幻想を生んでました。

2016年9月現在、写真の二人はUFCメインイベンターやってるのもすごい。

ベウフォートはPRIDEっていう印象薄いですがね。

ここから階級を上げて負けが込み…

PRIDE崩壊後、気付けば別人のような身体に。

成功した(？)肉体改造による圧倒的パワー、

元々の武器であるテクニカルなスタンドと重い腰、

生まれ持っていた高身長と長いリーチを駆使して、総合だろうがキックだろうが勝ちに勝ちまくる。

併せて上手になった「喋り」も相乗効果を発揮して、とくにK1 においては最後の大ヒールとして活躍しました。

ボブサップを皮切りに「モンスター路線」と呼ばれるK1のマーケティングに対してアンチアンチしまくってた当時の自分にとって、

総合格闘技からの刺客であるアリスターが勝つ姿には、大変気持ちよくさせてもらいました。

ライト層の多くからは、サップの代替えだと思われていたと気付いた時には悲しんだ。

巡り巡って、UFCへ。

この頃には日本でもUFC派ファンが大挙するようになり、いつのまにか「MMA」という単語が一般的に。グッバイ総合格闘技。

ここでもヒールぶりを発揮、話題の中心は不自然な身体と普段の振る舞い・性格に集まります。

日本の格闘技バブル期には「暗黙の了解」となっていたパフォーマンス向上薬、既にUFCでは様々な取り組みによる淘汰を試みており、参戦前からアリスターは悪い代表例としてファンから叩かれてました。

案の定、全盛期から比べてみるみる身体が萎むアリスター、当然のように成績も不振に…

なったと思いきや、もう単に才能の有無ですよね。

UFCに対応しきり、昨日までは勝利の連発。

ここにきて重い腰の再評価、重要さが活きてきます。

満を持して挑んだ、昨日のタイトルマッチは敗戦。。。

正直なところ、アリスターがPRIDEを背負ったのは「？」という感じでした。ピンとこない。

PRIDEでは成せた記録が無いですから。

良い思い出ならDREAM、Strikeforce、K1なんですよ。

一晩寝かせて考えた結果、彼はPRIDEファイターとして誇りを持っていたんだなと。

どこのリングで活躍しようが、PRIDEで闘っていた自分がいることに価値があると。

色々なタイトルを持ちましたが、全てPRIDEの代表としてやっていたのか。ならば熱いですね。

PRIDEは死んだ？そう思った時期もありました。

でもまだ、

ヴェウドゥム、マークハント、ジョシュバーネット、ショーグン、ホジェリオ、ダンヘン、、、

メインイベンターがこんなにも居る。

まあ彼らがやっているのはUFCであり、MMAであり、PRIDEでも総合格闘技でもない、そして最高峰のスポーツである。

もはや闘いではなく、ゲームとしての側面が強い場所なんですよね。

血湧き肉躍る闘いが、スーパーファイトで実現すると思いきや、

試合時間のほとんどは、しっかりゲームでしたね。

こりゃあこれで、まあなんとも楽しめるんですけど…サンキューフジテレビ、サンキューUFC TIME！！

でも、今回のアリスターのように誰かがテーマ曲を使う、

誰かがPRIDEの名を挙げる、

その度に少しだけ興奮して、少しだけ喜んで、

負けては悔しがる、悲しむ。

これだけ愉しんでるんだから、遺物だろうが歴史だろうが、まだまだ生きてるんですよね。

こっちはどうか？

動くまでは分かんないね。ヨロシクフジテレビ！

金を落とさない！！

死亡フラグ